Bukkyo University
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Conference Paper:A Practical Study on Teaching Strategies of Teachers in the Mid-career Phase:Focusing on Elementary School Physical Education Classes
Food and Gender in the Magazine Jogaku Zasshi:On the Formation of Home-Cooking Norms
本論文は,近代のジェンダー秩序が形成された明治期に,どのように「家庭料理」が語られたのかを分析することで,「家庭料理」規範の形成を問う。主な資料としたのは,「女学」に係わるオピニオン誌であった『女学雑誌』であり,「家庭料理」という概念が構築されていった 1880 年代後半から 1890 年代(明治 20 年代から明治 30 年代初め)の記事を対象として,食とジェンダーに関わる言説を分析した。その結果,『女学雑誌』において,近代家族の理想として「家庭(ホーム)」が提案され,食事中の「和楽団欒」が推奨されたこと,「手本としての欧米」と「伝統の創造」という二つの論理によって,女性(主婦)が「家庭料理」を采配すべきだとされたこと,さらに栄養や衛生等の科学的な「知」をふまえた食物や料理の改良が期待されたことがわかった。女性(主婦)は「家庭料理」を采配する際に,家族の「健康・栄養」「嗜好」の他に,「一家団欒」「料理の水準」「家計」などを考慮すべきだとされる一方で,女性(主婦)の「手作り」でなければならないとする規範はほとんどみられなかった。家庭料理ジェンダー女学雑誌主婦食物改
Semantic Extensions of “Tongue” in Japanese Contrasted with English and Turkish
本研究の目的は、身体部位を表す語の 1 つである日本語の「舌」の意味拡張パタンの分析を行い、「舌」を表す英語の “tongue”、トルコ語の “dil” と対照してその傾向の類似点や相違点を明らかにすることである。それぞれの語の意味拡張の方向性、意味拡張の種類を分析し、図示しながら対照を行った。分析の結果を対照すると、日本語と英語とトルコ語の「舌」を表す語の意味拡張の方向性の多くは類似していること、【食用】 および【言語】への拡張は英語とトルコ語のみにおいて起こっており、それに対して日本語と英語、日本語とトルコ語においてのみ見られる類似点は存在していないことが明らかになった。英語とトルコ語は統語的には正反対ともいえる言語であるが、意味拡張においては類似しており、一方で統語的には類似している日本語とトルコ語は意味拡張においては類似していないという結果となった。英語トルコ語日本語意味拡張身体部
Literature Review on Exercise Therapy for Middle-Aged Women with Stress Urinary Incontinence
尿失禁は,多くの女性が体験し日常生活の質(Quality of life:QOL)に影響を及ぼしている.くしゃみ,咳などで尿が不随意に漏れる腹圧性尿失禁は女性の半数程度にみられ,その改善には骨盤底筋訓練(pelvic floor muscle training:PFMT)が非侵襲性であることから第一選択として推奨されている.しかし,尿失禁の改善率や持続性などの観点から,より効果的なトレーニング方法について検討が必要である.そこで今回,女性の腹圧性尿失禁における介入方法について文献レビューし,有効な運動療法について検討することを目的とした.方法は,PubMed,MEDLINE,医中誌 Web を用いて文献検索を行った.キーワードを「urinary incontinence, stress」and「pelvic floor muscle」and「transversusabdominis muscle」and「female」,和文は「腹圧性尿失禁」and「骨盤底筋」and「 腹 横 筋 」and「 女 性 」 と し た. そ の 結 果 最 終 的 に 5 文 献 が 抽 出 さ れ,PFMT のみならず,多種多様な運動を取り入れることでより効果を見出すために検討されていた.結果,中高年女性の腹圧性尿失禁,混合性尿失禁の運動療法として,PFMT を行なうと同時にウェイトトレーニング,姿勢調整,骨盤底筋群と腹横筋を同時に収縮する抵抗運動を加えたトレーニングの方が PFMT のみで実施するよりも治療効果が高いことが示唆された.女性腹圧性尿失禁骨盤底筋運動療法文献レビュ
An Annotated Japanese Translation of the Wangsheng Xifang Jingtu Ruiying Shanzhuan (1) Foreword and Biographies 1 to 10
An Annotated Translation of Chingai’s Ketujyo Ojo Shu (6):ChapterVI・ChapterVII
本稿は、珍海(一〇九二 - 一一五二)撰『決定往生集』諸本のうち、現時点では最良の本文を提供すると見られる、元禄九年版本の、第六「除障決定」から第七「事縁決定」までの訓読と現代語訳である。『決定往生集』の諸本については、坂上雅翁「『決定往生集』諸本攷」(『淑徳短期大学研究紀要』第三〇号、一九九一、淑徳短期大学)等を参照されたい。また、坂上「禅林寺本『決定往生集』の研究(一) - (三)」(『淑徳短期大学研究紀要』第三二 - 三四号、一九九三 - 一九九五)では禅林寺本の翻刻、訓読がなされている。又、成瀬隆順「禅那院珍海已講の浄土教思想」(早稲田大学への学位請求論文、二〇一九)では「修因決定」のみ訓読と典拠調査がなされているが、第六決定以降の現代語訳としては本稿が初の試みである。作業の過程で本庄良文元佛教大学教授にご指導を賜った。また、奈良県立図書情報館には、貴重な資料の閲覧、複写を許可頂き、本稿掲載に関しても格別のご配慮を賜った。御礼申し上げる次第である。『決定往生集』珍海除障決定事縁決
『琴歌譜』所伝部の記述意識
『琴歌譜』は大正末期の発見から今日まで約一〇〇年の研究の蓄積があるが、歌の所伝というべき散文部については俯瞰的な研究が乏しく、その部分を指す学術用語すら定まっていない状態である。本稿ではその部分を「所伝部」と名づけた。『琴歌譜』は一部の歌にのみ所伝部を附し、その所伝部も一つの歌について単数附される場合と複数附される場合がある。所伝部のこの記述意識が那辺にあるのかを探るのが本稿の目的である。『琴歌譜』は『日本書紀』、『古事記』両方に同一歌があるものには『日本書紀』からのみ歌と適合する所伝を引用して記し、『古事記』にのみ同一歌があるものについては『古事記』を引用した所伝部と、より歌と適合する別の所伝部を記す。『古事記』の歌と所伝の結びつきが当然の所与でないことは近代の歌謡研究者の共通認識であるが、平安時代前期の大歌所は既にこの意識をもって歌と所伝の結びつきを追究していたのである