The University of Nagano Repository / 長野県立大学リポジトリ
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保育者がとらえる3 歳児クラスの幼児の気になる行動―巡回相談記録の計量テキスト分析による検討―
本研究では、保育所への巡回相談で得られる相談記録を計量テキスト分析により解析し、その結果か ら保育者がとらえる3 歳児クラスの幼児の気になる行動を抽出・整理することを目的とした。相談記録 47例に含まれる345文についてKH Corder を用いた分析を行った。その結果、保育者は幼児の「他者 とのやり取り」や「集団活動への適応」への難しさおよび「(幼児)個人の身辺自立」や「育ちの特質」 の未熟さや異質性の2 点に注目する傾向が高いことが明らかになった。保育所保育指針では3歳以上の 保育におけるねらいを「個の成長と集団としての活動」の育ちとしているが、本研究の結果はその難し さを示すものであった。さらに、本研究の分析ではその難しさの具体的な内容も明らかになっている。 すなわち、計量テキスト分析によって得られた、幼児の気になる行動のトピックと内容は、保育者が幼 児に対して特別な配慮や支援を考え、実践する上での資料になると考えられた
幼稚園における保護者の相談ニーズに関する研究―子育て相談の利用を阻害する要因・促進する要因―
本研究は、幼稚園における保護者の相談ニーズの実態を明らかにすること、また保護者が幼稚園教諭 に子育て相談をする際の阻害要因、促進要因を解明することを目的とした。調査は、福岡県A地区の 幼稚園を利用している母親311名を対象に質問紙法で実施した。結果、保護者の約6割程度が子育て相 談を利用していること、相談したい内容として「子どもの社会性に関する相談」が最も高いニーズであ ることが理解された。次に幼稚園教諭への子育て相談に関しては、44%の保護者が相談しにくさを体験 しており、その理由として「幼稚園教諭の多忙さ」の認識があることが明らかになった。子育て相談を 促進する要因としては【個別に相談できる環境】【幼稚園教諭の余裕、雰囲気】【幼稚園教諭の子ども理 解と伝達】【個人懇談、個人面談の機会】【日頃の保護者に対する声かけ】の5つの要因に集約された
Introducing A Vocabulary Learning Requirement: Productive ability and learning strategies
学習者の英語運用力を開発する使命を持つ英語集中プログラムが始まった。ためらわずに英語コミュニケーションができるようになるためには、使用頻度の高い語彙を知ることが不可欠であるため、英語集中プログラムの目標の一つはNGSLという英語語彙リストを学ぶことである。本稿は生産的語彙習得とそのために必要な語彙学習方法の教育を特徴とする語彙学習課題の実行に関する研究ノートである。語彙学習方法を教える補習授業についての学習者の評価によれば、語彙学習方法を教えることには重要な意味がある
保育記録の内容分析にかかる研究の動向と展望
本研究は、保育実践において作成される保育記録と、保育計画や子どもの理解・評価との関連性を検 討することを大きな目的としている。その基盤として、保育記録の内容分析に関する先行研究を収集し 内容を概観した。内容をもとにテーマ分類し、それぞれのテーマに含まれる内容を分析・考察した。そ の結果、内容は「障害児あるいは発達の気になる幼児」「保育の質」「保育者養成」「園内研究・研修」 「保育記録の手法」「発達との関連性」「保育者との関係」の7 つのテーマに分かれた。また、具体的に は「子どもの実態把握」「保育者の援助・支援の方法」「保育の振り返り」「記録の取り方」などに言及 していた。なお、保育記録の形式や内容は、園や保育者により多様性があり、それらの共有のためには 体系化や客観的な記録の必要性が考えられた。保育記録と保育計画・子どもの評価との関連性は明らか にならなかったため、今後の検討課題とした
ワークショップにおける\nアンプラグドプログラミング教育の実践
本研究では,ワークショップにおけるアンプラグドプログラミング教育の実践を通し,アンプラグド教材を有効に利用するための具体的な方法を探るとともに,アンプラグド教材を利用した場合に,プログラミング教育の目的の一つである「コンピュータに意図した作業をさせるには,どのような順序で指示を組み合わせればよいか」を子どもたちに考えさせ,その課程で論理的思考を育むことができるか,また,プログラミング教育の導入として,子どもたちにプログラミングに興味を抱かせることが可能か考察する。具体的には,絵本「ルビィのぼうけん」を参考にした実践,OzobotBit × Ozocodeによる実践,キュベット&ロボットタートルズを利用した実践の3つの方法を試みた。本実践より,アンプラグドな方法でのプログラミング教育で,与えられた目的に対してどのような処理をどのような順序で組み合わせればよいか考えさせることが可能であること,今後のプログラミング学習の動機付けに効果があることが明らかとなった