Atomi University Repository / 跡見学園女子大学機関リポジトリ
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    奥付

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    クロアチアにおけるカリキュラムの変遷と歴史教育の諸問題

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    application/pdftextバルカン(南東欧)諸国では各国の歴史教科書の民族主義的な側面が紛争を助長し和解を妨げる要因の一つとして問題視され、諸外国からも関心を集めてきた。バルカン諸国の中でも歴史教育をめぐる活発な論争が見られるクロアチアの事例を取り上げ、1990年代以降の歴史カリキュラムおよび歴史教科書の変化あるいは継続性、とくにクロアチア・ナショナリズムに基づく愛国的な歴史観との関わりに注目しながら、第二次世界大戦や「祖国戦争」に関する記述に焦点をあてて、その特徴と問題点について考察した。 クロアチアの学校教育において歴史は主要な科目の一つであり、授業時間数もかなり多い。歴史教科書はカリキュラムに準拠した認可制で、複数の出版社から刊行され、四〜五年ごとに改訂されている。1990年代の教科書は民族主義的な傾向が顕著であったが、2000年代にカリキュラムによる制約は緩和される一方、クロアチア議会の「祖国戦争に関する宣言」などを通じて公式見解が表明され、教科書に反映せざるをえない状況が生じた。第二次世界大戦にせよ「祖国戦争」にせよ、クロアチアを犠牲者・被害者として描くことが求められ、クロアチア側にも問題があったとするような「相対化」の動き糾弾し、多角的な視点に基づくアプローチを認めない立場もある。その点で、なおクロアチアの歴史教育には紛争を助長し和解を妨げかねない面があり、その本質的な改善が求められていることを指摘した。departmental bulletin pape

    可能助動詞“会”“能”“可以”に関する「理解可能なインプット」作成の試み ―教員アンケート結果を踏まえて―

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    application/pdftext本稿は,2017年12月から2019年2月までの期間に計2回実施した中国語可能表現の教室指導に関する教員アンケート(中国語教育に従事する大学教員,計32名(計24校)を対象に実施したアンケート調査) をもとに,その集計結果から浮き彫りとなった様々な問題点を分析したうえで,学習者の立場から考えた「理解可能なインプット」を提示する。具体的には,第二言語習得理論のなかで扱われる「理解可能なインプット」に対して,本稿独自の観点を加えたうえで,可能助動詞“会”,“能”,“可以”の教室指導に関する新たな「理解可能なインプット」の考案を試みる。departmental bulletin pape

    米中対立の新局面:中国による米大学・研究機関への浸透と対外世論工作

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    application/pdftext米中対立は、21世紀型の覇権争いの様相を見せており、長期化する見通しだ。トランプ政権が中国を「現状変更国家」と位置付けたことで、米中の「大国間競争」は、先端科学技術競争の側面が強くなり、大学機関、研究機関など学術界にも及んでいる。トランプ政権と米連邦議会は、米国の大学と中国企業との産学連携や、増加する中国人研究者、留学生にも矛先を向けている。このため、米連邦捜査局(FBI)は、中国への技術流出を担う研究者や大学生の取り締まりを急速に強化している。ただ、行き過ぎた規制強化となると、中国系の優秀な頭脳を遮断することにつながり、大学の競争力、米企業への人材供給にも悪影響を及ぼしかねない。学術界では、開放性と成果の公表が産学連携の原則として認識されており、研究成果が秘密にされることなく、広く公表され、「知の共有」が進むこ とを当然視してきた。そこに、知的交流、人的交流や研究資金への制限が課せられることに戸惑いを隠せない状況だ。こうした現象から、米国の研究機関、大学における中国人研究者、留学生の動向と、その学術交流、人的交流が肯定的評価から否定的評価へと転換しているジレンマについて探っていく。departmental bulletin pape

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    跡見学園女子大学学芸員課程 2019年度博物館実習について

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    青年期女性における生きづらさを話し合う会の実践と検討

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    application/pdftext生きづらさとは,生きる上での困難さを示す言葉だが、明確な定義は未だないとされている。要因は,多種多様で,幅広い年齢・特性を対象に検討されてきた。また,支援に関する検討は,身体障害者や貧困層,引きこもり等問題が可視化されやすい人々を対象に行われてきた。しかし,問題が見えにくい生きづらさへの支援の検討は少ない。見えにくい生きづらさは,当事者にとっても主観的であるがゆえ内在化しやすく,支援に乗りにくく解消の糸口も見えにくい問題である。そこで,本研究では支援の一環として,全6回の生きづらさを話し合う会を実践し,その実施前と実施後に生きづらさに関する質問紙調査を行い,グループ・セッション終了後には,1人30分程度の半構造化面接を行った。参加者6名によるグループ・セッション、質問紙調査,面接調査の結果から,以下の見解を得た。①再発見、新発見という形で生きづらさの自己理解が深まるようだった。②Meの話を聞き,歩み寄ることで他者の生きづらさを受容するようだった。③深い自己開示と,生きづらさを共有し合う心強さによって深くて親密な関係性が形成されるようだった。④話すことが苦手で自己開示に苦労したり、テーマによって侵襲性を感じたMeもおり、ファシリテーターとして配慮が必要だとわかった。⑤話し合うことで生きづらさへの孤独感が緩和され,Meに対し連帯感を持つようだった。⑥これらのプロセスを辿るためには,安全な雰囲気の中でグループを進める基盤作りが重要だとわかった。departmental bulletin pape

