Ohkagakuen University / Nagoya College: Repository / 桜花学園大学・名古屋短期大学情報リポジトリ
Not a member yet
401 research outputs found
Sort by
Issues and Measures Related to the Promotion of Inclusive Education Systems -Use of Two School Registers and Exchange and Collaborative Learning-
日本の学校教育において共生社会の形成を目指し、インクルーシブ教育システムの構築・推進が行われている。交流及び共同学習で用いられる副次的な籍に関して、居住地域の小・中学校に副次的な籍を置き、居住地域と結びつきを強める仕組みを設ける取り組みは居住地校交流を推進する上で重要な意義がある。本稿では交流及び共同学習の視点から用いられる副次的な籍の活用に関する課題を明らかにし、その取り組みの場となる学校の対応の在り方について検討した。副次的な籍を活用した交流及び共同学習には、実施する学校・授業者における活動内容の作りにくさに関わる問題と、実施する学校内の体制整備に関わる問題、の大きく2点が課題であると考えた。これらを解消するために、副次的な籍を活用することで、共に学ぶ場として全ての子どもたちが参加しやすい状況を作ることを可能にすることができる。また、特別支援学校と小・中学校の両校が、交流及び共同学習に参加する児童生徒を「本校の子ども」として捉える自覚が高まり、当該の児童生徒の学習への参加の保障を進めていこうとする意識の高まりが期待できると考察した。departmental bulletin pape
Research on Korean Language Education (3) :The Mechanism of Intrinsic Motivation and Learning Willingness in Korean Language Learning
This paper examines the relationship between intrinsic motivation and the willingness to learn the Korean language, based on the results of a survey on interest and engagement in Korea and the Korean language among students enrolled in Korean-related courses at Ohkagakuen University and Nagoya College. Intrinsic factors, such as the desire to enjoy popular culture like K-pop and dramas, serve as a motivating force for learners to engage in voluntary learning. The satisfaction and sense of achievement gained throughout the learning process further evolve and deepen their engagement with their areas of interest.departmental bulletin pape
The Potential of Digital Learning Materials as Seen from Students' Class Notes
本研究は、デジタルノートが大学生にどのように使用されているかを整理するとともに、デジタル教材としてどのような使い方ができるのか、またその使い方によってどのような学習効果が期待できるのか、その可能性を探ることを目的とし、筆者が担当している授業科目「遊びと運動」の受講者16名のデジタルノートを研究対象として分析を行った。
その結果、デジタルノートには一定の弱点はあるものの、自ら選んだ画像をもとに自身のノートを作り上げることで、より学んだ知識を深めるという学習効果が期待できると示唆された。また、指導法の観点から指導者にとっても利点があり、結果として受講者へ質の高い教育を提供することにもつながることから、デジタルノートを活用することが有効であることも明らかとなった。departmental bulletin pape
The Analysis of Empirical Data from the Method of Phenomelogical Qualitative Research of the Care of the Opera Performers
前稿で、オペラ歌手とピアノ伴奏者へのインタビューを扱った。そのさい、両者が「ケアしないことが一番のケア」であることについて、ある種の合意をしていたことについて述べた。この「ケアしないことが一番のケア」という言葉を、本稿では現象学的質的研究から掘り下げて考察する。互いに敬意を示し合い、同じ目線で演目を創造するという真摯で誠実な共同性が二人の語りにあるが、その「ケアしないケア」の特質を本稿で言語化することを目的としたい。
本稿で扱う語りの主人公は、前稿でインタビューをした二人の音楽家である。インタビューは、2024年に愛知県を拠点に活動するオペラ団体が日本で初上演したエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ作曲『マドンナの宝石』の上演後に行った。departmental bulletin pape
