Nihon Fukushi University Institutional Repository / 日本福祉大学機関リポジトリ
Not a member yet
2509 research outputs found
Sort by
A Practice of Cooperation with Local Institutions for Home Economics Education –A Cooperation with Nursery Schools, Kindergartens, and Elementary Schools for Dietary Education.–
平成 29 年告示学習指導要領では,小学校での家庭科教育の実施は 5 年生からである.それに先立ち,本報告は,おおよそ同じ対象児に対して,5 歳児または 6 歳児の年長児時点と,11 歳児または 12 歳児の小学校 6 年生時点に,家庭科教育の基礎となる教育内容,特に食育について指導した実践について記している.
実践報告 1 では,9 か月に渡り,年長児が,子ヤギを連れて,子ヤギと一緒に大豆を育てることによって,他者への想いやりや,自己有用感を育む過程を丁寧に積み重ね,その姿を保護者の協力のもと,一人一人のアルバムにして記録に残したものである.これは,家庭科教育のレディネス形成に寄与すると考える.
実践報告 2 では,小学校 6 年生時期に 6 か月に渡り,大豆と小麦を麹にしたしょう油麹から,もろみを仕込み,しょう油を絞り,そのしょう油を使って調理した実践や,保護者へ感謝の会の際,一緒に食事を楽しんだあと,家庭に持ち帰るまでの実践を報告した.これは,家庭科教育の食育の指導である.
ふたつの実践で共通するねらいは「食に関する取り組みを通して,子どもが『自己有用感』を実感する経験を積み重ねること」である.本報告の意義は,学校教育の中だけの家庭科教育にとどまらず,保育所,地域,家庭,そして小学校に関わる多様な方々との地道な連携にある.このような取り組みによって,子どもは,知識だけの家庭科教育の学びではなく,自分たちの生活様式を生活文化や習慣として主体的に変えていく,生活に根づいた家庭科教育の学びを獲得していくと考えられる.departmental bulletin pape
Attitudinal Shifts in Interprofessional Collaboration Among Students in Mental Health: RIPLS and A Text Analysis Using KH Coder
精神保健領域の IPE をソーシャルワーク,作業療法を専門とする学生(以下,MHSW 学生,OT 学生)に実施した.学生たちがどのようにプログラムを体験し,さらにプログラムによって多職種連携への態度がどのように変容するのかについて検討を行った.分析の対象は,プログラムの前後で測定した多職種連携への態度に関する評価尺度(RIPLS),プログラムに対する学生の感想とした.まず,RIPLS の結果に基づき,MHSW 学生,OT 学生で変化の差があったのかを確認し,その差の要因を検討するために,KH Coder を用い,プログラムに対する感想についてテキスト分析を行なった.その結果,以下の 3 つの結果が考察できる.まず,MHSW 学生と OT 学生は,プログラム終了時に,RIPLS の総合得点,チームワークとコラボレーションの値が有意に高くなった.次に,学生は,お互いの意見の違いを認識し,学び合うことで,多職種連携の重要性についての認識を深めていたことが確認できた.第 3 に MHSW 学生と OT 学生は,お互いの意見を尊重すること,コミュニケーションの困難,専門用語の理解,および異なる優先順位に関連する類似の課題を認識していた.RIPLS の点数や多職種連携に対する認識に一定程度,肯定的な変化があったが,一方で,多職種連携の難しさも現れていた.Interprofessional education (IPE) in the mental health sector was implemented for students specializing in social work (MHSW students) and occupational therapy (OT students). This study examined how these students experienced the program and how their attitudes toward interprofessional collaboration changed. The analysis focused on measur-ing attitudes toward interprofessional unions using the Readiness for Interprofessional Learning Scale (RIPLS) before and after the program and the student's feedback on the agenda. Based on the RIPLS results, we checked for differenc-es in attitude changes between MHSW and OT students. A text analysis of the student's feedback was conducted using KH Coder to investigate the factors behind these differences. This paper shows three results. First, MHSW and OT students had significantly higher overall RIPLS scores and teamwork and collaboration values at the end of the pro-gram. Second, The results confirm that the students had a greater awareness of the importance of multidisciplinary collaboration as they recognized and learned from each other's differences in opinion. Third, MHSW and OT students recognized similar challenges regarding respecting each other's opinions, communication difficulties, understanding terminology, and different priorities.
To some extent, there were positive changes in RIPLS scores and perceptions of multidisciplinary collaboration, while difficulties with multidisciplinary collaboration also emerged.departmental bulletin pape
The Actual Situation of “Skilled Labor”Status Holders among Chinese Migrants: From History of Residency Status and Livelihood Strategies of Chinese Chefs in the Tokai Region
本稿では,「技能」の在留資格の歴史的な変遷をみることにより,中国人の料理人たちの日本への移住がどのように進められ,また他の在留資格と比べどのような特徴があるのかを明らかにした.その結果,在留資格「技能」の歴史的な変遷からは,戦前から滞在していた料理人を追認するかのように「出入国管理令」が定められていることや,「技能」の在留資格は他の在留資格と比べ実務経験を証明することで,学歴や日本語検定がない者が取得しやすい資格となり得ていることなどが明らかとなった.実際に現在日本に入国してきている中華料理人の特徴をみてみると,1990 年代頃に中国の農村地域から日本にきているものが大半である.さらに,在留資格「技能」所持者の中華料理人の日本への移住が進められている一方,「技能」の在留資格は彼らに制約を与えている面があることも明らかとなった.
そのため,「技能」の在留資格の特殊性や現状から「技能」の在留資格の機能的な意味を明らかにし,中華料理人の彼らがどのような生活戦略を立てているのかを,東海地域を中心とした中華料理人を対象としたヒアリング調査から捉えていく.その際に,他の在留資格の受入れ条件と比較しながら「技能」の在留資格の特徴を浮き彫りにしていく.そして,これまで明らかにされていない日本で就労する中国人移住者の特徴を明らかにすることが本稿の大きな目的である.departmental bulletin pape