The University of Human Environments Repository / 人間環境大学リポジトリ
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Relationship between Maladaptive Signs, school non-attendance tendency, and Attendance situation in High School Students
本研究では、不適応徴候と不登校傾向および登校状況(欠席・遅刻・早退日数の多さ)との関連について調査することを目的とした。4 月に高校1 年生~ 3 年生を対象に不適応徴候および不登校傾向について質問紙調査を行い、翌年3 月にはこれらの生徒の担任教諭に生徒の1 年間の登校状況に関する質問紙調査を行った。その結果、不適応徴候は、不登校傾向および欠席・遅刻・早退日数の多さと有意な正の相関がみられた。また、不適応徴候が不登校傾向を媒介して、欠席・遅刻・早退日数の多さに有意な正の影響を与えていることが明らかとなった。これらの結果より、不適応徴候得点が高い生徒は、不登校の前駆症状を経て欠席等が多くなるなど不登校の初期段階に移行する可能性も示唆された。そのため、不登校や中退を予防するためにも教諭やスクールカウンセラーは不適応徴候得点の高い生徒に丁寧な関わりと支援を行うことの重要性が推察された。journal articl
The Nature of the “Goal” in the English Deictic Verb “Bring” ─ on the Basis of the Theory of Territory
英語直示動詞bring の到達点は、話し手や聞き手が存在する場所であるとされている。しかしながら、この規則に従わない事例も多い。本論文では、このような例外的な事例を対象として、「なわ張り理論」の枠組みを自由間接話法や比喩的表現に援用しながら、一貫した説明を試みる。journal articl
The relationship between genres, discourses and styles:critical discourse analysis of a newspaper editorial and column using Fairclough’s theory
フェアクラフは、ジャンルは、特定の方法でテクストの全体的構造を決定する。と述べている。『日本経済新聞』の「春秋」(2014 年、11 月22 日)と「社説」(2014 年、11 月23 日)の分析を通して、この点について考察した。二つのテクストそれぞれにおけるジャンル、ディスコース群、スタイルの3 構造を比較した結果、それらの間には類似した構造が認められた。このことから、ジャンルが、テクストを構造化していることが示唆される。
「春秋」と「社説」は、Fowler が「社説」の特徴を示すと考えている次の4 点─①感情的な語彙が使用され、②話者の主張がモダリティに示され、③記述的な命題や諺などの一般的陳述が示され、④論争的である─において、正反対の特徴をもっていることがわかった。このことからこれら二つのテクストは、正反対のジャンルに属していると考えられる。journal articl
A beginner’s focusing session that showed interesting progress
本稿では、フォーカサーがからだの感じからフォーカシングに入り、興味深い展開をかなり劇的に示したフォーカシングのセッション事例を報告し、若干の検討を行った。フォーカサーは、いま、ここでのからだの感じ(フェルトセンス)からスムーズにフォーカシングに入り、自分の力で自らのフォーカシング・プロセスを進めていくことができた。フェルトセンスを感じるからだの部位とフェルトセンス表現が明確に推移していき、問題から距離が置かれて、フォーカサーは心身の解放感、強さ、新たな気づきを体験することができた。フォーカシング・プロセス、フォーカサー、ガイドのガイディングの特徴について考察した。journal articl
View of Mind Focusing(VOMF)as the self-help technique
風景天気図フォーカシング(VOMF、View of Mind Focusing)は、フェルトセンスを風景天気図(風景と天気の絵)として表現するフォーカシングである。本稿では、まずセルフヘルプ技法の観点から単独で行うVOMF の実施手続きを紹介し、VOMF の実例2 例と利点を示した。次に、VOMF の体験報告、風景天気図に描かれるアイテム、風景天気図の1 回目と2 回目の差異、及びVOMF の問題点について検討を行った。journal articl
A study on‘ take shape’
本稿の目的は、「主語+take+ 動詞の名詞化語句」の一種とされる「主語+take shape」を分析することである。先行研究においては、「主語+take+ 動詞の名詞化語句」における主語が動作主と一致する事例のみが扱われてきたことに対して、本稿では「主語+take shape」の主語が動作主ではなく論理的目的語であること、そして、「主語+take shape」がどのようなプロセスを経て生じるのかが示される。journal articl
Critical consideration of“ concept” ── about the possibility of the being-concept criticism by Nietzsche
西洋形而上学の根本にある存在概念は不変性と同一性とを本質としているが、これは人間の認識においてのみ認められる特殊な性質である。不変性は同一性の条件であるが、同一性には存在者としての格が与えられ特別の意義が付与される。この存在者という特別の格は人格と同じ由来にあると考えられる。存在概念のこれらの特徴は「概念」一般と共有されており、「概念」の本質から由来している。「概念」の本質は論理学において自同律、矛盾律、排中律に確認されており、論理的思考の根本条件になっている。「概念」を以ってなされる思考一般そして学問は不変性と同一性を仮に承認する限りにおいてのみ妥当性を有する。そのため、世界や生、存在などをはじめ概念一般は本質的限界を有しており、普遍的な概念への到達を目的としてきた学問は目的や意義を失うことになると考えられる。journal articl
Manyo-syu vol.17(4011 ~ 5) ─ About “Yakatao(矢形尾)” in a Choka(4011)and aTanka(4012)─
万葉集巻十七に載る、「放逸せる鷹を思ひ、夢に見て感悦して作る歌」(万葉集 17・4011―5)は、長編(105 句)の長歌に反歌四首を合わせ、さらに詳細な左注を持つ家持屈指の大作である。当該歌で、家持は、これまで主題とされることのなかった「鷹」を詠む。 ここで主題とされる鷹は、「矢形尾(原文表記)」(4011・4012)と詠まれる。また、後に家持が詠む、もう一つの鷹を主題とする歌「八日に、白き大鷹を詠む歌」(19・4154―5)においても、その鷹は「矢形尾乃 麻之呂能鷹乎(原文表記)」(4155)とされている。これらのことから、家持において「矢形尾」というのは、鷹の要件であったのであろう。しかしながら、「矢形尾」の理解については、鷹書、歌学書を承けて、万葉集注釈史のなかで積み重ねられてきたが、未詳である。
本稿は、従来の万葉集注釈史を再検討することにより、「矢形尾」についての一案を述べるものであるjournal articl
Girls’ education theory of Shoin Yoshida
吉田松陰の女子教育論及び理想的女子観提唱の動機、教育対象、教育内容、実践等を分析し、松陰の女子教育論を論考した。その結果、松陰の女子教育は、1、嘉永三年、妹を対象とし、無意図的教育を行った時期。2、安政元年十二月、野山獄から妹を対象として、意図的教育を行った時期。3、安政三年八月から杉家一族の男子を通じ、一般的女子までを対象として、「烈婦」型教育を講義した時期。4、安政五年九月の松下村塾の政治集団化・崩壊後、手紙で再び妹を対象として、「遺訓」教育を行った時期と四つのステージで変遷していること等を解明した。journal articl
The‘ Time’ in the‘ Someone Take Time’ Construction
本稿の目的は、「名詞(句)+ take + 時間」表現における「時間」の特徴について考察することである。Take の中心義が「摑む」であるため、その目的語となる名詞(句)の指示物は、摑むことができる物理物となる。この物理物の特徴が「時間」に投射されて、「名詞(句)+ take+ 時間」表現が生じると考えられる。journal articl