A Study on School Management in Special Needs Education : From a Perspective of Research Trends in Curriculum Management
本稿では特別支援教育におけるカリキュラム・マネジメントに関する研究動向について明らかにするとともに、学校経営における成果と課題について考察することを目的とした。方法はカリキュラム・マネジメントの関連文献の精査に基づき分析した。その結果、カリキュラム・マネジメントの成果では組織参画・連携・協力、教育課程・指導計画、地域連携、教科指導及び授業改善、モデル開発と先駆的取組に関する研究に分類することができた。また、カリキュラム・マネジメントの課題では特別支援教育固有の困難性、共通理解の困難性、必要性に関する指摘、卒業生及び就学時の課題に関する論文が確認された。考察として特別支援学校ではカリキュラム・マネジメントの活用により、これまで以上に組織の一体化と共通理解の促進に基づく学校経営の改善効果、地域連携の実現の可能性が示唆されたと考える。他方で、特別支援学校の多様性、複雑性がカリキュラム・マネジメントの困難要因であること、障害種別や学校種により研究の蓄積に格差が見られる傾向、さらには、カリキュラム・マネジメントのアウトカム指標として卒業生の社会生活状況の把握が必要であると考察した。departmental bulletin pape
Teachers' Ability to Leverage AI
政府が現在推進しようとしているデジタル人材の育成および輩出の実現に向けては、特に高等学校における情報教育が有効に機能していない現状にあっては前途多難な状況にあるといえる。本研究では、初等・中等教育における教科「情報」に関して、「情報」の教員免許を持ち高校で授業を担当していた筆者の情報教員としての経験に加えて、現在中学・高校で「情報」を担当する教員への聞き取りや、実際に「情報」の授業を受けてきた学生たちへの聞き取りも行い、ICT先進国の一つである隣国・韓国やアメリカでの情報教育の事例と比較しながら、そこから見えてくる諸問題について検討・分析してゆく。またこれから教科「情報」の免許を取得しようとする大学生に必要な能力、特にAI活用力に焦点をあてながら指導内容に関しても検討する。departmental bulletin pape
E-Learning Implementation and Evaluation by Students on Information Processing Practice
2020年から始まった新型コロナ感染症の流行により、教育現場では遠隔授業の導入が進んだ。しかし、学生・生徒からは対面授業を望む学生の声も根強く、流行の収束を待たずに対面形式への回帰が進んでいった。そのような中で、名古屋短期大学保育科は2023年度から情報処理演習の授業をe-learning化した。この演習ではMicrosoft Officeを活用した実践的スキルを学び、Moodle上に講義動画や課題を提示し、学生が自分のペースで学べるオンデマンド方式を採用した。
授業評価アンケートの結果を見ると、e-learning授業では対面授業に比べて理解度や満足度が対面授業よりも低く評価される傾向が見られた。これは、学生間の交流不足や教員との距離感が影響している可能性が示唆される。一方で、記述式アンケートの結果からは、対面授業よりもe-learning授業を高く評価する声が多かった。授業内容を理解しないまま課題に取り組んだり、自分で課題に取り組まない学生も一部見られ、学生による取組姿勢によって学習成果にも大きな違いが見られる。講義動画に比べ、自ら取り組む課題の比率が大きい演習系科目においてはオンデマンド型のe-learning授業は有効であると考えられるが、学生の取組姿勢が適切に評価される授業システムを構築することが大きな課題である。departmental bulletin pape
Records of the Street Picture-Story Shows in Osaka: Part 2 —From the narration of the performers of the Shiozaki Nostalgic Kamishibai Museum—
本篇は前編(『桜花学園大学保育学部研究紀要』第31号、2025)の続きである。
街頭とは、子どもたちの自由な空間があり、それを地域の大人が受け止め支える世界なのである。その街頭には、四季の移ろいがあり、演者を待つ子どもたちの期待があり、喜怒哀楽の交流がある。本篇では、街頭紙芝居の二人の演者の体験に基づく語りが、後世において、日本社会の街頭についての貴重な記録になるに違いないと思い、あえて分析して整理することなく、そのままこれを残した。departmental bulletin pape
The Challenges of Continuity in Early Childhood Education and Elementary Education —Perspectives on Children’s Agency Based on an Interview Study—
保育者と小学校教師では、「主体性」という言葉の捉え方が違うのではないかという仮説のもと、インタビュー調査を行い、その語りから考察を進めた。その結果、「主体性」の捉え方が、内容やカリキュラムが決まっているところで勤務している者と、活動内容や方法をを子どもが選択するところで勤務している者とで違い、そのことが支援や援助の仕方にも影響をもたらしているのではないかということを幼保小接続の課題として問題提起するとともに、保育者・小学校教師が保育・教育方法についての意見交換を行うことの重要性を論じた。departmental bulletin pape