The Open University of Japan Repository / 放送大学機関リポジトリ
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E-learning of University for Lifelong Learning Support
わが国では,約30年にわたって生涯学習振興を行ってきており,その間,生涯学習社会の教育・学習システムの整備が行われると共に,生涯学習社会の実現を目指すという生涯学習の理念が教育基本法で謳われるに至った。これからの生涯学習振興にあっては,社会の要請に応える新たな生涯学習支援をどのように構築していくかということが大きな課題であり,その中の最大の課題は,情報化への対応である。それに関しては,大学の社会人対象eラーニングへの進出が見込まれているが,大学の場合には,教員・学生の直接的な人間的接触の確保が必要である。そのため,社会人対象のインターネット・ライブ授業を行う遠隔通信教育の大学では,ヒューマン・ファクターを採り入れたヒューマンeラーニングを開始しているが,社会人は仕事や日常生活の課題解決に役立つ学習を目指すため,興味・関心も多様である。大学がそれに応えていくためには,一斉配信と共に個別対応を必要としており,これからはそのようなシステムの導入が必要とされるが,既にその開発は始まっている。In Japan, the system of lifelong Learning support has been constructed since 30 years ago. The e-learning of university is expected to play a big part in lifelong learning support. As adult students of society need human contacts, Yashimagakuen University is developing “human e-learning”. In addition, it starts the “peer to peer” e-learning that will play an important role for the e-learning of university.departmental bulletin pape
Current Situation and Perspectives about ICT-based Social Education (Adult and Community Education) in Japan
平成12年に出された生涯学習審議会答申「新しい情報通信技術を活用した生涯学習の推進方策について」以降,社会教育におけるICT活用は公民館・図書館・博物館をはじめとする社会教育施設を拠点とし,また地域の人々の相互交流を促し,地域づくり・まちづくりとも関わりながら進められている。本論文では,社会教育,情報やICTについての定義をふまえた上で,次に,社会教育におけるICT活用について検討する。検討に際しては,情報化がもたらす新たな学習の可能性(学習資源・機会の拡大,学習方法の変化など),社会教育施設(公民館・図書館・博物館など)やNPOなどの諸団体におけるICT化やIT講習の進展といった現状に分けながら,具体的な事例を通して確認する。その上で,今後のICT活用の課題として,①ICTや情報が学習の手段あるいは効率化・効用性をめぐるものから,地域で「生きる」ということや地域における人びとの学習課題に関わることがらをも軸に加える必要があること,②地域において様々な〈学びあうコミュニティ〉を創造するという社会教育・社会教育実践の観点を活かした情報化論議を進め,ネット・コミュニティを創り出す必要があることを,言い換えれば,ICTの活用それ自身が社会教育的な学びをふまえて展開されていく必要があることを論じることにする。Learning activities and supporting programs to learning activities based on information and communication technology(ICT)are actively put into practices in the field of Social Education(Adult and Community Education)at community level. In this thesis current situations about them are introduced and some cases are analyzed, such as setting ICT in social education centers, data-based learning information at community level, or building “net-community” etc. Further in this thesis some issues about ICT-based social education are introduced and analyzed; ICT must be discussed not only from the view point of “means” or “efficiency” of learning, but also from the point of building “learning nework” or “learning community” through ICT.departmental bulletin pape
On the Diary of Ma Qianli (3)
1924年の秋は、馬千里にとって、それまで4年にわたって続けてきた『新民意報』の刊行が、まさに終焉を迎えようとしていたときであった。そうした事態の中で、馬千里が次に希望を見い出し、取り組んだものが国民会議運動である。国民会議運動とは、孫文による「北上宣言」を直接の契機として始められ、1925年にかけて急速な盛り上がりをみせたことにより、「国民革命の先がけ」と評価されている運動である。本稿は、天津における国民会議運動が、どのように発起され組織されたか、運動が求めたものは何か、そこには如何なる特徴がみられたかなどを、「馬千里日記」を中心にしつつ、当時の時代背景とともに描き出したものである。またその過程で、孫文が果たした役割や、段祺瑞による善後会議との関係などについても言及した。departmental bulletin pape
Cast Away Japanese Sailors in 1839 - 1840 Hawaii
1839(天保十年)年6月、長者丸という名の難破船が太平洋でアメリカの捕鯨船に救助された。救助された7人はハワイに送られたが、そこで船頭の平四郎が死亡した。生き残った6人の乗組員はハワイで1840年まで生活した後、1843年に日本に帰還した。ハワイでの彼らの生活は、日本側(『蕃談』『時規物語』、その他)・アメリカ側(メアリー・シャルロッテ・アレクサンダ-の『ラハイナのボールドウィン博士』第10章に所収)に記されている。驚いたことに、これらの資料は遭難前の乗組員たちの日本での生活や遭難後のハワイでの生活の記述において、非常によく一致している。いくつかの記述は、双方の欠を補うものである。そこで、アレクサンダ-の書の第10章を日本語に訳して、これに日本側の資料に基づき、注を付けることにした。departmental bulletin pape
A Spectral Vision : Mary Robinson's Insecure Identity in "The Haunted Beach"
