Nara Saho College Repository / 奈良佐保短期大学リポジトリ
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279 research outputs found
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A Study of Ito Seminar
本ゼミナールにおける課題は,社会福祉,介護福祉および関係領域に関してゼミ生が興味のある事柄について自由に研究し,発表できる形(パネル展示および論文)とすることとしている.社会福祉に関する職業を全うする際,利用者の最善のケアを行うにあたっては常に自己研鑽が要求され,価値,知識,技術の獲得を目指さなければならない.したがって,学習する姿勢は社会人となってからも要求されることはいうまでもない.このような姿勢を育成することを目的として教員が研究について指導を行い,ゼミ生が努力を重ねた結果,論文が作成された.これらの成果について研究報告としたい.要約:本稿は,学生が「音楽療法」の講義に興味を持ち,また重症心身障害児施設への実習体験もあったことから,自閉症児に対するその効果について焦点を絞って研究した内容である.構成は,音楽療法について定義,歴史,そしてその効果について述べ,次に自閉症についても定義,歴史,分類,さらに症状および療法について提示している.最後に,「音楽の持つ働き」と「自閉症児の症状の特徴」との関係について,言葉を用いなくとも音楽によって直接自閉症児に働きかけるため効果的であると考察している.研究報告:井口奈那「自閉症児に対する音楽療法の効果」departmental bulletin pape
Consideration about the Working Circumstance of the Care Worker
介護福祉士の就業状況は,離職率が高いことや,賃金水準が低い,仕事のやりがいや処遇を理由に転職するものが多いなどの課題がある. 本研究は,本学に送付されてきた平成17・18年度の求人票を元に,基本給や諸手当,昇給,賞与等の実態を明らかにすることを目的とした. 結果,基本給は他産業と比較すると高校卒業者の初任給に近いことや,地域格差があること,同じ種別の施設でも基本給のみならず諸手当の金額にも差があることが明らかになった.また賞与や昇給に関しては、記載率が低く,具体的な記述が少なかった.求人職種の記述にも統一性がなく「介護職」「介護員」「介護職員」「寮母」などがみられた.また,資格要件も「介護福祉士」「ホームヘルパー」があったが,無資格でも応募が可能である施設もみられた. 介護福祉士の労働環境を改善していくことは,介護の質を高めることにつながると考える.そのためには今後,介護における介護福祉士の業務独占や,資格取得方法の一本化が望まれる.論文departmental bulletin pape
Researches of Application and undertaking of child care worker category by childcare training school's student
本稿の目的は,保育者養成課程の学生の社会的カテゴリーの変容をたどることである.保育者をめざす学生にとって,在学期間とはすなわち社会的カテゴリーを付与する側から引き受ける側へと立場を変える期間でもある.学生は保育者カテゴリーにどのような意味を付与して入学し,それが学びによってどう変化するのか,社会的カテゴリーの変化過程を質問紙調査から明らかにする.分析の結果,幼稚園教諭や保育士を目指す学生の保育者カテゴリーは,付与する側から引き受ける側へと変化するにしたがって大きく変化することが明らかになった.入学時,男女学生は「保育者」を「家事育児の代替者」ととらえたり「第二の家庭の父母」ととらえたりする.そのような意味づけをもたらすのは,年少時に幼稚園教諭や保育士に出会った経験,中学時代に保育所や幼稚園で行われた職場体験などであった.ところが卒業時には保育は家庭とは別のものとして認識される.また男性は性別を強調した保育を目指すようになった.論文departmental bulletin pape
Toward a Healthy and Independent Elder Life NO.1- Elder Development and Education Need -
介護予防は福祉的・医療的意味合いが大きい.しかし,介護予防支援を福祉的社会システムとして考えるのではなく教育として考え,高齢者自らが「こころ」と「からだ」に対して,関心を寄せる自立・自律に対する構えととらえると,積極的な学習として取り組みができるようになる.平均寿命が長くなり,定年以降の人生の生活設計を組み立てることはこれから重要な課題となる.健康はより良く生きるため,生活の満足度などを高めるために重要な要因となり,積極的に生きることの指標となる.介護予防を自らの健康に対する教育であるという視点に立ち「教育=自律」として,高齢者に学習の動機づけを行っていかなければならない.論文departmental bulletin pape
