Shokei Gakuin University
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The Way to Logos of Russian Music
本稿は「ロシアのクラシック音楽の理念をどう理解すべきか」という問いを論究する。天才作曲家とは、世界を見つめて「思索する音楽家」に他ならない。作曲するときに世界をのみこみ、音楽という言語でもって存在の深みを抑揚づけているのである。芸術作品にある深い意味や理念については、哲学の次元で掘り下げなければ見えてくるものではない。しかし必ずしも哲学的に研究すれば本質を捉えられるというわけでもない。研究法が大事である。そこで楽曲分析をめぐる研究法の学術論争に焦点を当て、音楽学と存在論を結びつける架け橋を探してみたい。キリスト教存在論の観点に立ち、その全一的な愛・徳・苦行・神成といった理想に照合してはじめて、ロシアの巨匠が書いた曲の意味が明らかになる。ロシア音楽哲学は、ひたすら「内なる人」に向かう点が他の哲学と異なる。神世界を除外して人間界を考えることはしない。ロシア宗教哲学と同じく「信じる理性」という大原則に支えられた哲学なのである。18P論文Articledepartmental bulletin pape
The Actual Situation of Education for Children with Severe Intellectual Disabilities in Sweden : Visit Survey to A Compulsory Special School for Students with Intellectual Disabilities in Stockholm
「北欧福祉国家と子ども・若者の特別ケア」研究チーム(代表:髙橋智日本大学文理学部教育学科教授・東京学芸大学名誉教授)は、1994年から四半世紀以上にわたり北欧福祉国家(スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランド)を調査訪問(全23回)して、多様な発達困難を有する子ども・若者の発達支援・特別ケアのあり方について日本との比較研究を行ってきた。その一環として本稿では、2020年3月に実施したスウェーデン・ストックホルム市の知的障害特別基礎学校であるモッカシネン特別基礎学校(Mockasinen Grundsärskola)への訪問調査を通して、スウェーデンにおける重度知的障害・自閉症・重複障害等の障害の重い子どもの教育支援の実際について検討した。モッカシネン特別基礎学校では個々の子どもの実態に即した個別発達計画の立案、毎回の授業記録を通した子どものニーズ把握や授業改善・教材の工夫等、教職員が協働して重度知的障害・自閉症・重複障害等の障害の重い子どもの教育実践に取り組んでいた。そのことを可能にしているのが、特別学校における教職員の豊富な配置と高い専門性、それを保障している勤務条件である。例えば勤務条件では、専任教職員の就業時間(44.5時間/週)には授業(約17時間)の他、会議・打ち合わせ、個別発達計画や教育計画・授業計画の作成、教材作成、研修として約17時間、その他の教職員裁量の自由時間として約10時間が設けられている。授業の改善や専門性の向上に費やすことのできる十分な時間が保障されており、そこには日本の特別支援学校の教職員の勤務条件との大きな格差が示された。13P研究ノートNotesdepartmental bulletin pape
Beyond Documented Evil : Critique on the essay of H. Arendt and B. Stangneth
論評Critiquedepartmental bulletin pape
Relationships between Mental Health of Parents, and Health Care of Their Children and Family Life in Soso Area, Fukushima
福島県相双地区の子どもの健康管理と保護者の精神的健康度との関係を継続的に検討するために、保護者の精神的健康度と子どもの食物摂取状況、運動、う蝕及び家庭生活の関連について明らかにすることを目的とした。相双地区の保育所、幼稚園及び認定こども園に通う、3~6歳の子ども1772名とその保護者を対象に2018年2月に調査を実施した。1418名から回答を得て、回答に不備のあった者を除いた914名(回答率51.6%)を分析対象とした。保護者の精神的健康度についてGHQの得点4点以下を精神的健康度高群、4点以上を精神的健康度低群とした。共分散構造分析を行ったところ、保護者の精神的健康度に影響を与えているのは時間的なゆとり、経済的なゆとり、配偶者との育児協力であることが示された。精神的健康度が直接影響を与えていたのは、食事作りのつらさ感のなさであり、精神的健康度は食事作りのつらさ感のなさを経由して子どもの食物摂取状況に影響を与え、さらに子どもの食物摂取状況が子どもの運動、う蝕へ影響を与えていることが明らかになった。4P論文Articledepartmental bulletin pape