The University of Nagano Repository / 長野県立大学リポジトリ
Not a member yet
1102 research outputs found
Sort by
造形表現分野の授業における教授内容の提案―保育士試験の分析をとおして―
本稿の目的は、保育士試験「保育実習理論(造形表現分野)」の分析・考察をとおして、造形表現分 野の授業において教授する「標準的な知識と技能」を提案することである。本稿では、保育士試験で出 題される問題を、「発達過程」、「色彩理論」、「材料・用具」、「保育所保育指針」、「技法」、「イラスト問 題」、「児童文化財」、「作品鑑賞」、「デザイン」、「造形要素」の各テーマに分類し、カウントしてその重 要度を示した。さらに、その結果を考察し、造形表現分野の「標準的な知識と技能」を提案した。その 提案を端的にまとめた内容を以下のア)~エ)に示す。 ア)制作経験をとおして知識や技能を形成できる。イ)材料・用具・技法について保有する知識を造形的な場面で活用できる。ウ) 造形表現の発達過程を理解し、ア)・イ)に挙げる知識・技能を活用して、造形的な場面で必要な環境を構成できる。エ)保育所保育指針の内容を理解し、幼児造形活動のねらいや内容を設定できる
幼稚園における保護者の相談ニーズに関する研究―子育て相談の利用を阻害する要因・促進する要因―
本研究は、幼稚園における保護者の相談ニーズの実態を明らかにすること、また保護者が幼稚園教諭 に子育て相談をする際の阻害要因、促進要因を解明することを目的とした。調査は、福岡県A地区の 幼稚園を利用している母親311名を対象に質問紙法で実施した。結果、保護者の約6割程度が子育て相 談を利用していること、相談したい内容として「子どもの社会性に関する相談」が最も高いニーズであ ることが理解された。次に幼稚園教諭への子育て相談に関しては、44%の保護者が相談しにくさを体験 しており、その理由として「幼稚園教諭の多忙さ」の認識があることが明らかになった。子育て相談を 促進する要因としては【個別に相談できる環境】【幼稚園教諭の余裕、雰囲気】【幼稚園教諭の子ども理 解と伝達】【個人懇談、個人面談の機会】【日頃の保護者に対する声かけ】の5つの要因に集約された
保育記録の内容分析にかかる研究の動向と展望
本研究は、保育実践において作成される保育記録と、保育計画や子どもの理解・評価との関連性を検 討することを大きな目的としている。その基盤として、保育記録の内容分析に関する先行研究を収集し 内容を概観した。内容をもとにテーマ分類し、それぞれのテーマに含まれる内容を分析・考察した。そ の結果、内容は「障害児あるいは発達の気になる幼児」「保育の質」「保育者養成」「園内研究・研修」 「保育記録の手法」「発達との関連性」「保育者との関係」の7 つのテーマに分かれた。また、具体的に は「子どもの実態把握」「保育者の援助・支援の方法」「保育の振り返り」「記録の取り方」などに言及 していた。なお、保育記録の形式や内容は、園や保育者により多様性があり、それらの共有のためには 体系化や客観的な記録の必要性が考えられた。保育記録と保育計画・子どもの評価との関連性は明らか にならなかったため、今後の検討課題とした