Ohkagakuen University / Nagoya College: Repository / 桜花学園大学・名古屋短期大学情報リポジトリ
Not a member yet
401 research outputs found
Sort by
A Study on Understanding and Supporting Children with Special Needs —Focusing on The Behavior of Children in Nursery School—
保育所に在籍する子どもの「気になる行動」および、保育士が実行している「具体的な対応」について、現職の保育士を対象としたアンケート調査を基に検証を行った。
保育士にとって子どもの気になる行動は、「その行動に対応することによって円滑な保育活動を進める上での支障となる可能性がある行動」であることが示唆された。
保育士の具体的な対応については、経験年数が多くなることで支援の量が減少しており、支援の自動化・無意識化が起こっているものと考察した。特別な支援を必要とする子どもへの対応として重要なのは、支援の量ではなく、周囲の保育士と協力しつつ、子ども一人一人に合わせた支援の工夫をすることであった。departmental bulletin pape
A Study of NOMURA Yoshibee’s Faith in His View on Life Guidance
本稿では、野村芳兵衛の生活指導観における信仰について、彼の信仰の基盤となっている浄土真宗(親鸞)の教義と信仰共同体の生活形態にもとづいて検討してきた。野村の生活指導観において、「生活」(教育)と「宗教」(信仰)は同義であり,子どもの生活(生命)を導くのは、教師ではなく、「自他を越えた無量寿」であった。児童の村小を経た野村の「協働自治」論とその実践においても、野村の信仰を基底にした教育観は深く関わっており、それは浄土真宗の信仰の生活共同体組織である、同行や講と同様の形態をみることができた。
竹内常一が述べたように、『生活訓練と道徳教育』(1932)が刊行された頃の野村の研究関心と信仰の関連については、「宗教的生命主義」から「客観的功利主義」に、協力意志にたつ教育を協働自治にもとづく訓練に組みかえていったのであった。このような野村の教育実践の変容は、決して「生命主義」から「科学主義」へと移行したのではなく、その「科学」も信仰と深く結び付き、信仰をより深めていくなかでの具体的な実践(生活訓練)であったといえる。departmental bulletin pape
“Narikiri Diary (Composition)” in History Class —Exploring the Significance of Writing “History Diary” in History Class—
中学校社会科歴史授業に小林朗の「日記を書こう」という実践がある。その実践で書く日記を「歴史日記」と呼ぶこととし、「歴史日記」を書くことの意義を探る。小林実践における「歴史日記」は、生徒の歴史認識だけではなく、生徒の生活や生活認識が表出した日記でもある。そのような「歴史日記」を、これまでの国語科での「なりきり日記(作文)」の意義や歴史授業の「なりきり」活動の視点から考察し、「歴史日記」を書くことの意義を明らかにした。departmental bulletin pape
Research Note on Class Teaching “Hoikugenri ” —Learn from Pioneers’ Thought—
授業「保育原理」において、「保育とは何か」「子どもの保育とは何か」を考える時、先人たちがどのように子どもを捉え、子どもの保育を考えていたかを学ぶ意義は大きい。ルソーが書いた「エミール」を中心に読み解いた。ルソーは、子どもを子どもとして捉え、子ども時代を充分満喫し、外遊びを中心として、五感を豊かに使った体験を重視し、身体を丈夫にして、のびのびとあそ遊ぶ大切さを説いている。また、人は良く生まれてきて、その成長は教育によるとし、人は平等で、契約による社会秩序を願っている。彼に感化を受けたペスタロッチは子どもの中で過ごし公教育の在り方を実践し、それに感化を受けたフレーベルは子どもは遊びが大切とし幼稚園を創った。departmental bulletin pape
The consideration of an extended chumships in college educational counseling.
