Yasuda Women's University Repository / 安田女子大学リポジトリ
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The People who Tried to Build the Shinkansen during the Meiji Period
戦時中に検討された弾丸列車計画のルート選定や技術規格の内容、実行に移したときに買収した用地や残された工事部分が1964年開業の東海道新幹線の実現に大きく貢献した。
その弾丸列車計画よりも30年以上も前から、新幹線に相当する私鉄「日本電気鉄道」の計画があった。1907年に出願され計画で、東京~大阪に高速の広軌電気鉄道を設け旅客の輸送を担うという、まさに現在の新幹線と同じ目的をもっていた。
弾丸列車計画は蒸気機関車により輸送する計画であったが、日本電気鉄道はこの時点ですでに電車での輸送を打ち出していた。しかも、東京~大阪に30分ごとに列車を発車させ、6時間で往来できる道を開くというものであった。これにより世間の進歩の要求に応えて大いに貢献し、従来の蒸気鉄道については専ら貨物運輸の方面で機能を発揮させることにより、国家全体の産業の発達に役立つと主張した。
本稿ではその日本電気鉄道の設立から断念までを詳述する。departmental bulletin pape
書写における効果的な筆使い指導法り一提案 ―「4段階スモールステップ学習」と「空書き」の活用―
筆使いの技術を獲得するための効果的な指導方法を試行し,提案する研究である。その手法として「空書き」を活用したスモールステップの指導方法について小学校における「筆使い」を必要とする各学習単元の指導例を挙げ,試行したものを報告している
Nurses’ Approach to Fall Risk Assessment: Harnessing Advantages and Addressing Limitations of Fall Risk Assessment Tools
転倒リスク評価ツールには利点と限界があり、これら2つを正しく認識することが重要である。そこで本研究は、転倒リスクのある患者に対して看護師がどのように転倒リスク評価ツールの利点と限界を認識し、それらに基づいて転倒リスクを判断しているのかを明らかにすることを目的とした。研究方法には質的記述的デザインを用い、有意抽出法により選定した18名の看護師を対象に半構造化面接を実施した。得られたデータを質的帰納的に分析した結果、73コード、12サブカテゴリー、5カテゴリーが抽出された。看護師は、転倒リスク評価ツールが持つ基準の客観性、リスクのイメージ化、そして判断の統一性という【ツールの利点を活かした転倒リスクの判断】を行っていた。その一方で、看護師は【ツール評価と患者の現状の乖離】や【評価のばらつきと一貫性の欠如】というツールの限界も認識していた。看護師はツールの限界を補完するために、【ツールと看護師のアセスメントに基づいた総合判断】と【ツールと看護師の経験則に基づいた総合判断】を行っていた。転倒リスクを判断する際は、転倒リスク評価ツールの利点を有効活用し、限界を看護師のアセスメントや経験則から得られた知識で補完しながら総合的に判断することが重要であると示唆された。departmental bulletin pape
Persecutory Delusions Experienced by ICU Survivors and Their Mental Conditions at Six Months after Discharge
人工呼吸管理を受けたICU survivorsが経験した被害妄想について検討した。2年間に1施設のICUに入室し退室時意思疎通可能な150名に対し、退室2週間以内にICUでの記憶と入院前QOLを面談調査、退院半年後に日常生活と精神状態を郵送にて調査した。
被害妄想の有るICU survivorsは一次研究参加者のうち12名、二次研究参加者のうち8名であった。被害妄想の有無で患者背景、入院前QOLにおいて違いはなかった。被害妄想は非常に不快な内容であったが、被害妄想の有無と退院半年後の精神状態を示すIES-R値に関係はなかった。しかし、IES-R>24の被害妄想の有るICU survivorsは、ICU入室中にせん妄を発症し、退院半年後にQOLの低下を認めた。
ICU入室中の被害妄想は長期的な退院後の精神状態や日常生活に影響を及ぼさない。しかし、ICU入室中に体験する被害妄想は驚異であることから、そばにいる看護師が患者の情動を理解し、信頼される関係を築くことが必要である。departmental bulletin pape
Purchasing Motives Inferred from Electronic Word-of-mouth of Gluten-free Foods in Online Sales
