Kyoto Sangyo University Academic Repository / 京都産業大学学術リ
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Common People Finance and Mutual Aid in Modern Japan
わが国では明治期以降、近代的な金融制度が整備されていった。その中で庶民金融は多様な展開を遂げた。しかし、庶民金融に対して公的機関が十分に機能していなかったので、多くの問題を抱えた。本稿は庶民金融のなかで大きな役割を果たした「無尽講」を取り上げ、その展開過程を考察した。無尽講は明治期以前から庶民の間で広範に広がっていた。とくに相互扶助を具現化したものとして知られている。
無尽講は近代社会において商品経済の浸透や経済変動の影響を受けた。その過程で、会社形態に移行したものもあったが、現在は無尽講という名称はほぼ消えてしまった。多くの先行研究では無尽講や庶民金融にふれているものの、それらが経済に果たした役割にはあまり言及されていない。さらに相互扶助という精神が、経済に生かされたかどうかはあまり触れられていない。
現在、マイクロファイナンスが注目されている。とくに、経済格差が広がるなかで、小口金融が貧困を緩和できるかどうかに注目が集まっている。一方、東アジアには多くの相互扶助組織が機能している。まさにこれらは無尽講にあたるものであり、本稿は、経済格差などの現在の経済問題の改善に何らかの寄与することをめざしている。departmental bulletin pape
Gift Theory and Exchange Principle : Considerations on Suijo
推譲は報徳思想のなかの重要な概念のひとつである。この概念は経済の世界に限定すれば、投資となるが、道徳や倫理という視点を加味すれば、贈与に置き換えられる。贈与は社会学や人類学の研究では、よく使われる概念であり、これまで贈与論をめぐって、数多くの議論が繰り返されてきた。哲学においても、この言葉がよく使われ、論争が繰り広げられてきた。近年では贈与を政治・経済・共同体の新たな原理として考えていこうとする動きもある。この動きはまさに推譲の再考といえる。
本稿では、これまでの贈与論を検討し、推譲の概念との関連について考察した。贈与は近代社会において抑制され周辺化された概念であった。しかし、実際には日常社会や家庭生活という身近な場では、むしろ贈与の論理が活用されてきた。二宮尊徳が活躍した幕末期においても同様のことがみられた。贈与の論理と、商品経済の浸透にともなって交換原理が錯綜する村や家において、二宮尊徳は経済活動の維持にとって贈与(推譲)が必要であることを強調した。地域社会や家の新たな結びつきを考える際に、推譲は重要な概念といえる。departmental bulletin pape
The Institute for World Affairs as a Place for Fusion of Various Sciences : Its History and Future
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Policing in Emergency : Management and Relationship with Stakeholders in the case of the Great East Japan Earthquake
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