Ohkagakuen University / Nagoya College: Repository / 桜花学園大学・名古屋短期大学情報リポジトリ
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A study about systematic instruction of the clay activity which connects arts and crafts with arts activities in infants.
本研究は、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿として、造形的な体験において保障される活動とは何かを探るものである。そこで表現領域の活動と小学校図画工作を繋ぐ学びの連続性という観点から粘土活動に着目し、そのねらいや内容について分析を行う。
乳幼児期における粘土の活動は、砂、土、泥と同様に可塑性の高い素材に触れる体験的活動や、ものの量の扱いについて理解を促す題材、触感を楽しむものとして扱われている。一方、小学校図画工作では、低学年において乳幼児の活動との類似性が認められるものの、学年が進行するしたがって心象表現や工芸的な要素を含んだ学習と位置付いていることが明らかとなった。このことから、低学年においては砂・土に触れることが自然に触れることを目的とした生活科の単元や、総合的な学習の時間、国語、理科、社会、道徳等といった他教科との関連が課題となる中で、関連する単元において育つ力を共通的指標(コモンルーブリック)として検討し、教科の特性を越えた児童の育ちを捉えるという示唆が得られた。departmental bulletin pape
The validity of the “Slow Leading” in the class of the literary teaching materials
「スロー・リーディング」とは、作家の平野啓一郎が提唱した本の読み方であり、具体的には、作家が使った言葉や文などの仕掛けや工夫に疑問をもち、その疑問を考えることで作家の意図を探っていく方法である。文学作品は、書き手が仕掛けや工夫を散りばめるために、一語一句から意図的に書かれ関係づけられているので、その関係性を探っていく過程を授業として展開させていくことが、スロー・リーディングを適用させた授業でる。その授業では、①疑問に対する考えの違いが思考・対話の契機になる②疑問の解決が論理的である③言葉の学習としての効果がある、という傾向が見られる。平野は「スロー・リーディングは言葉を深く理解する技術である」と述べる、スロー・リーディングから授業を構築していくことは、言葉を学ぶ国語科の学習の本質としてかなり有効ではないか、と考える。departmental bulletin pape
Philosophical Rationale behind 'Japan Studies': How We can Overcome the WGIP
本稿では、小中高で使われている教科書の研究を通して、現代の日本の歴史教育には神話、日本、天皇が不在であること、その根本的理由が、戦後70年経った今も、日本人が占領軍のWGIPという恐るべき宣伝計画の影響下にあるからだということを明らかにし、「日本研究」の哲学的根拠とするとともに、この現状を乗り越えていくに必要な哲学的根拠を、次の通り6点示した。
(1)神話を歴史の中に位置付ける、(2)「日本」という国名を歴史の中に位置づける、(3)天皇の存在を歴史の中に位置づける、(4)戦争に関わって欠落している記述(原爆を投下した主体。戦死した軍人と英霊)を補う、(5)占領に関わって欠落している記述(WGIP。プレス・コード)を補う。(6)歴史用語(太平洋戦争、人間宣言、A級戦犯/戦争犯罪者、"emperor")の適切性を慎重に吟味する。
どれひとつ取っても簡単なものはない。何しろ文部科学省ですら「大東亜戦争」と書くことを「許容する」などと口走る途方も無い時代である。戦後70年間続いてきたかかる悪弊を取り除くのは想像を絶する大事業だが、昭和天皇のお言葉をお借りするなら、「自ら奮い自ら励まし、もってこの大業を成就」したいと思う。departmental bulletin pape
Enhancing Critical Thinking Through Reflection and Experiential Learning: A Workshop for High School English Teachers
This paper reports on a workshop "Integrating Critical Thinking in English Classes," which was held for English teachers in the Chita area, Aichi Prefecture in January 2017. In the workshop, the author introduced various definitions of critical thinking, depth of reflection, and differences between what is description and what is interpretation. The participants engaged in critical thinking tasks using a MEXT authorized textbook in groups of four people. The results of the questionnaire revealed that the workshop was easy to understand and quite interesting. Furthermore, it suggested that teachers enhanced their understanding of critical thinking by actually doing tasks and reflecting on both the tasks and themselves. They discovered new interpretations and applications of the material through hands-on experiences.departmental bulletin pape
Nello and Patrasche: Merging of Two Belgiums in "A Dog of Flanders"
ウィーダ(Ouida)著「フランダースの犬(A Dog of Flanders)」(1872)には、厳しい生活環境の中でネロとパトラッシュが断ち難い絆で結びつく過程、ネロの心を支える芸術の世界が描かれている。本稿では、物語冒頭で「ネロはアルデンヌ生まれ、パトラッシュはフランダースの出身」と告げる設定に着目し、現代にも継承される言語的文化的差異、すなわちフランス語地域のワロン地域にあるアルデンヌ、オランダ語圏であるフランダースの独立意識がウィーダ自身が旅した19世紀末には、より強く感じ取られていた可能性があり、「絆」で結ばれる異文化という眼差しがあった可能性を考察している。departmental bulletin pape
Review of English activities for 4, 5-year-old children, and its teaching materials
本報告は、筆者が2010年より行ってきた幼稚園4-5歳児を対象とした英語活動の実践と、その中で使用してきた英語教材に関する報告である。クラスの規模や、幼稚園という特性を考慮した上で、子ども・保育者の両者に負担のない範囲で英語活動を行ってきた。また、英語の音やリズムの習得に焦点をあて、「楽しく」取り組むことを前提に、「体の部位の名前に関する教材」及び「数に関する教材」を中心に取り入れてきた。体を使った歌・リズム遊びを通して、繰り返し取り組むことで、教室外でも口ずさむ姿が見られるようになったり、習得は年々速くなっていることが実感できる。今後も、引き続き教材の使用方法を工夫していきたい。departmental bulletin pape
The Change of Interest Level of Students Majoring in Early Childhood Care and Education through Presentations of “Values of the Profession of Childcare and Education” by Nursery School Teachers.
