National University in Kyushu. Education and Humanities / 九州地区国立大学教育系・文系リポジトリ
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A Fundamental Study about the Origin of Living Environment Studies Leading to "Interactive Learning"
application/pdf教科「生活科」が発足して30年を迎えようとしている。また同時に,生活科にとって3度目の改定となった学習指導要領が公示された。本改訂で注目されていることは,生活科が発足してから目指してきたことであると言え,ここに生活科をより充実させていく意義と役割があると言える。しかし一方で,学習指導要領の改訂時期になると様々な用語が表面に出て来る。「アクティブ・ラーニング」もそうであるが,「探究的な学び」や「主体的な学び」,本研究で焦点を当てる「対話的な学び」がそれにあたる。それらの用語は表面的にとらえられ解釈をされ独り歩きさせてしまう現状もある。そこで,本論文では「対話的な学び」をこれまでの生活科学習から見出し論考し,生活科における「対話的な学び」を定義し,今後の教科指導に生かすことを研究の目的とする。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
A Summary Report of the Practical Seminar for Teaching Profession (2012-2015) That Was Jointly Organized by the University of the Ryukyus and Okinawa Zoo & Museum, Which Captured the Quantitative and Qualitative Change of the Participants’ Self-Other Ratings
application/pdf本研究では,平成27年度の実践が受講学生の受講前後段階での自己分析にどのような影響を及ぼしているのか,教員として求められる4つの事項の修得状況をどのように自己評価しているのか,一連の実践後の自己評価と他者評価の結果の差を検証するとともに平成24年度から平成27年度まで一連の実践で得られた学生の変容の経年変化や差異を検証した。\
平成27年度の実践は,教育実践学専修に所属する7名の受講学生で実施された。これまでの実践よりも受講学生が少ないこともあり,受講学生はそれぞれ1つの企画を独自に担当し,担当した企画に対する全責任を自分1人で担う形で活動した。自己評価・他者評価に特徴が見られた3名はいずれも「協働すること」からそれぞれに学びを深めていた。自己評価(事前)が最低の者は,同期や目上の立場の人間から自分の意見を否定されるのを恐れており,そこに課題があると認識していた。自己評価(事前)が最高の者は「仕事をこなす力」が身についたと認識する一方,もっと他人を頼ればより高いものに迫れたと「頼れなかった自分」を反省していた。他者評価(事後)が最高だった者は「頼ること」で高い目標に迫れたと認識していた。どの年度でも沖縄こどもの国と連携した教職実践研究・教職実践演習を履修することを通して,受講学生は教員として必要な能力をおおむね身につけていたと評価しており,概して他者評価の方が自己評価に比べて高い傾向が見られた。また,受講学生が単一専修・コースだけで構成されるよりも,複数の専修・コースで構成された方が,教育効果は高いこと,受講学生が企画・運営の表舞台に立つ機会が多いと責任感や使命感に対する認識に高まりが見られることが示唆された。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
On the leaking X-ray from cold cathode-ray tube used at junior high - and high schools
application/pdf1966 年に国際放射線防護委員会(International Commission on Radiological Protection:以下,ICRP)が「18 才までの生徒に対しての学校における放射線防護」を発表し,放射線から生徒を防護する勧告1)が初めて示された。冷陰極管のX線の漏洩現象に関して,国内では約40 年以上前から報告2)されており,その後も幾度となく冷陰極管の漏洩X 線は取り上げられてきた。3)2012 年に中学校理科で「放射線教育」が約35 年振りに復活し,折しも東日本大震災での原子力発電所事故(2011 年)と重なったため,教育現場の放射線教育への認識が改められた。4)このような状況で,本研究室では3 年程前から,県教育センター主催の教員研修(中学校理科教師対象)で放射線に関わる課題を取り扱い,また,冷陰極管のX 線の漏洩現象を示して注意喚起をおこなうなど,冷陰極管からの漏洩X 線の検証と啓発を研究室活動の一環として取り組んできた。本報告では,これまでに公表されてきた冷陰極管からの漏洩X 線に関する内容を踏まえて現象を再検証し,研究室で得たデータを基に,対称性の良いクルックス管の漏洩X 線の強度分布を定量的に明らかにした。また,教育現場で漏洩X 線を生じる冷陰極管をどのように取り扱うべきかを考慮して,ICRP勧告および国内法規との対応について,漏洩X 線防護について,漏洩X 線の簡易検出について,を取りまとめた。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
The Production Background of “Teikanzu” in the Early Edo Period: Mainly Focusing on Confucianism
application/pdf本稿は、近世初期に成立した帝鑑図をめぐる文化史的背景について論じたものである。特に、中世末期から近世初期における禅宗と儒教をめぐる状況、また背景にあったと考えられる「天の思想」について論究することを目的とした。加えて、帝鑑図の利用方法をめぐって、相馬藩の文献を提示し、論じた。
「帝鑑図」の成立は近世初期であるが、中世から『帝鑑図説』に含まれる説話と同じ画題が存在していたことを確認した。その上で、帝鑑図の成立は、中世から近世へと時代の節目に、禅宗から儒教へと学問の土台を変革させ、儒教を社会に浸潤させようとする目的から、視覚的に表象された可能性を指摘した。さらに、君臣関係を示した実例として、先行研究の手法を例に、相馬藩の文献を分析し、近世初期において帝鑑図が、儒教経典に記される君臣の関係性を視覚的に表した絵画として制作されたことと解釈した。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。journal articl
