Showa University Academic Resource Repository / 昭和大学学術業績リポジトリ
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ツイアビ『パパラギ』について
第一次世界大戦当時のヨーロッパを初めて見分し,そこでの体験を故郷の若者たちに語った記録とされる西サモアの酋長ツイアビによる『パパラギ』は,今日,偽書とみなされている.この見解は,ドイツの言語学者ゼンフトが自著の中で,パーシェの著した『ルカンガ・ムカラ』を盗用した偽書としたことにその端を発する.ツイアビの言葉をドイツ語に翻訳し1920年に出版した編者ショイルマンが,実際には内容そのものも創作したとする主張である.本書が偽書であるとするならば,そこに綴られている言葉はすべて,その時代のドイツ人であるショイルマンによる現代文明批判とみなすことができる.この事実は,ドイツの詩人ヘルダーリンの代表作である『ヒュペーリオン』と重ね合わせるとき,特別な意義をもち始める.ギリシア人の青年ヒュペーリオンが友人であるベラルミンに送った書簡という形式で綴られる書簡体小説『ヒュペーリオン』のなかでとりわけ有名なのが,小説第二部で語られる,いわゆるドイツ批判である.ここで注目すべきは,当時の現代ドイツ作家であるヘルダーリンが,同時代のギリシア人である主人公ヒュペーリオンの言葉を通じて現代の祖国を激烈に批判した小説という,文明批判的な枠組みである.拙論は三者を比較検討しつつ『パパラギ』のもつ可能性と問題性とを論ずるものである.departmental bulletin pape
関節リウマチの治療 ―難治例,合併症症例をどのようにマネジメントするか―
関節リウマチ(RA)は,有効性の高い生物学的製剤やヤヌスキナーゼ阻害薬など新規分子標的治療薬の登場で,その予後は飛躍的に改善した.しかし,現在推奨されている治療法・管理方法で治療を行っても,一部のRA患者では症状が残存し,治療困難なRA(Difficult-to-treat rheumatoid arthritis;D2T RA)と呼ばれている.D2T RAを1)RAと鑑別困難,2)治療強化が困難なRA,3)治療強化を行っても難治性のRAの3つに分類した.また,2)治療強化が困難なRAについては,(1)薬剤有害事象,(2)アドヒアランス不良,(3)不適切な薬剤管理,(4)合併症,(5)経済面の5つに分類した.3)治療強化を行っても難治性のRAについては,(1)難治性RAの分類,(2)炎症性と非炎症性の鑑別,(3)炎症性難治性RAへの対応,(4)非炎症性難治性への対応の4つに分類した.それぞれの問題点と現時点における解決法について述べる.departmental bulletin pape
Combined treatment with curcumin and ferulic acid suppressed the Aβ-induced neurotoxicity more than curcumin and ferulic acid alone
昭和大学博士(医学)2022年度doctoral thesi
Characteristics of the burst-generating networks released by disinhibition in the spinal cord of the neonatal rat
昭和大学博士(医学)2022年度doctoral thesi
Increased expression of human herpes virus 6 receptor CD134/OX40 in skin lesions of patients with drug-induced hypersensitivity syndrome/drug reaction with eosinophilia and systemic symptoms
昭和大学博士(医学)2022年度doctoral thesi
Predictive Factors of Febrile Neutropenia After Primary Prophylactic Pegfilgrastim With DCF Chemotherapy for Esophageal Cancer
昭和大学博士(薬学)2022年度thesi
Adipose-derived mesenchymal stem cells promote salivary duct regeneration via a paracrine effect
昭和大学博士(歯学)2022年度thesi
フォンタン術後患児における抗血栓療法と出血事象発現の実態調査
フォンタン術後患児における抗血栓療法の安全性情報を提供するため,フォンタン術後患児の抗血栓療法の用法・用量ならびに血液凝固能と出血事象との関係を検討した.2011年3月から2020年9月に,昭和大学病院の小児循環器・成人先天性心疾患センターおよび昭和大学横浜市北部病院循環器センターにてフォンタン手術を受けた患児22例を対象とした.患者背景,抗血栓療法の用法・用量,ならびに術後1年間の血液凝固能の推移を出血群と非出血群で比較した.フォンタン手術時の月齢の中央値は36か月(22-164)であった.術後21例はワルファリンが投与され,その投与量の中央値は0.08mg/kg/日(0.03-0.16)であった.出血事象は9例(41%)に発症し,その発症日の中央値は抗血栓療法開始後10日(1-127)であった.そのうち4例は抗血栓療法の開始日が術後4日目であった.開始時から4週間後までにPT-INR値が2以上の延長を認めた症例は11例,そのうち4例で出血事象が生じ,7例は生じなかった.出血した9例のうち,ワルファリンの投与量は6例が0.1mg/kg/日未満,3例は0.1mg/kg/日以上であり,抗血栓療法開始時と出血時のワルファリンの投与量に大きな違いは認められなかった.また,PT-INR値が5以上の症例は1例であったが出血事象は生じなかった.その症例の投与量は0.1mg/kg/日未満であった.フォンタン術後患児において,ワルファリンの投与量とPT-INR値と出血との関連性はみられなかったが,術後早期はPT-INR値が変動しやすいことが示された.フォンタン術後患児にワルファリンを投与する場合は,抗血栓療法開始2週間以内のPT-INR値に影響を及ぼす要因(ワルファリンの用法用量,アスピリンの併用,術後の循環動態,薬物相互作用)をモニタリングすることが重要である.departmental bulletin pape