Ohu University Repository / 奥羽大学学術機関リポジトリ
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PEMAとアネトールを主成分とする仮着材の開発
先行研究で岡田らは、優れた歯科用仮着材の開発を目的に、平均粒径が150μmのPEMAと、液成分に食品添加物としても用いられるアネトールを基材にして仮着材を試作した。さらに材料の物性や性能に影響を及ぼす操作法について、プラスチックスパチュラと紙錬板による練和方法だけでなく、ダッペングラスとプラスチックスパチュラによる方法も追加して検討した。その結果、粉末の基材であるPEMAの粒径をさらに小さくする必要があることを報告した。そこで今回、岡田らが試作した仮着材をさらに発展させることを目的に、PEMAの粒径を平均75μmとし、歯科用仮着材として重要となる項目を追加して実験を行い、市販仮着材と比較検討した。結果、試作した仮着材の物性は市販仮着材と同等であった。また、試作材は市販仮着材よりも支台材料に対する分離性に優れ、支台材料と合着材の接着強さに及ぼす影響は少なく、細胞に対する毒性も小さかった。departmental bulletin pape
三次元顔貌シミュレーションによる骨格性下顎前突症患者の理想とする顔貌の評価
顎矯正手術を受ける骨格性下顎前突症患者39例(男性19例、女性20例)を対象とし、三次元顔貌変形シミュレーションソフト(可動点を前後・上下方向に変化させることができる)を用いて、患者自身が考える術後の理想顔貌を男女別に調査し、矯正歯科医が考える理想顔貌と比較検討した。その際、初回検査時に採得した側面頭部X線規格写真をもとに顔貌形態パターンの垂直的な分類を行い、Long-Face群(LF群)とNormal-Face群(NF群)に分けた。検討の結果、NF群の男性患者の理想顔貌は矯正歯科医と比べて、シミュレーションの前後方向については、上唇部をより前方に位置させ、上下方向(下顔面高)については矯正歯科医と同じ認識であった。LF群の男性患者の理想顔貌は矯正歯科医に比べて、上唇部を前方に位置させ、下顔面高を変化させない顔貌であった。女性患者の理想顔貌はNF群・LF群とも歯科矯正医に比べて、上唇部を前方に位置させ、下顔面高を短くした顔貌であった。departmental bulletin pape