Procedure-based Learning for the acquisition mand in the child with autism. -Analysis of the generalization to others-
application/pdf本研究は,知的障害のある自閉症の子どもへの対人般化のためのツールに関するものである。事前指導により,物品名の音声言語化を可能としている自閉症のある子どもを協力児として,3名の大人が対人般化手続きマニュアルによる要求言語の機能化を学習した。その経緯を分析するとともに,さらに刺激般化の機能分析も行った。その結果,1)手続きマニュアウルの有無は,協力児の要求言語の獲得になくてはならないものであったということ,2)課題の基本構成の学習だけでは対人般化は生じず,エラー反応への修正手続きの学習が必要であったということ,3)無反応に対するタイム・ディレイの手続きが反応生起に影響を及ぼしていたこと,等が明らかになった。考察では,対象者の個人的要因の分析も含め,効果との関係が論じられた。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。journal articl
Re-Analysis of the Diversification Strategy by the Continuous-Investment Model: The Case of Multiple Simultaneous Projects
application/pdf本研究はTirole[2006]の連続投資モデルに基づき,n個のプロジェクトによるクロス担保の分析を一般化したものである.また,王・楊[2015]の分析において,企業家のインセンティブ制約条件が不十分であることは本研究によって明らかになった.この問題に対処するため,本研究は企業家のインセンティブ制約をすべて満たすように最適化問題を定式化し,そして完全の証明を与えた.複数のプロジェクトが互いに独立であれば,クロス担保が利用できる.本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。journal articl
Consideration of teacher's adviser and their relationship - Focusing on human network in team as a school -
application/pdf本研究は、教師が持つ相談相手とその関係性に影響する要因を明らかにすることを目的としたものである。チーム学校においては、教師の同僚との関係が重要な役割を持つことから、同僚との関係を含む教師の人的ネットワークを考察した。具体的には、中学校教師へ相談相手に関する質問紙調査を行い、ネットワーク分析の手法を用いて、対象教師と相談相手との関係性を考察した。校外で行われる研修に参加する教師の多くは、校外の相談相手を保有しており、相談経路の拡大が期待できる一方、校内の同僚への相談経路を縮小する傾向が見出された。校外に相談相手を保有する教師は、その中で必ずしも密度の高いネットワークを形成しているわけではなく、校外に複数の相談相手を持っていることが確認された。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
Generational Difference in Accentuation of Kagoshima Japanese and Speakers' Language Ideology
application/pdfKubozono (2007), 窪薗 (2006) などでは,鹿児島方言の若年層話者たちが,音調の選択において従来型の鹿児島方言音調ではなく,標準語の音調型と一致する有核(起伏式)/無核(平板式)音調を選ぶことが述べられている。この点について,筆者らはこれまで,話者の社会的特徴と文や談話などいくつかの発話スタイルにおける音調選択の関連について統計的な検証を行い,メディア実践などの要因が関与している可能性を指摘した(太田 2016,Ota, Nikaido, and Utsugi 2016)。本稿ではさらに,単語読みタスクの結果もくわえて高年層との世代間比較を行い,得られた結果を「言語イデオロギー」の観点から解釈を試みた。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理されたjournal articl
“Choosing for Disability” and Parental Virtue
application/pdf本論では障害児の選択的出生について「親の徳」の観点から検討している。障害児の選択的出生に対しては、胎児に不必要な障害を負わせる不正な行為だと他者危害原理に依拠する批判がなされる一方で、障害者運動の側からは、障害を「危害」と決めつける発想そのものを問い直す再批判が投げかかけられ、状況は錯綜している。そこで、本論では「善き親」とはいかなるものか、あるいは妊娠・出産に関わる親のとるべき態度はどのような態度かを構想してこの論争に加わっている動向、とりわけ徳倫理学のアプローチをとるマクドゥーガル(McDougall, R.)の議論を批判的に吟味した。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
Analysis of the Triad Duel Game of Dixit and Nalebuff (1991): Constrained Generalization
application/pdf本研究はDixit and Nalebuff (1991)の三者決闘ゲームを条件付きで一般化した.条件付き一般化することによって,プレイヤーたちの命中率について特定の数値例だけでなく,より一般的なケースについても簡単に分析することができるようになる.本研究の条件付き一般化の分析の結果ではDixit and Nalebuff (1991)になかった最適戦略も見つけた.三者決闘ゲームにおいて各プレイヤーの生き残るための最適戦略は,各プレイヤーの命中率の絶対的な大小関係だけでなく,相対的な大小関係にも影響を受けることが分かった.本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl