Bunka Gakuen University

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    1757 research outputs found

    Teppei ASAMA, Proust et les amateurs : Classiques Garnier, "Bibliothèque proustienne", Paris, 2020, 389 p.

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    本書の主張によれば、『失われた時を求めて』の物語の縦軸は〈芸術の愛好家であった主人公がいかにして小説家へと変貌を遂げたのか〉である。これは作者プルースト自身の道程でもあり、その〈創作の秘密〉の鍵でもある。著者はまず、プルーストが、ゴンクール兄弟とモンテスキウという「愛好家」から何を学んだのかを問う。「愛好家」という言葉はしばしば軽蔑的ニュアンスで用いられるが、『失われた時を求めて』においても同様である。プルースト自身が「愛好家」に過ぎないとジッドによって断じられたこともあったのだ。浅間は、モンテスキウとアルセール・アレクサンドルとの間に繰り広げられた「愛好家」VS「職業芸術家」論争を分析し、プルーストの曖昧な立場を明らかにする。最後に、スワンとシャルリュスというプルーストの小説を代表する「愛好家=失敗した芸術家」を取り上げる。二人の過ちは「芸術と人生」を、つまり「芸術と愛」とを混同したことである。これは話者自身も無意識に犯した過ちなのだが、これなくしては話者も小説家への道を見出すことはできなかった。現実とフィクションとが入り混じった『失われた時を求めて』においては、話者の声と小説家の声に混じって「愛好家=批評家」の声もまた響き渡るが、このような複雑な小説世界に対峙した本書は、プルーストにとっては「芸術と愛」を語るには「小説」という形態が必要だったことをも明らかにする。書評Book Reviewdepartmental bulletin pape

    Introduction and Effectiveness of the Alternance System in Recurrent Education : Possibility of educational innovation through integration of practical experience and learning

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    リカレント教育が文部科学省から提唱されて久しく、社会人の学びなおしとして現在まで多くの院生が当校(文化ファッション大学院大学)に入学してきた。しかしながら、彼らの多くはキャリア採用を希望するが、経験上の職種が、希望する職種・条件と異なる場合が多い。また、採用に至るリードタイムの長期化、採用率の低下、希望職種の転化など問題点も多く、社会人経験者にとって有益であった高等教育機関は岐路にあると思われる。このようなキャリア採用の問題点の解決法として、フランスではアルテルナンス(Alternance)というものがある。これは、学生・院生などが教育機関で就学しながら企業で就業するといった制度で、フランスのいわゆる専門学校以上の教育機関で取り入れられている制度である。本稿は、これらを PBLなどの発展的科目として再編することにより、社会人経験者におけるキャリア採用率の向上と希望する職種へと繋げていくための次期アクティブラーニングに関する考察である。研究報告Research Reportdepartmental bulletin pape

    Realism of Sensuous Description in The Panther

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    古英詩写本The Exeter Bookに収録されたThe Pantherは、もともとタイトルはなく、動物の「豹」であることは明確に示されてはいないが、長編の宗教詩に続く一連のelegiesの中に組み込まれたようなbestiary「動物寓意譚」のひとつという位置づけになっている。わずか74行という短さとラテン語からの翻訳であることから、その内容があまり注目されず研究論文も少ないという現状である。本稿では、The Pantherに見られるリアリズムの手法を考察し、獣の「眠り」を境に、目覚めている状態では「視覚」を使った描写に焦点を当て、 3 日の眠りの後の「目覚め」の瞬間には「聴覚」による描写が使われ、徐々に遠くへ届く「嗅覚」による表現があり、近代文学にも匹敵するリアリズムの表現が使われていることを指摘する。聞き手の想像力を刺激するため、最初は目に入る獣の姿の描写を、そして目覚めた直後には獣の発する音の描写に変わり、さらに目に見えない遠くから漂う香りの描写と変化していく様は、古英詩においても詩作にリアリズムの手法が使われているという仮説を立証したい。研究ノートResearch Notedepartmental bulletin pape

    An Examination of Consumer Behavior Changes and Brand Engagement in the Context of High-Low Mix Strategies

