Yasuda Women's University Repository / 安田女子大学リポジトリ
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A Study on the Understanding and Acquisition of Duties of Beginning Child Care Workers: Focusing on the Second Half of the Year
本研究は、早期離職を防ぐために、初任保育者の支援方法に示唆を得ようとするもので、初任保育者が理解・習得する職務の実情を明らかにし、その間の心境を把握することを目的としている。
前半期を対象とする調査はすでに発表しており、本研究は後半期を研究対象期間として、後半期で理解・習得する職務内容にはどんなことがあるのか、いつ、どのように理解・習得しているのかを明らかにし、後半期の月毎の心境を捉えた。9月、10月は理解・習得することや初めて任される職務が増えていた。また、年度末の3月には新年度の準備が始まり、新たな負荷がかかる実情が明らかになった。月毎に新たな職務内容に直面する状況が続く中で、同僚との良好な関係性や同僚からの承認が気持ちの安定と自信をもたらしていること、保護者からの承認や成長した子どもの姿が保育の面白さや楽しさの実感をもたらしている実態を確認できた。departmental bulletin pape
On the Significance of Commodity Accounts in Bookkeeping Theory: With Special Reference to Historical Cost Accounting
本研究では、簿記会計学における商品勘定の意義を再検討する。これに至る問題意識は、3級商業簿記標準・許容勘定科目表から商品勘定が除外されたことにある。商品勘定は、簿記会計学上の理論で最も重要な概念である。商品売買時の仕訳の方法を比較検討し、総記法、分記法、三分法、売上原価対立法を考察する。これらの記帳方法で使われている商品勘定の意義を明確にすることで、ビジネスにおける有効性を明らかにすることを目的に、研究方法は、文献研究を通して資本循環過程の視点から考察する。その作業を踏まえて、取得原価主義会計における商品勘定の位置づけを明らかにした。その結果、商品勘定は現代ビジネスにおいても有用性を保持しており、したがって今日の簿記会計実務においても商品勘定は積極的に活用されるべきであるというのが、本研究を通じて得られた簿記会計学的示唆である。departmental bulletin pape
A Historical Study on the Acceptance of Gifts in the Founding Period of Kindergartens in Japan
フレーベルが製作したGabeと構想したoccupationが日本の幼稚園草創期にどのように紹介されたかを辿り、受容の経緯を明らかにした。日本最初の幼稚園初代監事、関信三が『幼稚園創立法』の中で推薦したTHE PARADAISE OF CHILDHOOD(1869)とThe Child,Its Nature and Relations;an Elucidation ofFroebel's Principles of Education(1872)、加えて桑田親五と関信三の翻訳本を取り上げ、Gabeとoccupationの紹介内容と遊び方の図に注目して受容の一端を捉えた。THE PARADAISE OF CHILDHOODには1,397枚の図のうち、1,066枚はoccupationに関する紹介図であった。翻訳本からもoccupationの活動を展開するために多くの提案がされていたことも明らかになった。occupationへの取組によって、並べる、折る、畳む、切る、編む、組む、描く等の技術を培うことができ、作品を残して鑑賞することもできる。そうした利点は、幼稚園の普及発展をめざす関係者がその存在を広報する上で有効に働いたと考察した。departmental bulletin pape
『為頼集』哀傷歌にみられる歌語の享受と展開 ―第八二・八三番歌の唱和を視点として―
紫式部の伯父で『源氏物語』執筆に影響を与えた歌人藤原為頼の家集『為頼集』の巻末部所収歌から、為頼と桃園中納言源保光が亡き一条大殿藤原伊尹を偲んで詠んだ唱和歌の構造分析を通して、母方の血縁で繋がる文化人同士の交流関係の有り様を考察した
岡本かの子「蔦の門」「快走」「娘」考 ―魅入られた人々(二)―
岡本かの子文学における〝魅入られた人々〟像を考察した論考。蔦の絡まる門を縁に生さぬ仲の母子の絆を描く「蔦の門」、陸上選手の鬱屈を脱したランニングへの没入ぶりを描く「快走」、競艇に没頭する未婚女性の運命を描く「娘」を新たに評価
Creative Economy in Japan: A Spatial Analysis
This work aims at identifying and measuring the spatial distribution of creative economic activities in Japanese Prefectures. Although they can be defined in different ways, creative industries correspond to new types of production processes, more flexible and supported by digital technologies, oriented to more personalized and experiential forms of consumption. By adopting a broad definition of creative economy and using global and local indicators of spatial association, this analysis of the Japanese case confirms a global tendency for the agglomeration ofcreative activities in large metropolitan areas, with a strong concentration around Tokyo and Kanagawa (mostly) and also Osaka and Kyoto (to a smaller extent). When observing the similarity of data from two different moments (2014 and 2021), it was observed that the emergence of this creative economy corresponds to a slow process of structural transformation. The most relevant finding of thiswork is the observation of the difficulties of peripheral regions to be attractive for these creative industries. Implications, limitations and further developments of this work are discussed, considering the importance of finding new development paths for all the territory.抄録を誤記訂正のため修正:(誤)Kanazawa(正)Kanagawa(2024年4月22日)Abstract: error: Kanazawa, correc: Kanagawa (corrected on 22 April 2024)departmental bulletin pape
The Age of Anxiety
本論考では、「人新世」の環境思想家達が「不気味さ=非故郷性」を語るようになったのは何故なのか、という問いを立て、アミダブ・ゴーシュやブリュノ・ラトゥールの環境思想にそのヒントを見出し、「人新世」の環境思想を読解する。departmental bulletin pape
Recognition and opinion of Nutritionists and Dietitians on the Gluten-Free Labeling System
近年、日本でもグルテンフリー(以下GF)食品が増加傾向にあるが、GF表示に関する法律は存在していない。我々は以前、栄養士・管理栄養士(計178名)を対象に、GF表示制度は必要かとの調査を行い、必要(55%)、不要(8.8%)、わからない(36%)との回答を得ている。今回、本論は、回答が分かれた理由は、各々が患者の健康を守ることを第一目的としながらも、それぞれの異なった考えに基づいて回答をしたことに拠るとの仮説を立てた。計量テキスト分析にて集団の回答理由を分析した結果、回答理由は①「安心できる食品選択」、②「患者が存在するから」、③「アレルギー患者の利益のため」、④「日本でGFは馴染みがない」、⑤「エビデンスもなく曖昧な現状のため」、⑥「自分の知識不足」に分けられた。そして、これらは、そのまま①②③が必要、④⑤が不必要、⑥がわからない、と答えた群の意見であることが判明した。よって、我々の仮説の妥当性を検証し得たと主張する。departmental bulletin pape
AI Talent Education for Humanities Students Through a Policy Analysis of the “Hiroshima Sandbox”
AI人材といえば、プログラミングなど理系のイメージが強いが、実務現場でのAI導入が進めば進むほど、事業へのAIの導入・応用や、AIを活用した新たな企画を行う文系のAI人材が必要になる。そのため、AI人材の養成において大学に期待されている役割は大きく、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の応用基礎レベルの習得者として、高校や高専・大学において年間25万人の養成が想定されている1)。この応用基礎レベルの教育において求められている、社会での実例を題材とした教育について、「公共政策演習」という科目で、イノベーション立県を目指して広島県が行っている「ひろしまサンドボックス」と連携し、県や企業とのフィールドワークによる政策分析を実施したところ、文系学生のAIリテラシーや、AIを活用した事業への理解や関心が高まり、文系AI人材養成のための教育としての有効性が示唆された。departmental bulletin pape