University of Teacher Education Fukuoka
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2980 research outputs found
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Assessment and Support of Vision of Mentally Retarded Children with Visual Impairment and Support for Children with Visual Impairments
本研究では,視覚障害を併せ有する知的障害児の臨界文字サイズの測定方法について検討した。本研究実施時に6歳1か月の視覚障害を併せ有する知的障害児である幼児(女子)に対し,MNREAD-Jkを参考にしたチャートを用いて臨界文字サイズの測定を行った。測定結果から,A児の臨界文字サイズは55ptであると推定できる。今回結果を得られた要因として①55pt より大きい文字数の読書速度を取り入れた点,②構造化された指導を取り入れた点,③測定で行う活動内容がA 児にとって関心の高いものであった点,④チャートにおいて名詞のみを使用した点の4点が挙げられた。視覚障害を併せ有する知的障害児に対する臨界文字サイズの測定方法の検討として今回の研究を行ったが,1例のみであったため,本研究の有効性は明確でない。しかしながら,既存の検査を行うことが困難であったA児が最後まで検査に取り組めたことから,視覚障害以外の障害特性が考慮された読書効率の評価を検討していくことは,知的障害等を併せ有する視覚障害児にとって必要なものだと示唆された。departmental bulletin pape
Literature Review on the Development and Instruction of Orientation and Mobility in Visually Impaired Children
先天視覚障害児の歩行は,一から知識を習得し,概念を発達させ,空間を理解し,移動の方法を学習していかなければならない。そのためには,幼少期より外部からの意図的な働きかけや指導が必要であり,そのような,先天視覚障害児の歩行指導の内容や方法は,これまでも様々な文献や資料に蓄積されてきた。本研究では,幼少期から小学校(小学部)高学年までの指導を中心として,指導の内容や順序が空間概念等の発達,または,ある程度の年齢の目安とともに整理されていると思われた4つの文献・資料を整理した。結果,多様な空間概念等の発達に関する用語や,異なった指導段階や指導プログラムの理解のためには,文献・資料を相互に補完する形で整理する必要性と,空間概念等の発達の大きな流れと具体的な指導方法等との往還の必要性が示唆された。departmental bulletin pape
Dialogue techniques useful for teachers.“ In such a case use this phrase” Series 2 : “ What you really wanted?”
現職教師が児童生徒・保護者・同僚等との対話において助力を期待されるときに効果的な発想のあり方について,教職大学院授業,教育職員免許法認定講習や教育職員免許状更新講習等の講習,またその他の現職研修等における現職教師との対話や質疑応答等から筆者が得てきた経験の蓄積をもとに,キーフレーズとなる「この一言」を示す形で論述し,併せて背景にある理論的根拠を解説するシリーズの第2 回である。問題行動等に対して,対処行動の視点から背景をくみとる一言について,理論的背景を併せて考察する。departmental bulletin pape
A Study of Worthwhileness of Introduction of Observation & Experiment Using Visual Information and Daily Necessities in Science Class for Raising Flexible Thinking Ability in Students
本研究で中等教育の生徒に涵養したい「柔軟な思考」とは,「理解していること・できることをどう使うかという未知の状況にも対応できる思考力・判断力」,と定義する。新学習指導要領の解説等の中で述べられている,「予測困難な社会の変化に主体的に関わり,感性を豊かに働かせながら,どのような未来を創っていくのか,どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え,自らの可能性を発揮し,よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力」,即ち「生きる力」,は「柔軟な思考」の涵養によって生徒は身に付けることができるのではないか,と本研究では考えている。その「柔軟な思考」力を育む為の授業実践では,実験方法を,これまでのような文字情報では無く,「視覚情報(ビジュアル)」で提示し,「身の回りのもの」や「身近なもの」を転用・活用して,本来は複雑で高価な実験装置等が必要な「水の電気分解」を行いうることを生徒が体験し,生成した気体をシャボン玉に包んで取り出し,その気体が水素であることをスプーン上での燃焼実験で確認させた。すると過去の経験との繋がりに気がついた生徒は,これまでに見られなかった意外な発言をすると共に,主体的に実験に関わろうとする姿が見られ,また実験結果を明確に得るための工夫にも取り組んでいた。これは,本授業実践で用いた観察・実験の導入方法や身近なもの等を使った観察・実験の手法が,本研究の副題にもある「柔軟な思考」を育む教育として有効であることが示されたものと考える。本研究の成果として,理解していること・できることをどう使うかという未知の状況にも対応できる思考力・判断力を生徒に育む一助になったものと考えられる。departmental bulletin pape
