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Reviewing Course Design for Writing Classes Based on Students’ Self-evaluations
新入生向け担当科目「日本語文章作成演習Ⅰ」過去 2 年度分を日本語教育におけるコースデザインの過程に照らしたところ、履修生に関する事前の情報収集と分析が欠けていた。しかし、入学以前のデータ取得は現実的に難しい。また、講座を終えた時点で履修生が何を得た・得られなかったと認識しているかは、開講以前の計画・以後の実施を問い直す貴重なフィードバックとなる。そこで、今年2021年度初回ならびに最終回にアンケート調査を実施し、書くことに関する認識や状況、書く力の自己評価、書くものや書くことの変化に関する認識を探った。その結果、履修生は日ごろ私的な文章を多く書いていること、入学直後の学期で当科目が求める水準にほぼ達していると考えていること、大学入学前後で書く行為や書くものが変化したと自覚している者が多いことが明らかとなった。これらの結果を踏まえ、初年次教育としての当科目の授業内容を振り返ったところ、ほぼ妥当であった。研究ノートResearch Notesdepartmental bulletin pape
University Students and Reading : Changes in Reading Environment Part 2
2019年12月の新型コロナウイルス感染症の発生から2年を迎えようとしている。本研究の目的は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、大学1年生の読書環境がどのように変化しているのか、その実態を探ることにある。学生生活実態調査2020年によると、読書をしない学生と読書をする学生の二極化が確実に進行している。筆者が担当する授業の中で読書環境に関するアンケートを試み、学生のコメントから、大学1年生の書籍や雑誌の入手、廃棄の実態、新型コロナウイルスが読書状況に与えた影響について調査を行った。
その結果、学生が本の入手に際して、事前に様々な情報を集め、内容評価を行っていること、読み終わった本を友人にあげたり、古書店やインターネット上でリサイクルしたり、本や読書に対して真摯に取り組んでいることが判明した。学生たちは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けながらも、新たなジャンルの読書や電子書籍、オーディオブックの活用、グループや家族での読書会の企画などに、積極的に取り組んでいる状況が明らかになった。研究ノートResearch Notesdepartmental bulletin pape
イギリス軍服の色の変遷についての考察 : レッドコートからカーキのバトルドレスへの変遷を中心に
17世紀、現在では常識でもある軍服のユニフォーム化が進む。18世紀の軍服は、赤、紺、白など戦場では目を引きそうな派手な色彩のものがほとんどだった。しかし18世紀中ごろ、イギリス陸軍において、はじめて戦場の背景に溶け込ませた、身を隠す目的のグリーンの軍服の着用がはじまる。そしてイギリス軍服の代名詞であるレッドコートや暑熱地帯用の白い軍服に代わって、1902年にはカーキ色の軍服採用へと至る。軍服の色は、その時代の戦争のスタイル、そして武器、特に小銃や大砲、そして火薬の改良によって変化、進化していく。今回、イギリス軍の軍服を中心に、どのような過程を経て軍服の色が変化していったのかを考察する。departmental bulletin pape
シューズの研究 : サドルシューズ
シューズデザイナーを目指す学生に設計技術の重要性を認識させ、個々の作品制作によって独自の設計基準作りを進めてきた「シューズパターン技術研究」に続き、今回から「シューズの研究」として、デザイン別のパターン設計の検証に加え、靴制作の工程も記録し、今後の学生指導の基礎資料としたい。
今回は、基本スタイル「内羽根式」の応用デザインである「サドルシューズ(Saddle Shoes)」について取り上げた。作品ノートdepartmental bulletin pape
Study on Characteristics of Skin Vibration and Friction for Evaluation of Clothing Comfort
文化学園大学博士(被服環境学)2021doctoral thesi
中堅日本語教師の「研修」を考える
日本語学校などの日本語教師集団を考えた時、構成員である教員一人ひとりの技術や能力の向上とその集団特有の業務への習熟は集団(組織)の教育の質の維持や向上に不可欠である。また、日本語教師個人が成長しつつ仕事を継続するためにも、能力の向上は不可欠である。それを実現するためにはとりわけ中堅日本語教師の研修が必要であると考え、2つのアンケートを通して、そのあり方を模索した。departmental bulletin pape
生産技術研究
