Bukkyo University
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A Case Study on The Teachings of Ven. Qihong from Caodong Zen Lineage : A Glimpse on The Succession of The Yunxi Precepts
Arimanomiko and Otsunomiko
有間皇子と大津皇子は謀反事件で命を落とした二人の皇位継承候補者である。『日本書紀』は、有間皇子謀反事件を、斉明天皇という統治者としての資質に欠ける天皇の時代であった故に起こってしまった事件だとする考えを示している。『万葉集』の有間皇子歌群では、有間皇子のものとされる自傷歌が起点となり、結び松をもう一度見ることを望みながら果たせないまま、旅の途中で死んだ皇子として形象化されている。一方、大津皇子謀反事件については、『日本書紀』は、知的で硬派なエリートである大津皇子が、多くの知識人をカイ誤して起こした内乱であり、それを平定した持統天皇も理想の天皇として更に強固な権力を握ることになった事件として意味づける。それに対して、『万葉集』の大津皇子歌群では、秩序や常識よりも自らの欲望を優先する自由奔放、大胆不敵な性格で、そのために命を落とすことになったが、同時に他者とりわけ女性の心を掴んだ大津皇子像が描かれている。『日本書紀』の有間皇子、『日本書紀』の大津皇子、『万葉集』の有間皇子、『万葉集』の大津皇子は、それぞれの理解に基づいて、異なる造形がなされている。大津皇子有間皇子『日本書紀』『万葉集』謀
Kamalasila’s Criticism of Dharmakirti’s and Vasubandhu’s Momentary Theoriesand His Proof of Non-Production from Others in the Madhyamakaloka : Part I
本稿は、カマラシーラのMAにおける五種の無自性論証のうちの一つに、四不生因による無自性論証すなわち(1)自からの不生起、(2)他からの不生起、(3)自他の二からの不生起、(4)無因からの不生起を論じる無自性論証がある。これは最初、龍樹の『中論』に表され、カマラシーラに先立ってバァーヴィヴェーカが『般若灯論』で、チャンドラキールティが『明らかな言葉』で注釈したものである。したがって、この無自性論は中観派にとり伝統的なものである。以下では、上の(2)「他からの不生起論」を取り上げ全訳と分析を行うものである。そこには、後期中観としての顕著な特徴を見て取ることが出来る。それは、他からの生起に関し、常住な因からと無常な因からとに二分して吟味され、前者に関してはウッディヨータカラによる「常住な自在神が補助因の助けを得て同時にではなく継時的に結果を生起する」との見解が、ダルマキールティのPVin II 56「常住な因は継時的にも同時的にも結果を設け得ない」を活用して論難される。他方、無常な他因からの生起説としては、ダルマキールティのPV III 246 における刹那滅論と実質的にその注釈と見られるシャーキャブッディの刹那滅論、及び世親による「竿秤の両端の上昇と下降とを喩例とする生滅同時としての刹那滅論」とを取り上げ、勝義の見地から三論師の刹那滅論への批判を通じ無自性を論じている。TS,TSP では、それらの刹那滅論は外教や説一切有部の理論を論破する際、活用されている。また、チャンドラキールティは、滅有因を主張し世俗的な見地としても、世親の刹那滅論への対応は異なっている。なお、世親による「竿秤」の喩例による生滅同時論は、チャンドラキールティ、クマーリラ、ウッディヨータカラにより、サーンキヤの『ユクティディーピカ』において論難され、ここにも、世親、ダルマキールティ以降のインド仏教思想史の動向が知られ得るのである。ダルマキールティ世親刹那滅論批判他からの生起カマラシー
A Study of the Class Perspective Requiredfor Public Assistance Social Work : A Reexamination of the Nakamura-Kishi Controversy
本稿では,今日生活保護受給者に対して行われている「自立支援」の危険性を新自由主義的統治という視点から分析し,「自立支援」へ抗するための視座を得る目的として,仲村・岸論争の再検討を行った。本論争の再検討を通して,今日の生活保護ソーシャルワークに「階級的視点」を位置付けていくことが必要ではないかと提起し,「自立」を支援しないという選択の可能性を検討した。階級的視点を位置付けることは,貧困問題を生じさせる社会構造そのものの変革を射程に入れ,貧困下で生活を強いられる人々が生じさせている様々な生きにくさが,資本制社会が生み出す構造的な問題であるという視点を持つことに繋がる。また,いかなる形であっても「自立」を求めた支援には限界があり,「自立」支援を手放す必要性を考察した。自立支援統治階級的視点仲村・岸論
