Yasuda Women's University Repository / 安田女子大学リポジトリ
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    686 research outputs found

    To What Degree is Turning a Blind Eye to the Situation Morally Permissible?

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    私達は,典型的事例を通して,物事を学んでいく傾向がある。それゆえ,「善悪」の典型事例を学ぶことなく,いきなり,道徳の領域における非典型的事例である「グレーゾーン」を学び始めるということは想像し得ない。道徳の領域においては,マニ教的な善悪二元論の世界観こそが,典型事例の判断に役立ってきたと言える。子どもは「してはいけないこと」を,有無を言わせず躾られ,それを通して「悪いこと」の概念を学んでいく。世の中には,果たして道徳的に見て,やっていいのか悪いのかが,それほど明瞭ではない領域が存在している。例えば,いじめを傍観する,ということはどうだろうか。積極的に悪いことをしているわけではないし,だからと言って「善行」を為しているというわけでもない。この手の道徳的なグレーゾーンをいかに判断すべきなのだろうか。本論考では,「見て見ぬ振り」のような道徳的なグレーゾーンについて考察する。departmental bulletin pape

    Taking a Leap to Realize Justice in Intercultural Communication Education

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    本稿は、アイリス・マリオン・ヤングの『正義の責任』において提示されている構造的不正義に対する責任逃避の四つの戦略(物象化、繋がりの否定、直接性の要求、私の仕事ではない)、責任逃避のための自己責任の言説、「帰責モデル」の限界、そして、「社会的繋がりモデル」について考察している。ヤングの提唱する「社会的繋がりモデル」においては、構造上のプロセスを通じてお互いに繋がりあっている人々が責任を分有し、責任は広がっていき、限定されない。構造的不正義を生み出すプロセスに加担していることから生じる未来志向的責任は、この責任を分有する人々がそのプロセスを変革するために集団的行動を組織化することによってのみ果たされる。departmental bulletin pape

    When the Borrower Becomes the Boss: The Dynamics of Educational Transfer in Qatar

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    This paper maps the landscape of the mobility of American higher education institutions to the Arabian Gulf region. It examines how and why Qatar has borrowed the American model of higher education, in light of the issues and challenges of educational transfer and implementation at Education City in Doha. The paper also considers Qatari efforts to resist, adapt and modify the borrowed model within the local context to make the borrowed model their own.  This approach ascribes agency to policymakers/leaders in Qatar, and shifts the focus of scholarly attention toward the motivations and objectives that guide their partnerships with the American universities at Education City, as part of Qatar’s national education reform initiative. Finally, the paper considers the broader implications for the future of educational transfer of the American model of higher education in the Gulf region, in light of the exponential growth in the number of foreign branch campuses operating or opening worldwide.departmental bulletin pape

    A Study of the Folk Novel, Hongomura Zenkuro by Ema Nakashi: About the Reception and Bonds of Marxism in Modern Japan

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    小説家であり民俗学者でもあった江馬修は、飛?の口伝であった本郷村善九郎の英雄譚に史実を対照し、民俗の歴史として形象化した。一方、自らマルクス主義者を標榜した江馬は、民俗小説「本郷村善九郎」、歴史小説「山の民」の執筆を通じて唯物史観の限界と、マルクス・レーニン主義の根本的な欺瞞に直面する。マルクス主義の受容と桎梏を自ら体現した小説家は、だが遂にそれを自覚しなかったことを論評した。departmental bulletin pape

    False Peace: Coronavirus Crisis and Climate Change in the “Anthropocene”

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    本論考の目的は、カール・ポッパーの「三つの世界説」を参照しつつ、「人新世」と呼ばれるようになった、この時代の意味を探ることにある。「人新世」は、「第三の世界」が「ミームの拡散」という意味において「第二の世界」を支配するにとどまらず、「第一の世界」にも巨大な影響力を及ぼすに至った時代なのである。今や「第三の世界」を統制する原理となった「グローバル市場」による「新自由主義」という形の資本主義とそれを牽引する「テクノロジー」による「進歩史観」の実にせっかちな時間が「第一の世界」を変質するだけの強大な力を持ち始めている。その力は、ハイデガーが言うように、人間を「総駆り立て」状態に陥らせ、「総駆り立て」のシステムの中で人間は単なる「人材」あるいは、「消費者」と化し、そうしたものとしてシステムの中で最適化を図るだけの存在者に成り下がってしまっている。かくてグローバルに拡張した経済システムは、「気候変動」をもたらすに至った。本論考では、「第三の世界」におけるイデオロギー闘争において覇権を争う人類ではなく、今後、「第一の世界」において進化の時間を生き延びる可能性がある人類か否かが問われる、「人新世」と呼ばれる時代を考察する。departmental bulletin pape