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    デジタル技術の進展により、人々の生活は多様化し、消費行動も大きく変化している。特にファッション業界においては、エンゲージメントエコノミーの興隆に伴い、ブランドと消費者の関係性が深化している。ブランドは、消費者との双方向のコミュニケーションを強化し、個別の体験や共感を提供することで、顧客との強い結びつきを築こうとしている。こうした環境下にあっても、多くの消費者が高価なブランドと安価なブランドを組み合わせる「ハイローミックス」というコーディネートスタイルを取り入れている。本研究では、安価な商品を提供する代表的なブランドである SHEIN に注目し、ハイローミックスにおいて SHEIN が選択される際の消費者の購買決定プロセスを調査した。また、環境への意識がハイローミックスやブランドに対する忠誠心に、どのような影響を与えるかについて考察を行った。研究論文Research Paperdepartmental bulletin pape

    Consideration on the Figure Painting of Saburosuke Okada : Starting from the Investigation Report of Model Photographs Held by the Kofukai

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    日本で最初に文化勲章を受章した洋画家・岡田三郎助(1869-1939 年)は、生涯を通じて「優美」「典雅」などと評される気品あふれる華麗な作品を数多く描いた。中でも女性像は三越呉服店の広告にも採用されるなど広く一般にも知られている。本稿は、2025 年に一般社団法人光風会の事務所で確認された岡田三郎助のモデル写真を紹介し、調査結果の報告と共に、写真群を起点として岡田の人物画制作に焦点を当て考察を行ったものである。調査報告Investigation Reportdepartmental bulletin pape

    Building an Image of Harajuku as “A Town for Young People” after the World War II : Based on Memories and Symbols

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    「原宿」という地域を評価し歴史を辿ろうとする視線には個人的な思い出が深く関わっている。駐留米軍のイメージ、東京オリンピック後の《エキゾチズム》のイメージなどが個々にあるため、その形成の経緯が朧化されてきた。本ノートでは「原宿」地域への記憶と雑誌による表象に基づいて成層化したイメージを明らかにしようとする。戦後、駐留米軍の存在は征服者と被征服者の間の緊張関係をもたらしていた。独立後、緊張は緩和し風紀問題の解決と自治への自信の高まりの中でアメリカを見る目線は憧れへと傾斜した。基地返還とオリンピック開催による都市開発によって原宿地域は《エキゾチズム》を抱え込み、そのムードと閑静さを求めてクリエータたちが集まり、業界が求める服飾店も次第に増えていった。1970年前後に原宿地域はセントラルアパートをランドマークとしてメディア性を持ち、雑誌はそのムードを「シャンゼリゼ」などのファッションタウンを想起させるキーワードを用いて表象する機運が高まった。すなわち、アメリカ、《エキゾチズム》、クリエータの仕事場という 3 つのイメージの成層によって原宿のイメージは構成され、そこに若者の存在はまだなかった。研究ノートResearch Notedepartmental bulletin pape

    Comparison and Discussion of Men's Tailored Jacket Design Methods

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    メンズテーラードジャケットのパターン設計は多様な手法が存在し、それに基づく技術書も数多く刊行されている。それぞれの手法は緻密な理論に基づいて設計されているが、その違いを体系的に比較する機会は少なく、どの技術書を参考にすべきか判断に迷うことが多い。メンズのパターン設計は、主に各部の寸法を直接計測して設計する「短寸式」と、胸囲寸法を基準に細部の数値を割り出す「胸寸式」がある。さらに、1 つのパターンに裁ち切り線と上がり線が混在し、縫い代が含まれている位置と含まれていない位置があるため、設計時に混乱が生じることもある。そのため、数値の割り出し方を理解し、バランスの取れたパターン設計が出来るようになるには、ある程度の時間と経験が必要となる。本研究は、複数のメンズテーラードジャケットに関するパターン設計手法を比較・考察し、トワル制作及び着装検証を通じて、各手法の理論的な共通点と相違点を明らかにする。また、パターン制作に必要な全ての数値を出来上がりの胸囲寸法に対する割合(%)に置き換えることにより、さまざまな手法を体系化し、囲み製図を活用したパターン設計の理解向上と、胸寸式製図の応用可能性について検証を行う。研究報告Research Reportdepartmental bulletin pape