1780年代から社交界のお騒がせなセレブとして注目を浴びたロビンソンだが、感性と詩才に恵まれた詩人であり、小説家としても活躍していた。彼女が最晩年に書いた「亡霊たちの浜辺」は、そうした彼女の詩的資質をもっとも典型的に示していると同時に、女性として、また詩人として彼女が置かれた不安定な環境を多分に反映したものである。シャーロット・スミスが顕著に示した女性的な感受性言語の残響を内にとどめながら、コウルリッジの「老水夫行」から題材や主題を借用している点で非独創的だが、斬新な韻律によって女性としての不安と孤独を吐露している点で独創性を確保している。詩の不均質な言語と不統一な語りの声は、詩のテクスト内の分裂を生んでいる。さらに、そこには、実生活や経済、ジェンダーのすべてにわたって不安定に動揺し続けるロビンソンの苦悩が潜んでいるだけではなく、18世紀末の社会において女性一人の力で生きようとした女性たちが直面したジレンマと実存的な不安が映し出されている。中途半端な言語と語りは、同時代の詩人との間テクスト的交渉の上に成り立った、分裂し、動揺し続ける女性のアイデンティティの姿なのである。departmental bulletin pape
The Determination of Atmospheric Parameters of Curve-of-Growth by the Downhill Simplex Method
われわれは、NelderとMeadによる滑降シンプレックス法を適用して成長曲線から大気パラメータを求めるプログラムを作成した。本プログラムは、Δx、Δy、θex、and log10 2αの4つの変数とする4次元空間中の5個の頂点から成るシンプレックスにおいて、出発点となるシンプレックスから最適の点の座標として4変数を求めるものである。なお、Δx は観測された成長曲線と理論成長曲線の横軸の差を意味し、Δyは両成長曲線の縦軸の差を意味する。ここで、目的関数はプロットされた吸収線の横軸上のちらばりの分散値とした。本プログラムは、Sprottが作成した滑降シンプレックス法のプログラムと吉岡が作成した成長曲線法解析の方法2のプログラムを組み合わせたものである。
われわれは、本プログラムと吉岡の方法2のプログラムの結果を比較することにより、本プログラムの有効性を調べた。比較に使われたデータは、HD187203の86本のFeⅠの吸収線である。そして、次の結論を得た。
1)許される有効数字内での最適の値は、滑降シンプレックス法での許容相対誤差を0.001~0.00001にとれば得られる。
2)最適の値は、出発点となるシンプレックスの選び方によって変わる。しかしその差は、成長曲線法として許される範囲内にある。
3)本プログラムは、吉岡の方法2のプログラムと比べて、かなり短いステップで得られるので、かなり時間を短縮でき、有効な方法と言える。departmental bulletin pape
The socioeconomic gradient of sense of coherence : from a representative sample survey of 4,800 Japanese people aged 20 to 40
journal articl
Review of the effects of ease of retrieval on social and cognitive judgments
社会的判断や認知的判断を予測するモデルの多くは、判断時に想起する情報の内容のみに注目している。そのため、情報想起に伴って経験される主観的な経験がそれ自体で重要な情報源となっていることが見過ごされている。ここでいう主観的経験には、「検索容易性」「舌端現象」「親近感」「既知感」「知覚的流暢性」などが含まれる。このうち、情報再生時の容易さや困難さを表す「検索容易性/困難性」は、ここ20年程の間、特に社会的認知の領域で中もされてきた。本論文は、この検索容易性に焦点をあて、社会的判断や認知的判断においてこの経験がどのような役割を果たすかをレビューした。さらに、最後のセクションでは、他の認知的な主観的経験や感情的経験との統合の可能性について議論した。departmental bulletin pape
Development of Post-Recording Tool to Support Foreign Language Role-Play Activity
本研究では,外国語での会話表現の練習方法として,グループで映像に音声を吹き込み,吹き替え版の映像を完成させる活動に着目し,同活動を実施するための教材制作を行うActIVE(Act Inside the Video Environment)を開発した。外国語を学習する際,実践的な言語運用の場面を体験することが少ない。そのため言語知識を持っていたとしても,いざ外国語を使用する場に直面すると,具体的な表現方法が思いつかず,戸惑ってしまうといわれる。そこで本研究では,映画やドラマの一部などの場面に登場する人物になりきり,映像の音声を吹き替える活動に着目した。この活動では,グループ間で適切な会話内容の議論や,吹き込んだ音声のレビューを通じて,音声を吹き替えることで,実践的な場面に慣れていくことができる。しかし映像を加工する作業時間を多く要することや,一部の学習者や教師に技術的な負担がかかることで,期待される議論やレビューといった活動が疎かになってしまうことが課題であった。そこで吹き替えに必要な機能を精査し,グループで利用できるインタフェースを実装して,映像音声吹き替えを行う授業の中で評価した。その結果,教師や学習者の技術的負担が軽減され,グループ間で効果的な議論が行えたことが確認できた。This paper proposes a web-application, ActIVE(Act Inside the Video Environment)to support group of language learners to post-record their voices in target language, over the original video program. Post-recording activity enables learners to experience and get familiar to the actual situation of the language use, which tend to lack in the current foreign language education. Throughout the activity, learners can join the discussion between the learners to compose the dialog which fit the scene, and review the recorded voices with each other to enhance the post-recording quality. However, learners’ technical skills to edit the video was an obstacle to carryout this activity. To support learners to perform their post-recording activity in-group, ActIVE has limited functions specialized for post-recording and review, and added some functions which help group discussions. As a result, ActIVE was enough easy to use by groups without video-editing experts, and discussion was extended compared to the groups without ActIVE.departmental bulletin pape