Mount Fuji Research Institute (MFRI): Repository / 富士山研リポジトリ
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    180 research outputs found

    Avifauna of the upper part of Subalpine at northern slope of Mt. Fuji

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    富士山北麓、亜高山帯上部の鳥類相を明らかにするために、2009 年 10 月~ 2010 年 9 月(1・2 月を除く)まで鳥類の調 査を行なった。その結果、18 科 34 種の鳥類が確認された。月別の種類数(複数回調査を行なった月は平均値)は 8 月の 17 種が最も多く、3 月の 2 種が最も少なかった。1・2 月を除く 3 ~ 12 月の 10ヶ月の内、すべての月で出現した種はヒガラの みであった。ほぼすべての月で確認されたのはコガラ、ウソ、ホシガラス、ハシブトガラスの 4 種であった。巣材運びが観 察されたキクイタダキおよびウソ、幼鳥が観察されたルリビタキおよびヒガラ、餌運びが観察されたメボソムシクイの 5 種 は調査地での繁殖が示唆された。今回は定性的な調査であったが、亜高山帯上部における鳥類群集の構造を明らかにするた めには今後、各種の個体数、なわばりの数やその範囲、繁殖成功率などの調査を行なう必要がある。journal articl

    An observation of the Siskin in summer at the northern slope of Mt. Fuji

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    2009 年 7 月 5 日、山梨県南都留郡富士河口湖町船津においてマヒワの雄を 2 羽観察した。繁殖に関しては不明であるが、 山梨県では冬鳥である本種が夏期に観察されたのは今回が初めてであると考えられる。journal articl

    Acclimation to the various environments in Rhododendron brachycarpum growing at the subalpine zone on Mt.Fuji

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    富士山北斜面に生育するハクサンシャクナゲ(Rhododendron brachycarpum)は,幅広い光環境に生育している.本 稿では,東邦大学理学部生物学科の卒業研究として取り組まれた調査・実験結果をもとに,ハクサンシャクナゲの光環境へ の順化と葉の寿命について概説する.journal articl

    Ecotone detection between grassland and forest using multivariate regression trees in Nojiri grassland, Yamanashi Prefecture

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    異なる植物群落間の境界をエッジと呼び、エッジを挟んだ群落が混ざり合ってできた移行帯をエコトーンと呼ぶ。  多変量回帰木(Multivariate Regression Trees:MRT)は種と環境間の関係のモデリングに有効な手法である(Deʼath 2002)。MRT は環境要因と対応させて多変量の植生データを分類する手法であるため、環境要因と対応したエコトーンの 位置や幅の検出が期待できる。本研究では、MRT をエコトーンの位置と幅の検出に適用することを目的とした。まず、 MRT によってエコトーンの位置と幅を検出できるか検証するために、人為的に作成したデータを用いたシミュレーション を行った。次に、野外調査で得られたデータを用いた MRT を行い、エコトーンの位置と幅の検出を試みた。  シミュレーションで用いたデータは、異なる植物群落が隣接している場所で、そのエッジを横切るようにして設置した調 査区で得られるものと設定した。出現種数を 50 種とし、調査区に沿って植生構造の異なる 4 つのグループがあると仮定し た。環境データはベルトトランセクトに沿って測定される相対光量子束密度を仮定し、ベルトトランセクトに沿った勾配が なく、ランダムに変化するものを 1 つ、ベルトトランセクトに沿って勾配のあるものを 3 つ作成した。  野外調査は富士山北西麓に位置する野尻草原(標高約 1 , 300 m)の草原 - 森林エッジで行った。調査区として、草原と 森林を横切るようにして 0 . 5 m × 50 m のベルトトランセクトを設置した。ベルトトランセクトを 0 . 5 m × 0 . 5 m の 100 コドラートに分割し、さらにそのコドラートを 0 . 25 m × 0 . 25 m の 4 つの小コドラートに分割した。調査対象は草本種及 び樹高 130 cm 以下の木本種である。コドラートごとに調査種が被っている小コドラート数を測定し、出現頻度とした。また、 各コドラートで群落高、相対光量子束密度等の測定を行った。  シミュレーションの結果、植生構造の変化と環境の勾配が対応している場合に、4 つの種構成の異なるグループを検出す ることができた。MRT はエコトーンの位置と幅を検出するための手法として有効である。調査から得られたデータを用い て MRT を行った結果、100 個のコドラートは 4 つのグループに分かれ、エッジを挟む 2 つのグループをエコトーンと推定できた。journal articl

    Present situation of Aegagropila sauteri var. yamanakaensis and photoenvironment of their habitat in Lake Sai at the northern foot of Mt. Fuji.