    On the Coming Discontinuity of Human Habitat: From the Standpoints of Augmented Reality and Communitas

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    ヒトの知覚は進化的に構築された。世界は共通の知覚によって把捉されるかぎりで一様(universe)であった。だが近年、Zwift等の装置を介してヒトは知覚を個人レベルで延長しつつある。VRは重いハードが必要だがARは個人の視野を簡単にカスタムできる。この帰結は甚大である。主知主義者はヒトが独立した理性をもち、この理性が環境を操作できるという。これは誤謬である。進化論に依拠すればヒトの意思決定は環境からアフォードされて成立する。ゆえに種としての一様な知覚がARによって解体され、世界が多様(multiverse)になればヒトの生息条件は歴史と断絶する。世界は物理的実体ではない。知覚によって構成され、計算能力の投入によって変化する情報的実体である。近未来のヒトは宇宙空間ではなく情報によって構築された仮想空間に旅する。この帰結が公益の私益総計への徹底的な変換を伴えば、社会の基本条件が破壊されるだろう。ゆえに私たちは議論を必要としている。departmental bulletin pape

    Does the Gratitude Accompanied by Feeling of Apologetic Emotions in the Japanese Predict Subjective Well-being?

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    本研究は、女子大学生123名を対象として、被援助による感謝喚起状況と、援助なしに感謝が生じる状況からなる5状況を想定させ、感情状態(満足感、申し訳なさ、不快感)、感謝量を測定し、日常感じている幸福感を測定した。各状況で感情状態が感謝量を予測するか、また各状況の感謝量が主観的幸福感を予測するか検討した。分析の結果、すべての状況で満足感が感謝量を予測したことから、満足感が感謝の中心的要素であることが示された。また、援助を直接受ける状況では、不快感の低さが感謝量を予測し、援助を間接的に受ける状況では、申し訳なさの高さが感謝量を予測した。これらのことから、日本人における感謝は、肯定的感情だけでなく、複数の感情によって予測されることが示された。また、他者から援助を受けない状況における感謝量が幸福感を予測したことから、被援助状況以外での感謝が感謝特性を反映している可能性を示した。departmental bulletin pape

    Consideration of Motivation for National Qualification

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    安田リヨウは、夢の実現のために、資格を取得した。この資格により学校を設立した。本稿のリサーチクエスチョンは、安田女子大学おける国家資格取得への動機づけについて考察する。そのために、まず、大学の講義と課外学習の関係を説明し、動機づけの概念、本学の課外学習について述べる。さらに、国家資格、卒業論文への動機づけ、大学生のキャリアデザインを考察する。本来の大学の姿を示唆する。departmental bulletin pape

    Proposal of a Pottery Education Support System using Machine Learning

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    陶芸教育において学生が制作技術を習得するためには、自学自習への取り組みは不可欠である。しかし、自学自習では指導者によるフィードバックがないため、技術を向上させにくい。そこで、自学自習における学習者への客観的なフィードバックとして、アドバイス機能をもつ陶芸教育支援システムの提案を行う。本稿では、指導者の定性的な評価による陶器識別機能を実現するために機械学習を用い、教師データのData Augmentationの手段として、高い識別精度が得られた、等濃線画像を用いる手法を提案する。また、指導者の指導内容に基づく学習モデルについて、陶芸教育支援システムに実装して動作を確認した結果、部分形状のaccuracyは90.6 ~ 94.9%となり、その有効性も確認できた。departmental bulletin pape

    Discussion on the Relevance of Hospitality Seen in Japanese Culture

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    日本人の「おもてなし」は世界でも高い評価を受けている。東京オリンピック、パラリンピックにおいても様々なエピソードが紹介され、日本人のおもてなしの心が賞賛されたことは記憶に新しい。このような日本人の「おもてなしの心」は、日本人が古くから接してきた文化に深い関係があると考えられる。本稿においては、それらの要素の一部を取り上げ、日本の文化と日本人のおもてなしとの関係性にアプローチするものである。departmental bulletin pape

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