    Research on the Digitalization of Film and Video Utilizing In-House Methodology

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    本研究ノートは、現在普及している高画質のデジタルカメラなどの民生用の映像機器を使用し、ビデオ編集ソフト、グレーディングソフトを活用したカラー補正の方法を含めて、主に 8 ミリなどの映画フィルムの映像、VHSなどのテープメディアをデジタルデータ化する方法について、約10年間の試行をまとめたものである。研究ノートResearch Notedepartmental bulletin pape

    2020年〜2023年ファッショントレンドの変化に伴う服装造形の研究

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    コロナ渦を経た昨今、世の中ではファッション及びファッションビジネスのみならず、情報そのものも大きく変化をしてきている。時代の変化に対応し進化し続けるためにもファッションビジネスに携わる企業にとって、様々な情報を収集分析することはとても重要な業務であり、意思決定のための知識であり、行動するための指針であるといえる。例えば、政治、経済、文化、芸能、スポーツ、レジャー、消費者の生活意識や環境の変化などが情報分析の主な要素となる。企業経営を維持させていくための自社や競合他社の実績比較や、業界動向などの情報分析も重要である。その上で、新しいファッションを提案し具現化することが企業経営にとって必要不可欠となる。 新商品開発そのものに関わってくる情報は実売シーズン(店頭販売時期)より 2 年前から予測が始まっている。 ファッションに関する情報はおおむね流れが決まっており、まずはインターカラー(国際流行色委員会International Commission for Color)より世界的な色情報が提案され、次にピッティ・イマジネ・フィラティ、プルミエール・ヴィジョンやミラノ・ウニカ、ジャパンクリエーションなどの糸やテキスタイル企業の見本市が実売シーズンの約 1 年前に開催され、約半年前にニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリ・コレクションといったデザイナーズコレクションや展示会での製品発表に移行していく。このようにどの時点でどのようなファッション情報が提案されているか把握できるようになっている。 当研究グループは、前述した様々な情報(社会環境、市場環境、業界動向、新商品開発のための情報)を収集・分析し、その結果を授業に反映することを目的として発足したグループである。具体的には政治、経済、文化や消費者動向などの、社会市場の環境分析や、昨今注目されているバーチャルやAI、自然環境からSDGsまでを踏まえた 1 年先のファッショントレンド予測と、年 2 回(春夏以下SS・秋冬以下AW)のコレクションを中心とした製品傾向の分析を行い、結果はデータ作成やビジュアルマップなどにまとめている。コレクション内容はファッション要素を色、素材、柄、シルエット、ディテール、テクニック、アクセサリー、ヘアメイク、ファッションイメージなどに分け、分析を行っている。また、そのシーズンを代表するコレクションブランドの作品を選び出し再現することにより、服装造形技術の視点からデザインソースの分析、パターン及び技術、テキスタイルやその加工の解析を行っている。 これら分析の結果は実物作品を制作したうえで発表を行い、その後データや制作物を蓄積し授業へ活用している。departmental bulletin pape

    伝統柄ニットの研究

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    世界には、長い歴史の中でニットの技術が伝承され、独自のデザイン文化を今に伝える地域がある。 そんな中から、2021~2023年度は「カウチンセーター」を取り上げ、多方面から研究した。「カウチンセーター」は、カナダ西南部バンクーバー島にあるダンカン市に住む先住民カウチン族によって作られるセーターをいう。地域の自然から生まれた幾何学模様・文様はカナダを代表するニットウェアとして有名で、カウチン族が編んだセーターのみカウチンセーターとして認められている。先住民の生活を守ることにより、伝統が今に引き継がれている。 始めに、そのさまざまな伝統的な模様、編み方、技法、パターンなどを考察。 その考察を基に、模様サンプルの編み出しから実際にセーターを編み、編み方を再確認すると共に、既存のカウチンセーターの活用方法をSDGsの観点から提案、検討した。departmental bulletin pape

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