新型コロナウイルス(COVID-19)で生活様式が激変した今日、多様化するニーズに対応するには、創・工・商が連携し強固な仕組みが必要になる。モノづくりの分野においては、技術・資材・情報などを有機的に組み合わせ、より付加価値を高めスピーディーに提供することが要求される。
当研究グループは、 生産技術や情報を授業で活用することを目的とし、下記3チームに分かれ研究活動をおこなっている。
A 情報収集(アーカイブ)チームは、アパレル生産に必要な産業資材(主素材・副資材)の情報を収集し、アーカイブ化されたものを公開することを目的としている。また、業界で使用されている資材の紹介や学内で販売されている資材の特性を捉え、使用方法・効果などを探り情報を提供する。
B 品質改善(カイゼン)チームは、現存する縫製仕様を収集し更に合理的な仕様・工程を検討し改善する。実物サンプルと段階的なプロセスで表現した情報はデータ化し、授業での参考資料として運用する。
C 技術開発(イノベーション)チームは、生産現場で必要な機器・アタッチメント等を利用した製造方法を追求する。また、アパレルメーカー・縫製工場・資材メーカー等を招いたアパレルプロダクションセミナーを企画・運営し、教員・学生を対象に技術情報を提供する。
以下、本研究集では2019年度、2020年度の活動を中心にまとめる。A情報収集チーム、B品質改善チーム、C技術開発チームの個々の具体的な内容は、Ⅲに記載する。departmental bulletin pape
伝統柄ニットの研究
世界には、長い歴史の中でニットの技術が伝承され、独自のデザイン文化を今に伝える地域がある。そんな中から、2019年度〜2020年度は「ガーンジーセーター」を取り上げ、多方面から研究した。
「ガーンジーセーター」は、英国とフランスの間にあるチャネル諸島の一つ、ガーンジー島から伝わったと言われている。シンプルなデザインは数あるフィッシャーマンセーターの原型ともされ、形は直線で作られている。
始めに、その様々な伝統的な模様、編み方、技法、パターンなどを考察。その考察を基に、模様サンプルの編み出しから実際にセーターを一着編み、編み方を再確認すると共に、既製品とも比較を検討した。departmental bulletin pape
低年齢層に向けたファッションコーディネートの具現化
昨今のソーシャルメディアの普及により 誰もが様々な情報を得ることができ、発信することができる時代である。
その中でも低年齢層での活用が目まぐるしい勢いがある。特に自分をいかにおしゃれに見せることができるかがポイントになってきている。人を真似ることも大事だが、自らがファッション知識を理解し、実践し発信する子供たちが多いことも知った。
丁度 学校や公共図書館向けのセット商品を数多く出版している株式会社汐文社より 小学生や中学生に向けてのファッションコーディネートの本執筆の依頼時期が重なり、研究を兼ねて始めることとなった。
この研究集では、本執筆「自分らしくコーディネート はじめてのファッション」について研究ノートとしまとめる。
低年齢層向けとはいえ、誰にでもわかりやすくファッションコーディネート知識をまとめることは、日々の授業にも活かせること事柄が多いことにも実感した。
同時期に 日本パーソナルスタイリング振興協会を発足し パーソナルスタイリング知識の測定試験「TOPSS(Test Of Personal Styling Skills)」の開発と試験実施がスタートした。定量化できない感性の「良し悪し」という曖昧さを排したスコアで表示される試験である。この測定試験の公式テキストをまとめたことも、今回の本執筆に大いに役に立つこととなった。研究ノートResearch Notesdepartmental bulletin pape
The City of Water, the City of Memory : About the Venice of Proust and the Venice of Henri de Régnier
レニエの『ヴェネチア風物誌』には、繁栄を迎えたヴェネチアの十字軍遠征による東方(オリエント)への侵略の記憶の痕跡が描かれる。ラスキンの翻訳家だったプルーストもこの点に意識的で、ヴェネチア軍が戦利品として東方からヴェネチアに運び込んだモニュメントに言及する。また、『アルタナ、あるいはヴェネチアの日々』におけるフォルチュニィの母のテキスタイル・コレクションの描写には、プルーストによるフォルチュニィのドレスの描写との際立った類似が認められる。水のある街を愛したレニエは、ヴェネチアに同じくヴェルサイユを愛したが、レニエの記憶の自由な連想は両者を結びつける。プルーストにおいても、ヴェルサイユはヴェネチアに密かに結びつく。フォルチュニィのコートを纏ったアルベルチーヌとヴェルサイユに出かけた一日の描写に続く場面で、話者はヴェネチアへ旅立とうと決心するのだ。そしてヴェネチア滞在中の話者にアルベルチーヌへの欲望が蘇るのは、このコートをカルパッチョの『聖ウルスラ伝』に見つけた時である。ヴェルサイユはこの二人の作家にとって、ヴェネチアに続く記憶の道なのである。研究ノートResearch Notesdepartmental bulletin pape