Kamakura Women’s University Repository / 鎌倉女子大学機関リポジトリ
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Broken Pottery and Fragments from the Mishnaic period of Israel.
考古学者にとって土器は歴史や文化を理解するために欠かせない。イスラエルでは完形以外の土器のうち特に口縁部や底部、そして特徴的な文様や彩色が施された部分と特に型式学的研究にとって有用な断片は保管するが、それ以外は廃棄される。こうした事情から、イスラエルでは出土土器片全体の量や大きさ、形状に関する研究はこれまで注目されていなかった。
本稿では、ローマ時代に編纂されたユダヤ庶民生活を律するための指針であるミシュナを参考に、古代の土器について生活者の視点で知りうることを整理した。その結果、粘土の採取から成形、使用、廃棄に至るまで、それぞれの段階に浄不浄の概念が反映されていることがわかった。とりわけ、生活者にとって廃棄断片の状態が重要であることはこれまでのイスラエル考古学における土器研究には無かった視点であり、今後に向けて新たな研究の手がかりを得る機会となった。departmental bulletin pape
Tadao Kaneko’s Mathematical Value Theory
数学教育学の研究者であった新潟大学名誉教授金子忠雄の論文等54編を調査した結果、金子忠雄の数学的価値論の特徴として次の2点を指摘した。①金子は、学習者が学習内容の本質的価値に着目して自覚や納得を伴いながら数学を学んでいくことができることを目指した。②金子は、既習内容と本題材の学習内容の関係が「接続の3類型」(累積包括型、併立統合型、飛躍回帰型)のどれに該当するのかを分析して、それに基づいた教材構成をすることが必要であると提言した。departmental bulletin pape
Explanations of Two-character Chinese Words in “To-wa” Dictionaries, and “Ateji” in the Edo and Modern Periods.
本稿においては、唐話辞書に掲載されてい る漢語の語釈から発生したと考えられる近世近代の「あて字」について調査を行った。その結果、やはり唐話辞書の語釈が漢語の「振り仮名」として用いられている「あて字」が近世近代には見られた。ただ「あて字」として用いられている漢語は、近世になってから日本に流入してきた新しい漢語だけではなかった。古くから日本で「あて字」として用いられてきた漢語や、漢語自体は日本語の古い文献においても見られるものも含まれていた。それらは新しく入ってきた漢語とともに、唐話辞書において紹介され、「字音語」ではなく「あて字」としてその後の日本語の中に定着していったことが考えられた。departmental bulletin pape
The Influence of Terrace-type Playground in Nursery School Environment on Children’s Development : Results from a Survey of Athletic Abilities in Young Children
本研究では、神奈川県横浜市の2園(A 保育園:接地性があり土の園庭、B 保育園:接地性がなく屋上テラス型の園庭)に通う4歳児を対象として運動能力を調査した。
その結果、立ち幅跳びと握力(両手)の調査項目で有意な差が見られ(どちらも B 保育園が有意に高い)、25メートル走、ボール投げ、跳び越しくぐりの項目では有意な差は見られなかった。
B 保育園は階上テラス型園庭ということもあり、ボールなど投擲可能な小型遊具の使用が制限されるなか、スノコやタイヤ、丸太の一本橋などの遊具を導入し、限定的な環境下でも子どもたちの遊びを充実させる工夫をしていた。こうした環境においても工夫次第で子どもの運動能力の育ちを補うことが期待できる。departmental bulletin pape