One Consideration about a Care Process Based on International Classification of Functioning
本稿は,本学生活科学科生活福祉専攻において取り組んだ介護過程シートの検討に関して述べた内容である.2001年にICF(国際生活機能分類)がWHOにおいて採択され,その後,わが国においても障害者分野および高齢者分野において,ICFの概念が広く取り入れられるようになった.本学本専攻ではこのICFに基づいて介護過程シートの検討を重ねてきたが,これについて,経過および反省点について考察を行った. 構成としては,(1)ICFがわが国の介護保険制度に及ぼしている影響,(2)国の動向を受けて介護福祉士養成においてもICFが取り入れられている現状,(3)ICFの概説,(4)本学本専攻における介護過程シート検討の過程,(5)今年度における介護過程シート検討の内容である.そして,今年度における介護過程シートの課題として(1)ICFを充分理解していたうえでの書式作成,(2)書式としての整備,(3)情報分析の手法,(4)ケア計画における文言の精査等の課題が明らかとなった.研究ノートdepartmental bulletin pape
The Current Situation of Dietary Habit and Food life Education for College Students
短期大学生の食意識・食行動・健康状態の実態を把握し,今後の学生指導や健康教育に役立てることを目的として,学生129名を対象にアンケート調査を行った.その結果,特に女性でBMI判定が「やせ」・「普通」であるにも関わらず,自己の体型を「太り過ぎ」・「太り気味」と評価し,「減量したい」と回答した者が多く,ダイエット経験者は,男性より有意に多かった.(p<0.01)朝食を欠食する者が,国民健康・栄養調査の同世代の人たちと比較して多かった.昼食は持参弁当以外では,おにぎりのみやカップ麺など栄養的に問題のある内容が多く見られた.朝食や昼食を簡便に済ませ,間食を取っている者が多い傾向があり,野菜摂取量が不足していることが示唆された.食習慣における意識としては種々の栄養成分の摂取に気をつけているという回答はあるものの実践できておらず,間食や飲み物の内容は望ましくない食品を摂取している実態が明らかになった.以上をふまえ,適正体重の認識する者の増加,朝食の欠食する者の減少,野菜の摂取量の増加を課題として食育への取り組み計画を検討した.論文departmental bulletin pape
Consideration about The Current Condition of The Service of support for Combining Labor Force Participation At The Term of Pre-School-Age and School-Age Childcare
少子化対策はわが国の重要課題であると認識され,国をあげて子育て支援の推進が図られてきた.就学前期の就労支援策である保育サービスは,一定の改善が行われてきた.一方,就学後に提供される就労支援サービスである放課後児童健全育成事業は1997年に法定化の後,実施か所数や登録児童数は大きく増加しているが実際は就学前期に見られるような多様な保育サービスが提供されているわけではない.多様な保育サービスを利用した経験を持つ保護者の生の声から,経済面における就学後の就労支援サービスの現状と課題を探ったところ,学童保育利用料,学童保育以外のサービス利用補助,保護者への直接援助,経済的問題への不安,の4つのカテゴリーが抽出された.それらは制度基盤の違いやサービスそのものの整備不足に起因するところが大きく,今後はサービスの拡充と共に制度基盤の充実が求められる.論文departmental bulletin pape
Children's Environment to Encourage Creative Play
子どもは常々、大人が思いもつかないことを遊びに取り入れ、夢中でそれに没頭している。それは幼児期の特性であり、「環境による教育」「遊びを通して総合的に行うものとする」という幼稚園教育の基本でもある。 しかし、昨今の幼児を取り巻く環境の変化によって、必ずしも子どもが夢中になって遊びたくなる環境が身近にあるとは限らないのが現状である。そこで、幼稚園での子どもの遊びが何をきっかけに始まり、どのように展開していくのかを分析し、省察した。そこには身近な環境を取り入れ、生き生きと遊ぶこどものすがたがあった。幼稚園での様々な環境をきっかけに始まった「園庭での遊び」「動植物とかかわる遊び」「お話を取り入れた遊び」の実践事例を取り上げ、遊びにつながった要因、遊びを構成している幼児の実態と育ち、遊びが展開する過程での保育者の役割などを視点に考察した。子どもの遊びには、幼児期の育ちや学びがその中に見えており、環境に目をむけ、環境を取り入れる保育者の視点が、子どもの遊びを豊かにする大きな要因となる。環境に潜む遊びのきっかけが、幼児が没頭する遊びにつながるには、子どもとともに五感を研ぎ澄ませて環境にかかわる人的環境としての保育者の役割が重要である。研究ノートdepartmental bulletin pape