大学全入時代の到来により、高等教育における学生の多様化が進んでいる。学生の学力低下の問題、発達障がいを始めとする合理的配慮を必要とする学生の増加の問題などに対して各高等教育機関は、これまで以上にその対策と対応、必要な修業支援体制の整備に追われている。このような社会的な背景の中で、大学教員および職員は、学生の心身・情勢の問題理解、心理的・教育的支援の在り方、相談姿勢の在り方について、再認識を求められているといえるだろう。そこで本稿では、現代大学生のこころの様相を捉えつつ、教員レベルでの学生相談の役割を再確認していくこととする。特に、青年期前半に形成される特徴的な友人関係であるチャム・グループが、大学や短期大学などの高等教育機関においてもいまだ散見されることを踏まえつつ、自由と不安の中で模索する学生たちにどのように寄り添っていくのか考察を試みる。departmental bulletin pape
A Study on Interactive Learning in the Concept of"Moral Education through Deliberating and Discussing": A Consideration about the Contents item "Development of Individuality
本稿では、「対話的な学び」(「対話的な学び」とは他者と「異質性」を認め合い、応答し合う「対等性」を軸にした「対話的な関係」のもと「自己内対話」と「他者との対話」が絡み合いながら形成される学び)の実践を想定し、内容項目「個性の伸長」についてどのように解釈すればよいのか考察した。
「対話的な学び」においては「伸ばす」対象としての「個性」とは何か、そのことを「考え、議論する」ことが「自分のよい所」の認識につながることを述べた。また、「個性」が社会で認められるものなのかを「考え、議論する」ことで、「個性」そのものだけでなく、学校・社会の側の問題や「道徳的価値」を問い直す可能性があることを提示した。departmental bulletin pape
A Study on the Transition of Japan's Inbound International Tourism Policy
運輸白書、観光白書およびその時々の観光政策に関する会議報告書等の記述から、日本においては①「観光は平和へのパスポート」というフレーズに象徴される国際交流、国際理解の増進、②「住んでよし、訪れてよしの国づくり」に象徴される、まちづくり、地域づくりとしての観光振興、③外貨獲得/国民経済の発展/経済活性化の起爆剤といった経済への貢献の3つが、国内外の社会経済環境を反映し、比重の置かれ方を変えながら国際観光の意義とされてきた状況を辿った。
また、日本のインバウンド観光政策の特徴として、1980年代なかば以降、世界一物価が高い国という認知が訪日旅行の障害となっていた時代に、はるばる物価高の日本を訪れてくれる旅行者に便宜をはかり歓待しようという考え方や施策が広がり、それが現在まで続いていることを、外国人向け割引交通乗車券やボランティアガイドの事例から考察した。departmental bulletin pape
A Study of "Irodorigawa"
松竹映画「彩り河」(1984)は、霧プロが製作した最後の映画である。前年に公開された「迷走地図」(1983)におて、霧プロの双璧である原作者、松本清張と松竹側の筆頭、野村芳太郎との間に決定的亀裂が起こったこともあり、「彩り河」はその煽りを受けた失敗作とされてきた。しかし、ここには1980年代の松本清張の作風の変化と松竹映画との相性の悪さなど、小説を商業映画にしていくプロセスにおける構造的欠陥が「彩り河」自体で顕在化してきたからに他ならない。本論では、その観点から今までなされてこなかった原作「彩り河」の表現構造分析、映画製作の過程を検証することで、作品がメディアを越境する際に起きる諸相、清張自身の自作映像化への目論見などを炙り出す。departmental bulletin pape
How will Japanese improve their English proficiency in the future?:
オーストラリアにおける教育制度を概観し、中等教育以降の教育課程に焦点を当て、TAFEにおける英語教育の実際について、TAFE Queensland で開講されている英語コースを中心にまとめ、日本での英語教育との接点の観点から、TAFE Queenslandにおける英語コースの授業内容と日本における英語コースの授業内容と日本における英語運用能力の実際を検討した。departmental bulletin pape
Research on Childcare and Education Support Necessary for Children with Neuromuscular Disease: Consideration from Childcare Content and Independent Living
本研究では、デュシャンヌ型筋ジストロフィー(以下、DMD)の子どもへの保育・教育実践の報告を基に、よりよい保育・教育支援のあり方について検討することを目的とした。保育においては「保育内容」の視点から、教育においては「自立活動」の視点から子どもの育ちのニーズについて考察した。また、DMDのある子どもとかかわった経験のある教師へのインタビューを通して、教師として子どもたちに身に付けてほしい力について検討した。その結果、DMDのある子どもへの最も必要な保育・教育支援は、受容的な姿勢から子どもの姿を捉え、仲間と共に活動に継続して取り組むことであると考えた。それこそが子どもの生きる喜びにつながり、「真の育ちのニーズ」として我々が子どもたちに提供すべきものであると考えた。departmental bulletin pape