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アニメツーリズムのこれまでとこれから 第2部:声優・福原香織さんと考える「世界に広がる声のお仕事」(座談会録)
研究座談会「アニメツーリズムのこれまでとこれからリモート研究会」(主催:北海道大学観光学高等研究センター).「『声のお仕事』が変える観光まちづくり編」.2024年11月27日13時~14時20分. オンライン開催
シネヘン・ブリヤート語テキスト : 七十の嘘をつく嘘つき
本稿はシネヘン・ブリヤート語による語りのテキストにグロス・英訳を付し、さらに背景となる牧畜文化に関する若干の注釈を付した言語資料である。語りの題材は「七十の嘘をつく嘘つき (Dalan Xodalsha) 」と呼ばれる民話である。これはいわゆる法螺吹き話に類するもので、天上界に行った主人公が天上界での出来事を語る構図で展開されている。録音は2006年3月10日、中国内モンゴル自治区フルンボイル市にて筆者がおこなった
Issues Related to Reasonable Accommodation in Employment Situations for Autism Spectrum Disorder
本研究の目的は「自閉スペクトラム症(ASD)者と企業職員が合理的配慮をどうあるべきと
考えているのかを把握し、比較すること」及び「ASD者がどのような配慮を提供されると働き
やすくなると考えているのかを把握すること、それは企業にとって実現可能かを調査すること」
にある。調査1では就労経験のあるASD者に対して座談会形式でインタビュー調査を行った。
調査2では一般企業等でASD者と共に働いている職員に質問紙調査とインタビュー調査を行っ
た。結果、双方が[相互理解]を重視していた。また、ASD者が働きやすくなるための合理的
配慮として7つの観点が抽出された。その結果から一部抜粋し、調査2で企業職員にその配慮を
行っているか尋ねた。結果、全員が「ある程度配慮をしている」または「かなりの程度配慮し
ている」と回答した。合理的配慮の提供は、各企業の障害者雇用への考え方に依存していると
いう可能性が示唆された
展示というアウトリーチ : 博士人材の異分野協働と成果伝播の装置として
RA協議会第10回年次大会 : まるっとダイバーシティ~多様性の知から異なるバックグラウンドの力をけん引するURAとは~. 2024年10月16日(水)-10月17日(木). 主催:リサーチ・アドミニストレーション協議会. 沖縄科学技術大学院大学. 沖
On Peeping, Photography, and Narration : The Box Man by KōbōAbe
安部公房の長編小説『箱男』は一九七三年三月に純文学書下ろし特別作品として新潮社より刊行された。主人公の箱男は頭から腰までダンボール箱をかぶり、箱の覗き窓から世界を観察し都市を放浪する特異な存在である。『箱男』はネガフィルム、写真、文字の断片で構成され、その内容も構造も複雑であるため、よく難解な作品とされている。先行研究においては、『箱男』の様々な問題点が論じられてきた。例えば、作品に挿入された写真とネガフィルム、作品における空間と時間、作品の構造と語り、箱男の匿名性と社会性、他者の概念、「見る」と「見られる」などである。その中、八角聡仁(一九九四・八、『ユリイカ』)は箱男が無意識の領域を写し出すカメラのような眼差しを持ち世界を観察すると指摘し、田中裕之(二〇一二・三、『安部公房文学の研究』)は箱男が社会不適応者と批判した。箱男という存在様態は未だに解明されていないところが多く、本稿では覗き、写真、語りという三つのキーワードを中心に箱男の内実に迫り、『箱男』の新たな読解を提示したい。まず箱男の「覗き」の原理を分析し、箱男が他人に見られたくない理由を探り出し、「彼女」の人物像について検討する。次に『箱男』に挿入されたネガフィルムの現像過程を明晰にし、写真の撮影者を推定する。最後に『箱男』の語りについて考察し、作品における「書く」ことの意味を探究し、各断片の語り手を判明する。『箱男』は箱男という不思議な存在を創り出し、様々な仕方で概念枠を打破し、新世界への通路を読み手に示す大変貴重なテクストと考えられる