A Consideration of Surface Activity and Detergency of Mukuroji
サポニンを含有する植物, ムクロジの界面活性を調べるために, 採取した天然ムクロジ果皮(Mukuroji natural)ならびに市販のムクロジエキスパウダー(Mukuroji powder)の水溶液を調製し, その表面張力, 分散安定性, 乳化安定性について, SDS水溶液と比較した. その結果, いずれのムクロジ水溶液も水溶液の表面張力を42 mN m-1まで低下させ, これはSDS(41 mN m-1)と同程度であった. ムクロジ水溶液の分散安定性は, 1時間以内ではSDS水溶液とほとんど同等であり, 乳化安定性は, SDSよりも少し劣るものの, SDSと同様に長時間保たれることがわかった. さらに, 洗浄力試験により汚れの付着量から洗浄力を評価したところ, ムクロジ粉末には洗浄効果および再汚染抑制効果があり, とくにポリエステルなどの疎水性繊維への再汚染効果は, SDSよりも高かった. しかし, 綿布では天然のムクロジ果皮に含まれる色素が染着し, 洗浄効果を低下させることがわかった.Surface activity of two kinds of Mukuroji components, which were extracted from natural Mukuroji pericarps in our laboratory (Mukuroji natural) and were commercially available named Mukuroji extract powder (Mukuroji powder), was investigated and compared with that of Sodium Dodecylsulfate (SDS). The two kinds of Mukuroji lowered surface tension of water of 73 mN m-1 to 42 mN m-1, which is nearly equal to SDS of 41 mN m-1. Dispersion stability of the Mukuroji solutions was almost equal to that of SDS for less than 1 h. Emulsion stability of the Mukuroji solutions was slightly lower than that of SDS and kept for an enough period as well as SDS solution. Detergency tests using cloths showed that Mukuroji can be used as a detergent, however coloring matter contained in natural Mukuroji pericarps stained cotton cloth and lowered the detergency. The redeposition tests showed that Mukuroji reduced the redeposition of polyester cloth compared with SDS.論文departmental bulletin pape
A Study of ITO Seminar
本研究は、ゼミナールにおいて学生が作成した研究報告書である。ひとつは「安楽死・尊厳死の境界線」というテーマで、富山県で起きた医師による安楽死について疑問を感じたことから研究を思いたち、安楽死、尊厳死について定義および違いについて考察している。さらに、各国の安楽死および尊厳死についても調査し、最後に認知症高齢者に対する安楽死の実態に触れ、人の生の尊厳について考察を行っている。二つ目は「知る権利・知りたくない権利」との題で告知およびインフォームドコンセントについて研究している。自己の祖母の手術の際、医師からの説明について疑問をもったことが研究のきっかけであり、人の死と告知について述べ、告知に対する調査研究を調べたうえ、メリットおよびデメリットについて考察をしている。さらに、高齢者のターミナルケア・自己決定について言及し、「告知とは幸せな死・満足できる死を迎えるために最も必要なものだ」と結論づけ、高齢者の老年期のあり方や死生観を尊重しなければいけないと高齢者のケアに携わるものに問われる姿勢について述べている。研究報告:北田 陽子「安楽死・尊厳死の境界線 --人が死を迎える権利」、定免 佳奈「知る権利・知りたくない権利--告知・インフォームドコンセント 」departmental bulletin pape