A Study of Familiarity with Nature that be Brought up at the domain of “Environment” of Early Childhood Education
幼児教育と小学校教育の円滑な接続を示す「幼保小の接続」が叫ばれて久しい。そんな中,本稿は,幼児教育での自然体験活動から得られる姿を抽出し,小学校での学習へとつながる「自然への親しみ」について論考したものである。幼児教育において,自然への親しみをもつことのできる活動は,広い領域でおこなわれているものであることは前提であるが,その中でも内容的に特に関わりをもつ領域「環境」を射程とした。自然体験活動中の幼児の姿を,捉え意味付けを行うことで,気付いたことの自覚化を促し,小学校での学習の素地や原体験となりうることが明らかとなった。departmental bulletin pape
A review of concepts and issues related to inclusive education; especially inclusion and integration
本研究は,わが国において「障害者の権利に関する条約」に基づきその実現が進められるインクルーシブ教育について,それに関わる概念と論点の整理,検討を目的とした。まず,理念と現実的制約の問題を指摘した。本稿では前提として,インクルーシブ教育を「現実を変え得るものとしての理念」と捉えることとした。本稿では,健常者を標準とし,そこから外れるために分離されていた障害者を取り込む「インテグレーション」との違いを踏まえた上で,その語義から,「インクルージョン」をひとびと(社会)の「あり方」として<標準を設定せずにすべての者が「込み」の状態>を表す理念とした。これをもとに,これまでの言説等を整合的に検討,整理し,次のような点が指摘できた。「標準」に基づく状態は,構成要素に「差異」が無いこと(普通,通常)を前提とし,そこから外れる(差異がある)ものは無視される(排除)か,例外として対処(分離,特別)される。これに対し,「込み」の状態とは,「差異」があること(いわゆる多様性)を前提にして構成要素が「同じ」とみなされる。このことから,標準を前提としないインクルージョンに関わる用語として,「(~を)包容する」といった主客がある表現は概念と整合しない。主客がある表現はインテグレーションに該当する。インクルーシブ教育を説明する記述も,その意味においてインテグレーションの枠組みと違いがない場合も見受けられる。たとえばすべての子供が共に学習したとしてもそれだけではいわゆる「機能の統合」との違いが不明である。障害者かすべての者かといった対象の範囲や,健常児と障害児が共に学ぶか否かといった問題はいずれも理念の一表現形に過ぎない。同様に,制度,システムも理念が表現されたものである。各国が異なるシステムの実情をもとにインクルーシブ教育を定義(条約の文言を解釈)することが混乱の一因である。インクルーシブ教育はいわゆる“人権”の問題であり,学習の保障(発達保障)と二者択一ではない。二者択一的に後者を主張するのは標準に基づく枠組みで捉えるからである。departmental bulletin pape
Research on school organizational management aimed at improving classes by all teachers : Through an in-school training system that enhances collegiality
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Action Research on Elementary School Social Studies Using Thinking Strength
小学校学習指導要領(2017)では,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の重要性が指摘された。特に「深い学び」については,田村(2018)が「『知識・技能』が関連付いて構造化されたり身体化されたりして高度化し,駆動する状態に向かうこと」と定義している。また,小学校学習指導要領(平成 年告示)解説社会科編では,社会的事象に対して視点や方法(考え方)を用いて関りを深めていく授業改善の重要性が指摘されている。そこで,本稿では,思考体力(西成 2021)に着目して,「深い学び」を実現する単元構成を行うことにした。このことを通して,子どもたちが様々な選択・判断を通して自分の考えをもつ中で,社会及び自身の生活とのつながりや関係性を考え続け,社会的事象への関心を深めることを意図した社会科学習の授業実践について報告する。departmental bulletin pape