Influence of nature experience activities on students aiming to become nursery teachers
家庭や家族での自然体験活動は減少傾向にある。そのため,保育所や幼稚園等での自然体験の実施は今後より重要な活動となってくる。本研究では生涯での自然体験の経験値と自然体験活動の効果との関係性を明らかにすることを目的として,保育士養成校で自然体験活動の一環としておこなう「散歩」の前後にアンケート調査を実施し,保育士を目指す学生の「散歩」前後の成長について学生個人の自然体験の経験値によってどのような効果の差があるのか自然体験活動の経験値を上位・中位・下位群に分け分析・検討した。分析の結果,同群比較では自然体験の前後で自然体験の経験値上位群はリーダーシップ,中位群は対人関係スキルに有意な差が表れた。各群間比較では上位群と下位群で体験後の効果・成長に優位な差があることが明らかになった。自然体験散歩保育士養成経験
The Influence of Attributional Styles for Past Negative Experienceson Current Self-Acceptance and Acceptance of Others
本研究では原因帰属理論に基づき,過去のネガティブ体験への帰属様式が自己受容・他者受容と精神的健康度にどのような影響を及ぼすのか検討した。また同じ体験でも現在・過去の時制の影響によって帰属様式に違いが見られるのか,それに伴い自己受容・他者受容への影響が異なるのか検討した。予測として現在のネガティブ体験を「統御感が高い」×「永続+ 全体が低い」×「内在が低い」,過去のネガティブ体験を「統御感が低い」×「永続+ 全体が高い」×「内在が高い」と帰属することで自己受容・他者受容と精神的健康度が高まると考えた。大学生と一般成人を対象にWeb 質問紙調査を実施し,各心理尺度の尺度得点を用いて共分散構造分析を行った。その結果,現在のネガティブ体験を「統御感が高い」×「永続+ 全体が低い」,過去のネガティブ体験を「統御感が高い」×「永続+ 全体が低い」×「内在が低い」と帰属することで自己受容が高まる可能性が示された。自己受容他者受容原因帰
Close neuronal and neuroendocrine linkage between energy metabolism, nutrition, stress and reproductive regulatory systems
新しく発見された生理活性神経ペプチドであるキスペプチン(kisspeptin)を上位の統合中枢として視床下部の性腺刺激ホルモン放出ホルモン GnRh)-下垂体の性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン FSH/ 黄体形成ホルモン LH)-性腺からの性ステロイドホルモンという視床下部-下垂体-性腺軸(HPG axis)のしくみを全面的に見直すことが生殖内分泌学の中で進んでいる。新しい概念のHPG軸を考える時に、旧来から概念的にいわれてきたエネルギー代謝・栄養は生殖機能に大きくかかわる。ストレスは生殖機能に影響を与えるという課題を、科学の目として正確に理論展開し説明できるようになってきたことを中心に概説する。キスペプチン(kisspeptin)視床下部-下垂体-性腺(HPG)軸生殖機能調節系栄養・エネルギー代謝ストレス応答
Tanaka Hisashige’s existing Karakuri (Japanese unique mechanism forentertainment) performance Hikifuda (leaflet)and the timing of the performance
江戸後期から明治初期にかけて、職人、技術者、起業家として活躍した田中久重(以下、久重)は、職人時代にからくり人形を製作すると共にからくり興行を行った。からくり興行が行われる際に引札が作成、配布されるが、久重による興行の引札は現存するものが少ない。かつ、いくつかは限られた文献でのみ紹介されているだけで、ほとんど世に知られていないものすらある。本稿では、それらの引札を図示すると共に興行の時期を考察する。田中久重からくり興行引札「攝陽奇觀」難波新