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    西湖北岸、西の越地先において、フジマリモの生育状況と生育地の光量などの環境要因の調査を 2009 年 8 月 12 日に行っ た。フジマリモは明らかに湧水があると考えられる礫底に水深 8 m から出現し、マット状、またはゆるい集塊を成してお り、水深 9 - 13 m では密に湖底一面を覆っていた。表層の pH は 7 . 7、水温は 25 . 5 ℃であり、水深 10 m 以深では水温が 10 ℃以下に急激に低下した。透明度は 7 . 7 m、相対光量は水深 8 m では 12 . 9 %、フジマリモの分布中心と考えられる水 深 11 m では 7 . 0 %であった。西湖ではフジマリモ群落とその生育環境が維持されていることが明らかとなった。journal articl

    An observation of the Grey Bunting Emberiza variabilis in breeding season on Mt. Fuji

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    2009 年 5 月 18 日および同年 6 月 27 日、山梨県南都留郡鳴沢村においてクロジを観察した。5 月 18 日は雄 1 羽、6 月 27 日には雌 1 羽と巣立ち雛 3 羽が観察された。山梨県内で繁殖期にクロジが観察されたのはきわめて稀であると思われ、今回、 巣立ち雛が確認されたことから、繁殖が示唆された。journal articl

    Stand dynamics of a cool-temperate old-growth forest in the foothills of Mt. Fuji, central Japan

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    富士山精進登山道の冷温帯老齢林における林分動態とニホンジカによる剥皮がそれに及ぼす影響を調査した。2002 年に2ヶ所の調査区を設定し、2008 年に再測を行った。両調査区の胸高断面積合計は増加しており、特にplot 1 で増加していた。立木密度はplot 1 よりもplot 2 で少なかったが、plot 1 では増加し、plot 2 では減少していた。このように林分構造と動態に関するパラメータは、調査区間で異なり、林分の発達段階の違いを示している。ニホンジカの剥皮の影響は現時点では小さいものの、この地域での個体数が増加していることから、注意深くモニターしていく必要がある。journal articl

    The Distribution of the Red-billed Leiothrix Leiothrix lutea of second step

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    山梨県南都留郡鳴沢村の精進口登山道(富士山 2 合目周辺)において、2009 年 5 ~ 9 月までにソウシチョウの生息状況 の調査を行なった。7 月 12 日には巣卵が発見され、繁殖が確認された。ソウシチョウは調査地のほぼ全域で生息が確認さ れたが、標高によって生息密度は有意に異なっていた。月別の生息密度も標高によって違いがあった。出現回数は 9 月にか けて増加したものの、平均出現個体数に大きな変化はなかった。今後は季節による環境の選好性を調べるために、出現場所 の詳細な植生、森林構造や地形に加えて、繁殖成功率や植生の変化、同所的に生息している鳥類の繁殖成功率や鳥類群集な どの調査も進める必要がある。journal articl

    National Trust at the foot of Mt. Fuji: Significance and Perspective

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    ナショナル・トラストとは、貴重な自然環境や歴史的環境の保全をおこなう活動であるが、わが国でのこれまでナショナ ル・トラストの担い手は、主に各地の地域住民や自治体であった。しかし、従来は各地のナショナル・トラスト活動の支援 を主な活動としていた社団法人日本ナショナル・トラスト協会が、2007 年に環境保全を目的として富士山麓にトラスト地 を取得した。そこで、本研究では、わが国における新しいタイプのナショナル・トラストである、富士山麓の山梨県富士河 口湖町富士ヶ嶺地区の事例の意義を考察した。その結果、このナショナル・トラストは、一定の開発抑止効果を有するとと もに、現行の国立公園に関する法制度の欠陥を補完するものであることが明らかになった。また、住民あるいは自治体主導 のナショナル・トラストが対応できない案件をカバーする点にも、同協会主導のナショナル・トラストの意義を認めること ができる。さらに、同協会主導のナショナル・トラストを推進するための、調査・研究体制の充実策と資金調達策について も考察した。journal articl

    Rediscovery of Aegagropila sauteri var. yamanakaensis OKADA from Lake Yamanaka

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    2007年9月に山中湖で大型藻類の潜水調査を行ったところ、湖北岸東部のママの森地先の水深1-5mと北東端の平野ワンドの水深2mの湖底で、礫上に着生する糸状緑藻を発見した。その外部形態および内部形態の詳細な観察を実体顕微鏡および生物顕微鏡を用いて行なったところ、マリモの特徴と一致し、フジマリモであると判断した。山中湖ではフジマリモの発見以来、その分布に関する調査が数回行われているが、その分布範囲の縮小や生育環境の悪化が懸念されてきた。そして1993年の調査を最後に本湖ではフジマリモは確認されなくなった。今回、わずかではあるが山中湖では絶滅したと思われていたフジマリモが再発見され、本種の保護と回復のための何らかの対策の必要性が感じられた。journal articl

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