本研究では、保育者養成校の学生(2年生146名、3年生123名、4年生132名)が、保育者から「保育職の魅力」の伝達を受け、保育者と交流した後、保育職や保育の魅力についての考えがどのように変化したかを検討する。学生には聴講前後に自由記述のアンケートを行い、内容はKJ法を用いてカテゴリ化された。4年生には保育職の魅力の順位づけも実施した。結果からは、保育職は子どもの成長を支える仕事だという理解は伝達前後で変化しないが、職業を具体的にイメージする記述が増え、同僚と協力し自らも成長できる職業であるととらえる傾向が示された。departmental bulletin pape
A Sutudy on Understanding and Supporting of Children with Special Needs(2)ーFocusing on The Behavior of Children in After School Careー
放課後児童クラブに在籍する子どもの「気になる行動」および、支援員が実行している「具体的な対応」について、現職支援員を対象とした調査を基に検証を行った。
保育所を対象とした前報告と比較して放課後児童クラブでは「他害行為」に着目することが多い結果から、施設独自の機能が支援員の子どもを捉える視点に影響を与えていると考えた。支援の方策についても、対人関係トラブルへの対応に関する記述が目立つ結果から、放課後児童クラブ独自の機能が支援方法にも影響を与えていることが示唆された。支援員は経験年数が多くなることで支援の方策の量が増加していること明らかになった。経験年数を重ねた職員を増やしていくためにも、離職を減らす取り組みの工夫が必要であると考察した。departmental bulletin pape
Study of effective methods of English phrasal verb for English learers
日本人英語学習者におけるより良い句動詞定型表現の学習方法および教授法を検討するために、これまでの先行研究をまとめた。先行研究として、教材開発及び学習効果の検証、コーパスを用いた研究、学習教材の3点からまとめた。学習効果に着目した分野からは、従来の機械的な語彙学習ではなく、語彙に対してより深く着目できるようなアプローチを用いることで、成績面・学習者の意識の向上が見られたことが明らかになった。コーパスを用いた研究からは、日本人英語学習者と母語話者の句動詞の使用には大きな差が見られ、学習状況や教材の影響が示唆された。母語話者コーパスでの出現頻度を生かした教材や、イメージで句動詞を捉えさせようという試みがされている教材もみられた。今回の調査を踏まえ、分野ごとに必要な句動詞をまとめ、必要に応じて、イメージで捉えられるような教材づくりの試みや、学習者の反応の調査などをしていきたい。departmental bulletin pape
A Consideration on Zoukeiasobi (Formative Play)
小学校の図画工作において「造形遊び」が導入されて20年以上が経過したが現状では未だに指導方法も含め現場で戸惑いがある。新指導要領では「造形遊び」にどの様なねらいがあり現場で展開することが望ましいかを述べるとともに小学校教員養成校での実践活動と学生の感想から見えてくる課題を示した。また、幼児期における遊びと造形活動の幼小連携の重要性を述べた。そして、難解とされている現代美術と「造形遊び」との共通点を示すことによって非日常的体験こそが造形遊びを理解する重要な手掛かりになるとし、素材感や場の空間を意識して造形すると同時に、むしろ現代美術との差異を明らかにした状況で造形力や思考力が培われ本来の生きる力に繋がると結んだ。departmental bulletin pape