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    昔の理系少年が考える課題解決と未来予測

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    トランジスタの数が人間の大脳皮質の神経細胞数に匹敵するまでに進化したコンピュータの歴史を、自らの体験も交えながら、簡単に振り返りました。さらに、ムーアの法則や量子コンピューティングに触れながら、課題解決や未来予測について論じました。京都工芸繊維大学情報科学センター広報,No.40,2022.2,pp.1-

    研究室紹介:分散システム研究室と教育情報システム研究室

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    情報科学センターにおいて、分散システム研究室(DSM:Distributed System Laboratory)では組織におけるネットワークシステム全般に関する研究を行っています。また、教育情報システム研究室(ET:Educational Technology Laboratory)では教育のための情報技術の研究を行っています。本稿では、両研究室で2020年度に実施した研究の中から5 件紹介するとともに、研究室の体制や現状について報告いたします。京都工芸繊維大学情報科学センター広報,No.40,2022.2,pp.36-3

    『万葉集』93番歌および94番歌における第三句の「通態的」機能―作品受容を通した翻訳学的考察―

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    本論は、『万葉集』第二巻93番歌・94番歌の修辞学的効果のフランス語翻訳を、翻訳学的観点から模索することを目的とする。天智朝に歌われたこれらの相聞歌は同時に序歌でもあり、外界の事物(この場合は「櫛箱」)を描写する前半部(「序詞」と呼ばれ、前半の二句あるいは三句からなる)と、歌人の心情を表現する後半部からなる。序歌にはこれら両部分の橋渡しとなる「つなぎ詞」が見て取れ、93番歌の場合は「掛詞」、94番歌の場合は「音の反復」がその機能を果たす。現代日本語訳を問題とする場合、こうした要素は日本人にとって自然な形式である。しかし、フランス語翻訳を考える場合、これら日本語特有の形式を再現することは不可能である。そのため、序歌の第三句(93番歌では「あけていなば」、94番歌の場合は「さなかづら」)に着目したい。その分析により、歌の前半部と後半部の対応関係が、「つなぎ詞」だけではなく、この第三句によっても実現されることを示したい。実際、「つなぎ詞」が景物部と陳思部を結びつける一方で、この第三句はいわば「プリズム」の機能を果たし、外界の事物に心情を投影すると同時に、反対に心情に事物を映し出すのである。相反する二局間の運動を意味する「通態性」(オギュスタン・ベルク)の概念を援用し、景物部における「事物」と陳思部における「心情」の間の往復運動を導くこの第三句を「通体部」と呼びたい。「通体性」を初期万葉に見られる詩的構造の根幹として認めることにより、既存の万葉歌の分析を深めるのみならず、新たな解釈の地平を切り開くことを期待したい。京都工芸繊維大学 学術報告書,第14巻,2022.02,pp.1-2

    表紙デザイン案紹介―コロナ禍・オンライン授業における「学生の声」―

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    情報科学センター広報誌では毎号、本学西村研究室の学生デザイナーにデザイン案を複数作成していただいております。前号に引き続き、「コロナ禍」「オンライン授業」に対する思いを繊細に表現した、貴重な「学生の声」として、惜しくも選定から漏れてしまったデザインも、特別寄稿という形で紹介させていただきます。京都工芸繊維大学情報科学センター広報,No.40,2022.2,pp.34-3

    表紙/目次

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    生体膜における輸送現象の解明に向けたデバイスの開発

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    本稿では、生体膜における輸送現象の解明、特に膜タンパク質の物質輸送機能計測に向けたデバイスの開発について紹介します。京都工芸繊維大学情報科学センター広報,No.40,2022.2,pp.18-2

    香りと詩的表現

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    世界各地に香りを楽しむという文化はあるが、日本においては「香道」という香りを鑑賞する様式が独自に確立された。本稿では香道について概説した後、認知科学の視点から香道における香りの鑑賞方法を分析する。嗅覚は個人差が大きく、他者と自分がある天然の香りを嗅いで、完全に同じ感じ方をしているかを確かめることは困難である。香道の香りの鑑賞方法は、集団においても香りを個人的に聞け(嗅げ)、個人のなかでの同一性の判断が完結できる仕組みとなっており、それは嗅覚の特性を鑑みても理にかなっていることがわかった。また香道で使われる香りの対象である香木の命銘や香席においてテーマになる言語表現は伝統的に和歌などから引いた詩的なものであるが、それは人の再認記憶を向上させるために有意味な方法であることが理解された。本稿ではさらに香道における香りについての言語表現を観察し、分析したことから日常言語における詩的表現機能の一端についても明らかにした。結果「詩的表現とは今ここではない時空を想起させる言語表現であり、ある言語表現が詩的表現であるか否かは発信者または受信者の背景知識に依存する」と定義した。香道の詩的表現により構築される時空は緩やかに限定された仮想世界であり、その仮想世界を基盤として他者と香りについて語り合うことが可能となるのである。京都工芸繊維大学 学術報告書,第14巻,2022.02,pp.49-7

    ルソーにおける読者像の問題 ―『学問芸術論』、『不平等起源論』を中心に―

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    本稿では、ルソー初期の理論的作品である『学問芸術論』から『人間不平等起源論』における読者像の変遷を検討する。ここで「読者像」とは、「ルソーが作品の読者として想定する人物像」を指す。ルソーにおける読者像に関する先行研究は、そのほとんどが自伝的作品を分析対象としており、理論的作品は等閑視されてきた。しかし、ルソーとその読者をめぐる関係性を問う上で理論的作品に立ち返ることは避けられない。それゆえ本論では、『学問芸術論』と『不平等起源論』、そして両作品間の論争的文書を分析することで、テクスト上に生起するルソーと読者の関係性を明らかにした。京都工芸繊維大学 学術報告書,第14巻,2022.02,pp.109-12

    講義室の情報ネットワークの整備

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    全ての講義室に無線アクセスポイントを試験定員に基づき配備し、また有線コンセントも全ての講義室で使えるように整備しました。京都工芸繊維大学情報科学センター広報,No.40,2022.2,pp.6-1

    理科教育法IB のオンライン授業

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    理科の教員免許取得希望者向け講義科目である「理科教育法IB」をオンラインで行った授業方法について紹介します。この講義では、まず、数名の受講者が協力して50分間の模擬授業を行います。その模擬授業に対して生徒役の受講者はグループ討議により意見交換を行い、そのグループの代表者が討議内容を発表します。Webexのブレイクアウトセッションを利用することにより、オンラインでもグループ討議や代表者による発表を対面の場合とほぼ同様に行うことができました。京都工芸繊維大学情報科学センター広報,No.40,2022.2,pp.31-3

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