SIKOR - Sapporo Medical University Information and Knowledge Repository / 札幌医科大学学術機関リポジトリ
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Rehabilitation facilitates functional improvement following intravenous infusion of mesenchymal stem cells in the chronic phase of cerebral ischemia in rats.
札幌医科大学博士(医学)thesi
集中治療 past and future
期せずして母校で教員となり、そして教授となり、退官という目まぐるしいこの24年間でした。私には誇るべき業績というほどのものも無く、周りでサポートいただいた多くの医師や看護師、臨床工学技士、理学療法士などのメディカルスタッフの皆さまのおかげで無事全うした感があります。
思い起こせば、久しぶりに大学に戻されたのは正に21世紀を目の前にした1999年のことでした。当初は現在の高度救命救急センター側の助教となる予定でしたが、これも運命のいたずらで「集中治療部」で助教として採用されました。2012年に救急・集中治療医学講座が分離され、それぞれ救急医学講座と学科目である集中治療医学となり、より先鋭的に集中治療診療に携わって参りました。
集中治療診療では感染症から臓器障害へと進展した病態、すなわち敗血症をいかに制御するかという大命
題に立ち向かって日々悩みながら過ごしたことを思い浮かべます。臓器障害も多岐にわたり、人工呼吸器やECMO を用いた呼吸不全の治療、循環補助を含むショック治療、急性腎障害に対する血液浄化療法、凝固異常に対する抗凝固療法や補充療法、全身管理としての輸液療法や栄養療法、数え上げればキリが無いほど沼に陥る領域でした。その中でも、敗血症の病態と強く関連するDAMPs という概念が10年ほど前に導入され、サイトカインというターゲットから明らかにスイッチしたことや多因子が関与する機序が明確に説明されるようになったことが、より一層前に進む気持ちを奮い立たされました。
本講義では、臨床データを中心に動物実験による研究を交え、このDAMPsと敗血症、臓器障害との関わりをお話いたします。一つは敗血症性呼吸不全時の換気分布の異常と関連する横隔膜機能障害に関する研究です。熱ショック蛋白(heat shock protein:HSP)やhigh mobility group box-1(HMGB-1)といった蛋白発現と機能障害に関するものです。また、腎障害モデルや集中治療を要する腎障害患者での核内物質histoneH3 発現との関連などとなります。
集中治療診療は患者安全と大きく関連します。1990年代から英国や豪州を中心にバイタルサインの異常を元に、重症化を早期に覚知する試みが行われるようになりました。これが迅速対応システム(rapid response system:RRS)と呼ばれるものです。2013年にはそれまで院内で行われていたいわゆる“コードブルー”に加え、RRSであるMETコールの立ち上げに尽力いたしました。本年はこの院内急変対応システムが稼働して10年を迎え、次の10年へと繋がる話をお伝えしたいと思います。
コロナ感染症のパンデミックにより、北海道、札幌の医療体制は逼迫いたしました。もちろん、当院高度救命救急センターや院内各診療科の多大なる尽力により崩壊を免れたのは言うまでもありません。大変だったと振りかえることは重要ではありますが、この教訓を次に活かすことがさらに重要です。広大で人口が疎である北海道では遠隔医療の重要性が今回のコロナ禍では明らかとなりました。我々集中治療に携わる医療者は絶対数が少なく、需要に十分に対応できておりません。遠隔ICU というシステムを用いて、治療介入できることも明らかとなってきました。すでに米国ではこのシステムを多くの地域で導入され、時差を用いて豪州シドニーの集中治療医がニューヨークのICUを監視するということが行なわれています。もう一つ重要な点は、患者から出力される様々なデータを集積し、ビッグデータとして解析することができるように
なったことです。Artificial intelligence(AI)の活用です。すでにICU での患者モニタリングから患者が数時間後にショックや急性腎障害となるなどの予測を行うようになってきています。まだその正診率は25%程度と低いのですが、このような試みは当大学が中心となり、北海道の地域医療に活用すべき課題であると思います。
そして、集中治療科医が正式に政府から認められ、機構専門医として承認されたのが2020年。我々の診療科はようやくスタートラインに立ったというのが現状です。私が任期の最後までに行ったこのような取り組みについて現状報告いたします。departmental bulletin pape
前立腺肥大症患者の排尿筋収縮力はTURP後2年でどのように変化するか
研究論文紹介【目的】前立腺肥大症術後において,中長期的に排尿筋収縮力を年齢に注目して前向きに経過観察した報告はない.今回我々は経尿道的前立腺切除術(TURP)術後2年における排尿筋収縮力の変化を検討した.
【方法】2014年から2018年にTURPを施行し,術後2年まで評価が可能であった48例を対象とした.内圧尿流測定を術前,術後6ヶ月,術後24ヶ月に施行した.【結果】手術時年齢75歳未満の群(若年群,30例)と75歳以上の群(老年群,18例)に分けて検討すると,若年群では術後24ヶ月においてもBCI の低下は有意ではなかったが(術前110±26,術後24ヶ月108±29,p=0.404),老年群ではBCI が有意に低下していた(術前103 ± 26,術後24ヶ月81±26,p=0.027).【結論】TURP後2年の時点で,高齢者は有意に排尿筋収縮力が低下していた.othe
Injectate spread in ultrasound-guided inferior alveolar nerve block: a cadaveric study.
札幌医科大学博士(医学)doctoral thesi
1. A suggested link between antithrombin dose and rate of recovery from disseminated intravascular coagulation in patients with severe organ failure. 2. Comparison of protective effects of recombinant antithrombin gamma and plasma-derived antithrombin on sepsis-induced disseminated intravascular coagulation and multiple organ failure.
札幌医科大学博士(医学)doctoral thesi