グルテンフリー食品の購入動機を解析する目的で、グルテンフリー食品のインターネット販売サイトに2009年2月18日~ 2023年3月10日の間に投稿された9942件のクチコミについて、KHcoderによる計量テキスト分析を行った。グルテンフリー食品の本来の使用目的であるセリアック、不耐、過敏という語の出現回数は全て30回未満と少なかった。一方で、グルテンフリー、アレルギー、ダイエット、糖質という購入動機に関する語の出現回数は、それぞれ1562回、1241回、1118回、645回と多かった。KWICコンコーダンス、コロケーション統計による解析から、グルテンフリー生活を行う、アレルギー患者の代替食、ダイエットや糖質制限のためという購入動機が多いことが明らかとなった。インターネット販売サイト上に提示されたグルテンフリー食品に関する科学的根拠のない情報が、購入者に影響を与えている可能性が示された。departmental bulletin pape
Rent Determination Factors on the Real Estate Market for Office Buildings in Tokyo
本論文はオフィス賃貸市場を分析対象として、東京都心の賃料に関する実証分析を行った。短期的な需給均衡を踏まえた高田(2023)8)と同一の賃料モデルに基づいて推計した。東京都心の賃料は、就業者数と正の関係にあり、供給量と負の関係にあることを5%有意に確認した。労働生産性については、賃料に対して3年のラグを伴って10%有意水準で正の関係があった。コロナウイルス感染症が拡大する以前の2020年頃までの空室率の低下、賃料上昇の背景は、女性や高齢者の労働参加の高まりによる就業者数の増加が考えられる。また、2020年以降は就業者数の減少がオフィス賃貸市場の賃料低下の背景となっていると推測される。加えて、テレワークやフレキシブルオフィスの普及の影響も受けていると考えられ、定性的な整理を行った。departmental bulletin pape
Legal Considerations Regarding Retirement from Professional Life - Introduction: Basic and Preparatory Memorandum for Building and Realizing a Society in which People are Active Throughout their lives
本稿は、将来における生涯現役社会の実現を念頭に置いて、労働者の職業生活からの引退およびそれに関連して定年制と老齢年金(厚生年金)の法的意義・性格について憲法的視点を踏まえつつ労働法と社会保障法を交錯させて理論的検討を行ったものである。これにより少子高齢化が進展するわが国における今後の職業生活からの引退や年金制度のあり方、雇用政策や産業政策の方向性をめぐり総合的に考察を進めていく法的基礎と手がかりを提示した。departmental bulletin pape
The Subject and Perception in Judgmental Auxiliary Verbs
判断系の助動詞の全体構造の構築を目的とする。判断系の助動詞は、2つの概念「主体認識」と「知覚認識」によって構成される。主体認識のみで表現されるものが断定であり、知覚認識が主体とどのような関わり方をするかによって表現されたものが、推量、推定、伝聞である。主体認識と知覚認識の割合によって、断定から伝聞まで判断系の助動詞の多様性が実現される。断定、推量、推定、伝聞などの「判断」とは、少なくとも従来考えられてきたような対象の実現可能性の確実度の表現ではなく、対象に対して主体と知覚がどのような割合で関与するかを表現したものであると結論する。departmental bulletin pape
On the Topic of Gluten-free in Newspaper Articles
グルテンフリー食に関する新聞記事を解析し、日本では誤った情報も多いグルテンフリー食に関する情報提供において、新聞が果たしてきた役割を明らかにすることを目的とした。朝日新聞クロスサーチ for libraryを用いて、2003 ~ 2022年に掲載された新聞記事から、「グルテン」を検索キーワードとして314件を抽出し、解析した。KHcoderを用いて、出現回数の多い重要語とその関連語、記事内容からコードを作成し、分析を行った。米粉の生産・消費拡大を目的とし、地域の米粉麺や米粉パンなど小麦粉を使用しない商品に関する記事が多く、地域経済の発展・振興に寄与したと考えられる。一方、グルテンフリー食の減量や美容への効果のように科学的根拠のない情報や、アレルギー患者への適用など健康被害のリスクのある記事も見られた。これらの記事は、グルテンフリー食に対する誤った理解につながる可能性も考えられた。departmental bulletin pape
続続・石垣りん年譜 ―石垣りん自身の著作を参考にして(完)―
本年譜は、四随筆集から詩人自身の人生に関わる情報を抜粋し、整理したものである。本稿では、石垣りんの著作の内容を反映している点に特徴がある。石垣りんは、ある大学生の卒業論文を参考にしており、それを中核として、他の情報を加えた