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聴覚障害学生の日本語に関する困難点の分析(5) ~敬語や文章校正の問題を中心に~
oai:tsukuba-tech.repo.nii.ac.jp:00000010筑波技術大学における1年次必修科目「日本語表現法A」の中で,聴覚障害学生の日本語に関する困難点を,期末試験の結果の分析を通してまとめる。授業の中で,『敬語の指針』について説明したが,尊敬語と謙譲語の状況に応じた使い分けは相当難しいことがうかがえた。自動詞と他動詞の使い分けについて,短文では正答できても,長文になると難しい例や,不自然な文章の校正において,文の構造(冒頭句と文末のつながり,主語と述語のつながりなど)を考えての校正が難しい例,2通りの意味にとらえられる文章をそれぞれの意味とはっきりわかるように書き換えることが難しい例がみられた。departmental bulletin pape
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークにおける組織改編の取り組み
筑波技術大学に事務局を置く日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(以下,PEPNet-Japan)は,聴覚障害学生支援に積極的に取り組んでいる全国の高等教育機関(以下,大学等)および関係諸機関間のネットワークとして,2004 年10 月に発足した。その後10 年以上が経過し,障害者差別解消法の施行など,聴覚障害学生支援を取り巻く環境が大きく変化したことから,ミッションの再定義や体制の見直しを進めることとなった。議論の末,「聴覚障害学生支援のパイオニアとして新たな事例やノウハウを生み出すこと」「未だ支援が行き届いていない大学における支援体制を引き上げていくこと」をミッションの柱とし,より多くの大学・機関,そして個人が関われるような会員制となって,2018年度4月から新体制のもと活動を進めることとなった。departmental bulletin pape
仮想的な触力覚で形状理解を行う視覚障碍者のためのオブジェクト認識支援
本研究は視覚障碍者自身が環境内にあるオブジェクトの認識や状況等を把握した行動や振る舞いができるような情報保障支援を行うことを目標にしている。そのため,環境内のオブジェクトを模した計算機内の擬似オブジェクトが作る仮想的な触力覚に接することで,視覚障碍者に認識対象とするオブジェクトの形状理解を向上させるようなオブジェクト認識手法を開発する。一般にオブジェクトの形状情報は言語化が難しく,例えそれが話し言葉になったとしても,オブジェクトの形状理解を聴覚のような一次元的な伝達で行うのは困難である。それゆえに,触力覚に頼る視覚障碍者と共創しながら,2次元的ないしは3次元的な認識意識の拡充が必要となる。本報告では,2次元や3次元の基本形状を計算機内で組み合わせて作成した擬似オブジェクトに対して,仮想的な触力覚をもとにした視覚障碍下での形状の理解とオブジェクト認識の過程を考察しているが,これらの疑似オブジェクトを視覚障碍者に提示する際は,触覚ディスプレイで2次元図形に触れることにより,また,力覚フィードバック装置で3次元形状を感じることにより,彼らに理解できるように提供されている。departmental bulletin pape
希少免許教職課程の課題と意義 再課程申請と免許外教科担任制を中心に
教員免許には,主要5 教科以外にいわゆる希少教科の免許があり,そのための養成課程が大学にはある。文科省も免許外教科担任制度などの希少教科の教員確保にも資する施策を打ち出してはいるが,希少教科の免許については,養成課程数や養成課程カリキュラム等についても主要教科の養成課程よりも情報も少ないのが現状である。本論考では,平成30 年度の再課程申請前後での希少教科免許養成課程の変動と希少教科免許との関連が深い免許外教科担任制について特に教科「情報」養成課程の特徴と課題を分析し,希少教科養成課程の課題と存在意義などを考察する。また,本学の教員養成課程は希少教科または免許外教科担任許可数の多い教科に該当しており,免許取得後の就職可能性という観点から本学教員養成課程の課題を論じる。departmental bulletin pape