Kyoto Sangyo University Academic Repository / 京都産業大学学術リ
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Current status and issues of research on written materials excavated from Heiankyo ruin
本稿は,平安時代の平安京・近郊地域を対象とする出土文字資料研究の研究史を俯瞰し,現状を評価し,今後の方向性について提言したものである。まず1960 年代以後の研究史を概観し,平安時代の平安京・近郊地域を対象とする調査・研究の全体状況を概説した。次に1994 年の『平安京提要』発刊以後の調査・研究について,仮名資料など重要事例を中心にその成果を振り返った。最後に,今後の調査・研究の課題について,自説を述べた。departmental bulletin pape
Discussion on the Seller's Obligation to Take Back the Goods after the Termination of a Sales Contract in Germany : A review of the judgment of the German Federal Ordinary Court of Justice, Civil Division VIII of November 29, 2023.
本稿は,売買契約において引き渡された瑕疵のある物(有害廃棄物)を契約解除後に売主が引き取る義務があるかどうかが争われたドイツ連邦通常裁判所2023 年11 月29 日判決を素材に,契約解除後の売主の目的物引取義務(受領義務)の問題について検討を試みるものである。わが国でも,契約不適合な物の引渡しを理由に買主が契約を解除(民法562 条,541 条,542 条)した場合に同様の問題が生じうるところ,この問題について議論の蓄積があるドイツの状況を整理・検討することは比較法的な観点から意義があると考える。本稿では,本判決の事案の概要と判旨を紹介し,理論的な観点から本判決の分析を行った上で,そこから得られる知見を整理し,最後に,日本法への示唆を述べる。departmental bulletin pape
Report on Student-Led Multilingual Speaking Events in the Global Commons : Proactive Efforts and Learning of Student Staff through Organizing “Let’s Chat” Events
京都産業大学のグローバルコモンズ(GC)では、2021 年4 月に始動した学生ボランティアスタッフ(LINK)の主導で、外国語や異文化に触れながら学生同士を結ぶ様々なイベントを実施している。当初に立ち上げた英語イベント「Discussion in English(DiE)」は、現在も多くの参加者を集めている。2022 年4 月以降は、DiE を基盤に、学生の専攻や専門分野を活かした新たなイベントが生み出され、参加者層を広げながら活発な活動を続けている。多言語イベントでは、2022 年11 月に開始した「ロシア語で話そう!」をきっかけに、2023 年5 月には、スペイン語とドイツ語の会話イベントも始まり、毎週定期的に開催している。本稿では、ロシア語・スペイン語・ドイツ語、3 つの「話そう!」イベントを主催する学生スタッフたちと共に、立ち上げの経緯と概要、実績を報告する。また、主体的な取り組みを通じて彼らが得た学びと経験について共有する。更に、GC の学習支援の観点からの考察と今後の展望について述べる。departmental bulletin pape
A Comparative Study of R&D Activities of Electronic Components Industry Using Patent Information
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Works in supply chains : Quality assurance in food manufacturers
本資料では,食品メーカーにおける品質保証部門を対象として,1)事業活動を行う上での同部門の位置づけ,2)典型的な仕事,3)部門横断的な仕事における望ましい意識・行動について記述する.departmental bulletin pape
Expanding haiku’s international acceptance (focusing on Spanish-speaking countries) II : Contents of Japanese haiku and foreign haiku
俳句という詩的ジャンルは19 世紀末の確立とともに,海外でもほぼ同時に受容が開始された。しかし,英語圏を中心に多様な言語で実作や鑑賞が普及していることは日本では一般にあまり知られていない。また,言語の違いから日本の俳句と海外のハイクのジャンルとしての連続性に疑念を持つ向きもある。そこで筆者は,①形式(韻律,修辞),②内容(季語,自然との関わり,写生),③言語(俳諧性,日常性),④作法(集団制作,作者/ 読者/ 批評家)という四つの側面に分けて詩的ジャンルとしての連続性調査を進めている。本稿では,②内容的側面を考察の対象とし,「季語」,「自然との関わり」,「写生」という三つの観点から分析を進めた。その結果,いずれの観点においても研究・実作の両面において地域ごとの取組が深められ,今後の展望が示されていることが明らかになった。departmental bulletin pape
A Study of Winkelmann’s Reception in The Old Critical Forest On the Sources of Herder’s Philosophy of History
本稿が考察の中心に据えるのは,ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーの『古き批評の森』である。この文芸評論は後年の歴史哲学へ繋がる重要なものであるが,これまでの研究ではテキストの踏み込んだ解釈が殆どされてこなかった。
『古き批評の森』で論じられるのは,ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンの『古代美術史』である。ヘルダーはヴィンケルマンの古代芸術についての考察を讃えつつ,古代ギリシアを絶対視するような姿勢に反発している。古代ギリシア人が優れた芸術を生み出したのは,異文化との交流や伝統の継承のおかげであるというのだ。ヘルダーが美術史を表面的な様式の変遷として見るのではなく,人間の生の連なりとして理解しようとするのは,古代レトリック以来の模倣論が念頭にあったからだろう。伝統や異文化は,一種の雛形であり,時代や地域によって様々な芸術を生み出す。ヘルダーは芸術の変遷を原像と模像という動的な枠組みで捉えることにこだわった。departmental bulletin pape
Rethinking the Notion of “Worthwhile Growing Old” in Modern Japanese Society : From the Perspective of the Sociology of “Jibun”
本稿の目的は,「自分」の社会学という観点から現代日本社会での「老いがい」への問いを批判的に検討し,それを社会学的な理論枠組みとともに新しく構成することである。
本稿の結論は次のようになる。老いの現象や体験には,社会制度において個人化された自分を揺るがし,その制度的次元を超えうる領域を指し示すものがある。それは従来の「老いがい」論にはない,新しい「老いがい」の捉え方である。本稿では,近現代日本の歴史的・社会的・文化的な状況との関係からそれらを具体的に考察するという社会学的な問いが構成される。今後はこの新しい「老いがい」の捉え方を社会学の諸分野の知見に接合することが期待される。departmental bulletin pape
Supplementary note on the Suiyuan-shidan-Chuyaku written by Shoroku Kihara
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