    青年期女子における挫折経験がスチューデント・アパシー傾向と生きがい感に及ぼす影響

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    application/pdftext【目的】挫折経験および挫折経験のとらえ方がスチューデント・アパシー傾向と生きがい感にどのように影響しているのかを検証することを目的とした。【方法】女子大学生1~4年生312名を対象に質問紙調査を行った。質問紙は①フェイスシート(年齢、学年、挫折経験の有無、挫折経験をした年齢と内容)②挫折経験のとらえ方尺度(姜・清沢、2017)③アパシー傾向測定尺度短縮版(箭本・鈴木、2017)④生きがい認知尺度(熊野、2012)である。【結果】①挫折の有無におけるt検定の結果、挫折を経験したことがある者ほど挫折をネガティブなものとしてとらえ、生きがい感が低くなる傾向があることが明らかになった。また、挫折を経験したことがある者ほど「学業への積極的姿勢」が高いことが明らかになった。②重回帰分析の結果、挫折経験をネガティブにとらえることは生きがい感に負の影響を与え、スチューデント・アパシー傾向に正の影響を与えることが明らかになった。また、挫折経験をポジティブにとらえることは生きがい感に正の影響を及ぼすことが明らかになった。③挫折を経験した年齢において、16歳以下を低年齢群、17歳以上を高年齢群とし、t検定を行った。その結果、挫折経験を高年齢時にした者ほど挫折をポジティブにとらえること、学業に積極的に取り組む姿勢があること、生きがい感が高いことが明らかになった。【考察】青年期女子において、挫折を経験することで心理的苦痛をうけるものの挫折をポジティブに考えることができ、ポジティブに考えることで生きがい感を高くし、スチューデント・アパシー傾向を低くすることができると示唆された。departmental bulletin pape

    ふれ合い恐怖に関する概念の整理

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    application/pdftextふれ合い恐怖とは,現代青年に目立って見られる対人恐怖症と共通する心理的傾向を持った青年期心性である。本論考では,ふれ合い恐怖とその周辺の概念と考えられる社交不安症(以下SADと表記する),回避性パーソナリティ障害を取り上げ,これらの臨床的特徴について検討を行った。さらに,SAD,回避性パーソナリティ障害,ふれ合い恐怖の概念を比較し,これらの共通点および相違点を明らかにすることを目的とした。その結果,ふれ合い恐怖に特有な臨床的特徴として,①対人関係が深くなるにつれて不安になる ②恐怖対象が人と親密になる場に限定されている ③重症化しにくいという3点が見出された。また,SADとふれ合い恐怖では,日常生活における恐怖や不安の程度や,それに伴う困難の頻度が異なっていた。回避性パーソナリティ障害とふれ合い恐怖では,症状を呈する対象の範囲が異なっていた。よって,ふれ合い恐怖はSADや回避性パーソナリティ障害と区別可能な概念であることが示された。さらに,ふれ合い恐怖が呈する症状は,現代青年の特徴である「優しい関係」と,共通する部分が見られた。すなわち,ふれ合い恐怖は1980年代に提唱された概念であるが,現代社会においてもなお有効で、現代青年の特徴を的確に捉えることに役立つ概念であると言える。よって今後は,ふれ合い恐怖に関する研究を積み重ね,その概念の実態を明らかにしていくことが課題となる。ふれ合い恐怖という概念の解明は,現代青年の恐怖症のあり方や心性を理解するにあたって有効であると考えられるため,今後の研究の進展が期待される。departmental bulletin pape

    ベーシック・エンカウンター・グループ体験の報告と考察 ─体験内容と体験様式に着目して─

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    application/pdftextこの度,筆者は一メンバーとして集中型のベーシック・エンカウンター・グループに参加する機会を得た。本稿では,体験の報告としてセッション直後に筆者がノートに残した振り返りを記載し,体験内容と体験様式に着目して自己の変化を考察した。その結果,筆者の対人関係における“求められることに応えようとする在り方”と“心を閉じる在り方”が,抵抗感・反発心を伴ってグループの中でコンフロントするという形で表出し,メンバーから受容されることを通して変化したということが分かった。departmental bulletin pape

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