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[第27回 常民文化研究講座] 創立100周年記念事業日本常民文化研究所の100年 生活世界の史料学
第Ⅱ部 成果発信第27回常民文化研究講座departmental bulletin pape
A Study on the Variability and Timing of Product Architecture Transitions -An Approach Based on the Technological Development History of Commercial Vehicles-
本研究は、商用車製品(トラック)の技術発展史を分析し、製品アーキテクチャの可変性と変化のタイミングについて考察するものである。製品アーキテクチャとは、製品の構成部品(モジュール)間の設計思想やインターフェースの調整を含む設計構造を指し、製品特性に応じて「モジュラー型」と「インテグラル型」に分類される。従来、トラック製品はフレーム構造の採用や部品間の相互依存性の低さからモジュラー型と位置付けられてきたが、その技術進化の過程でアーキテクチャが変化する例が多く確認されている。 本研究では、このアーキテクチャ変化を「技術進化の結果」として捉えるだけでなく、外部技術の製品コア設計への統合や市場需要との相互作用が重要な役割を果たすことを論じる。特に、ディーゼルエンジンの導入や電子制御技術の応用がトラック設計に与えた大きな影響を検証する。ディーゼルエンジンは、従来のガソリンエンジンとは異なり、高い馬力や燃費性能を実現し、長距離輸送を可能にした。また、1970 年代以降に普及した電子制御システム(ABSやESP)は安全性と運転効率を高めるだけでなく、各部品間のすり合わせ要素を強化し、トラック製品をインテグラル型に近づけた。
さらに、本研究では液晶テレビの発展と比較することで、外部技術が製品アーキテクチャに変化をもたらすタイミングを明らかにする。ブラウン管テレビから液晶テレビへの移行は、技術進化に伴うアーキテクチャ変化の典型例であり、トラックの事例と共通する点が多い。したがって、アーキテクチャ変化は特定の技術革新や市場のニーズにより生じる相互作用の結果であることを示唆する。研究論文departmental bulletin pape