Atomi University Repository / 跡見学園女子大学機関リポジトリ
Not a member yet
4542 research outputs found
Sort by
生産側都道府県別月次実質GDP の作成
application/pdftextこの論文では、都道府県別月次実質GDPを生産面から推計した。鉱工業生産指数や建設総合統計、第三次産業活動指数を使って推計した。推計面での工夫の一つは、第三次産業活動指数をクラスター分析によって2 つに分け、それらを説明変数として、都道府県別に県内総生産の第三次産業分を推計した。また、47都道府県を足しわせた四半期値と、国の実質GDPが一致するように調整した。国のGDPが発表されていない期間についても月次指標で推計した。
その結果を、四半期別に県内総生産を発表している県の値と比較するとかなり近いものが得られた。今後の課題は、鉱工業生産指数や第三次産業活動指数を用いたよりよい推計法の検討である。departmental bulletin pape
「ロイヤル」や「国際」が付くホテル名の日欧比較 ─ 1960~70年代日本のホテル屋号(1)─
application/pdftext高度経済成長期の1960~70年代は、ホテル建設ラッシュで数々のホテルが日本各地で誕生したが、その屋号の命名には、ある種の傾向や規則性があり、ホテルの所在地の町名に「観光」「グランド」「ニュー」などの特定の単語を組み合わせることが多かった。町名や国名をホテル名に含める場合、それに相応するホテルの格式も命名の動機も、ヨーロッパのホテルと日本のホテルでは全く異なっている。そもそもヨーロッパの典型的なホテル屋号の派生期から、日本では一世紀近く遅れて同名の屋号が普及したので、同タイプの命名法のホテルでも、建設時のコンセプトやデザインにも日欧で大きな違いがある。本稿(パート1)では、18~19世紀ヨーロッパのホテルの屋号の命名法の歴史を踏まえ、国名の入った屋号や、「ロイヤル」と「国際」を含む屋号の傾向と派生期を日欧で比較する。なお、「ニュー」「グランド」「観光」「ビュー」「パーク」「プラザ」「パレス」等を含むホテルの名については次稿(パート2)以降で扱う。departmental bulletin pape
営業余剰の簡易推計
application/pdftextSNA(国民経済計算体系)の概念である営業余剰は生産側の国内総生産から雇用者報酬などを差し引いた残差として求める。ただ、類似の概念である企業会計の営業利益を使って営業余剰を推計することは、四半期推計する場合などに有用だ。そこで、営業利益を使って営業余剰を推計する方法を検討し、推計精度を調べた。推計結果をみると、推計値は営業余剰の水準に比べて無視できないかい離があることがわかった。両者のかい離についてはさらに検討する必要がある。一方、伸び率の推計では比較的良好で、伸び率を用いた推計には妥当性があることがわかった。
営業余剰とともに残差として求められる混合所得についても簡単な推計を試みた。個人事業主数を使ってある程度推計できることがわかった。departmental bulletin pape
【論文】ミュンヘンにおけるリヴァー・サーフィンと観光
application/pdftextミュンヘンにおける観光スポットのひとつが、リヴァー・サーフィンのメッカ、アイスバッハである。バイエルン土着の曳き板サーフィンからリヴァー・サーフィンが誕生した経緯を辿り、サーフ・スポットとしてのアイスバッハが合法化されるまでの過程を、州政府と市当局の確執、サーファーによる圧力団体の形成を通して明らかにした。departmental bulletin pape
【研究ノート】新型コロナウイルス感染爆発の経験を書く ―韓国・大邱における市民と医療従事者の手記を事例として―
application/pdftext本稿は2020年2月中旬から4月初旬にかけて新型コロナウイルス感染爆発が起きた韓国・大邱の人びとと医療従事者が書いた手記を手がかりとして、コロナ禍で地域社会が直面した問題を明らかにすることを目的とする。手記には、個人的な経験が書かれると同時に、新型コロナウイルス感染爆発によって大邱が突然差別的な扱いを受けるようになったという記述、一方で全国からさまざまな支援を受けたという記述、コロナ禍を国家が苦難を乗り越えてきた歴史と重ね合わせる記述、感染爆発の契機となった新天地教会の信者たちを他者化する記述といった、マスター・ナラティブとでもいえる物語が繰り返されていた。本稿はこれらの記述に着目し、大邱という地域社会にとってコロナ禍が、韓国という国家から切り離されそうになりつつも、つなぎ止められる経験であったことを明らかにした。そして、コロナ禍で客体化され続けた大邱という地域社会が、新型コロナウイルス感染爆発をみずからの経験として位置づけるために、新型コロナウイルス感染拡大収束後まもなく手記が執筆され、出版されたと指摘した。departmental bulletin pape