Kurume University Institutional Repository
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ICTを活用した「沈黙のグループワーク」の開発と評価
新型コロナウイルス感染症対策のため,従来のグループワークの実施が困難となっている.そこで我々は,Google Workspace for Education(主にGoogle Chat とGoogle スライド)を利用した「沈黙のグループワーク」を開発した.沈黙のグループワークでは,対面で実施されるフィールドワークあっても,テキストチャットを利用し話すことはない.さらに成果をまとめるフェーズなどでのグループワークにおいても同様である.本手法により,リアルな場を保ちつつも一言も言葉を発しない沈黙状態でのグループワークの実施が可能となった.テキストチャットで利用したGoogle Chat は,コミュニケーション手段としてだけの利用にとどまらず,そのチャットログがのちのプレゼンテーション資料作成に活用されており,沈黙のグループワークではグループウェアの空間的特性と時間的特性の両特性が活かされたと言える.また,Google Chat のような顔が見えないテキストのみでのコミュニケーションは,対面での発言が苦手なものにとって有用である一方,信頼関係が構築されていない状態でのグループ編成時では発言が阻害されている可能性がある.さらに副次的に得られたこととして,テキストによるやり取りに限定したことにより,グループワークに積極的に参加しないフリーライダを特定しやすくなったことがある.departmental bulletin pape
教職協働における卒業論文制作支援の授業開発事例 : レファレンスインタビューとスタイルガイドに注目して
2021年度,久留米大学文学部情報社会学科はこれまでの卒業論文制作のゼミ単位による指導を支援する目的で,授業科目「現代社会論文制作演習」による文献の引用と書誌情報に関する指導を実施した.授業開始にあたっては,卒業論文・要旨に付す引用文献リストの書式を学科教員全員の協力の下に統一する作業をおこない,書式の基本的な部分に関する学科の了承を得た.この授業は文献の引用方法を点検し,引用文献リストを統一書式と照合することにより,研究者倫理に基づく適切な文献利用ができるようになることを目標に掲げている.担当者には書誌情報について一定の知識や経験が求められるため,図書館司書課程担当の情報社会学科教員と図書館職員の2名が中心となり統一書式の作成から授業全体を通して参画した.また,卒業論文の指導者である学科のゼミ担当教員も経過をチェックする立場から授業担当者として登録した.その結果,学科の全教員が参加する形で教職協働型の授業を実施することになった.授業の成果としては,要旨の形式面,書式面に関する当初の目標を一定程度達成できた.また,図書館業務の中のレファレンスインタビューと書誌情報提供に関する知識や経験がこの授業に役立つ可能性を持っているという手応えも得た.しかし,卒業論文制作にとくに困難を抱えている学生への対応や事前に準備した統一書式については,いくつか課題が残された.授業終了後に課題解決へ向けて討議した結果,こうした取り組みを推進するための必要不可欠のツールとして「情報社会学科 卒業論文スタイルガイド(案)」を構想した.departmental bulletin pape
教職課程における読図力・地理的技能向上への教育実践法
新しい学習指導要領により社会科では読図力や地理的技能の修得に関し以前よりも比重が増えた。しかしながら、現在大学において教職課程を履修している学生の大半が義務教育・高等学校で実際に地図を用いての読図や作図などを経験してきていない。教育現場で必要とされる読図力や地理的技能は実際に自らが経験しなければ修得できにくいものであるために大学の教職課程で経験をする必要がある。6時間という少ない時間で読図力に必要最低限な土地の高低差を理解する・地図から読み解ける能力を伸ばすために地形図を用いて作図を行わせた。departmental bulletin pape