Mukogawa Women’s University Repository / 武庫川女子大学リポジトリ
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学生参加による「武庫川学院80年史」の編纂-自校教育・広報ツールとして-
学校法人武庫川学院が2020年4月、創立80周年記念として発行した『武庫川学院80年史』は、周年史に「実践型自校教育ツール」と「広報ツール」という新たな付加価値を生み出した。学生が周年史編纂に参加する授業を4年間、開講し、学生版周年史を『わたしたちの80年史』として独立編集した。本史は新聞記者経験のある教員(筆者:米田Ⅰ、河内Ⅱ)が執筆と編集長を分担し、ニュース価値をもとにテーマ別に編集した。両人は学生版周年史の授業も担当した。本史と学生版は『武庫川学院80年史』として2冊セットで刊行した。また、周年史編纂の過程で多数の関連企画を創発し、創立以来80年の歴史を多面的、立体的に描出した。departmental bulletin pape
The Concept of Energy in 2000s’ Educational Discourse in Japan
本論稿の課題は,ゼロ年代(西暦2000 年~2009 年)の教育言説に見られる「エネルギー」という概念の調査・解釈をとおして,この概念の用法と意味を明らかにすることにある。このために本論稿は,この時期に刊行された教育関係の雑誌記事のうち「エネルギー」をタイトルに掲げているものを調査対象として,記事の趣旨とエネルギーとの関連,エネルギーという用語の定義,エネルギー現象についての描写を精査したうえで,従来の教育学の学術論文に見られるエネルギー概念の規定を立脚点として,個々の記事に用いられているエネルギー概念の解釈に取り組む。これによって,ゼロ年代の教育言説に見られるエネルギー概念の規定として,(Ⅰ)活動の原動力,(Ⅱ)無規定な活動性,(Ⅲ)心身の充足,(Ⅳ)性格決定の要因という4 つの意味内実が照明される。departmental bulletin pape
Observations of an Osaka District Court Decision on School Rules in a Public High School
「校則裁判」は1980 年代にはじまるが,最近になって髪色を黒染するべき,という指導をめぐって大阪地裁判決が下された(令和3 年2 月16 日)。判決では,校則に関する生徒側の主張は退けられた。校則の法的性質,頭髪の規制と人権の関係,頭髪規制の目的などを論点としてとりあげて,本判例の示す見解を分析する。原告にとって実質的敗訴である内容を検討する。本件は本稿執筆時(2021 年10 月)では控訴審が係争中である。判例についてのこれまでの「校則裁判」の判例史に載せることも含めた評釈を行い,問題性を指摘する。さらに加えて,訴訟提起後に文部科学省や教育委員会が「校則の見直し」を呼びかけるなどの動きが生じていて,大阪府のみならず全国に「訴訟外効果」が生じていることの実態を明らかにすることを研究目的とする。departmental bulletin pape
An Examination of the Teaching Method for ‘Child-Care Consultation Support’ in Nursery Teacher Education
本研究では,「保育・教育相談支援」を受講する学生に対し,保護者への共感的理解を引き出し,子育て支援の実践力を身に付けさせることを目的として,子育てインタビュー課題とロールプレイの創作を中心とした授業実践を行った。その結果,子育てインタビュー課題を通して,子育ての悩みや不安に関する“生の声”を聴くことで,保護者に対する共感的理解が促進されることが明らかになった。また,ロールプレイを創作し,発表,鑑賞することにより,保育者と保護者双方の立場から,適切な子育て支援のあり方を模索,検討し,実行するという実践的な力を身につけることができることが示唆された。departmental bulletin pape