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    羽黒修験の中世史研究 : 新発見の中世史料を中心に

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    論文(Article)羽黒山といえば、月山・羽黒山・湯殿山とともに出羽三山を構成する修験の山として知られている。すなわち、山岳修験の霊場としてイメージされる。こうしたイメージは、戸川安章・岩鼻通明氏らによる近世を中心とした民俗学的・地理学的成果によって形成されてきた。他方、伊藤清郎氏らの歴史学的研究は、八宗兼学の地方有力学問寺院としての姿に光を当てた。ようするに、羽黒山寂光寺は、一方では修験の寺として、他方は、僧位・僧官を有する官僧の住む学問寺としての羽黒山に注目している。前者は近世に、後者は古代・中世に注目した結果といえる。いずれの指摘も、それぞれに説得力あるもので、示唆にとんでいるが、本稿では、中世の羽黒山に注目することで、両者を止揚する新たな像を提示したい。より言うなら、有力官僧寺院から(近世においても、その性格を完全に失うわけではないが)、どのようにして修験の寺に性格を変化させていったのか、見てみよう。しかし、羽黒山の中世史は、なぞに包まれている。それは残存する史料が極端に少ないことによる。だが、そのことは、奥州・出羽・佐渡・越後・信濃は羽黒権現の敷地といわれ、「西二十四ヶ国は紀州熊野三所権現の、九州九ヶ国は彦山権現の、東三十三ヶ国は羽黒山権現の領地だ」といわれた羽黒山の中世史が貧弱であったことを意味してはいない。たとえば、承元三(一二〇九)年に、羽黒山の僧侶たちが大泉庄地頭大泉氏平を所領「千八百枚」を押領し、羽黒山内の事に介入したとして鎌倉幕府に訴え、幕府も羽黒山の言い分を認めたことはよく知られている。一枚を一町とすれば千八百町の所領を有する地方の巨大寺院であった。また、『太平記』に見られる雲景未来記の作者雲景は羽黒の山伏であった。このように、中世の羽黒山はその存在を日本中に知られていたのである。そこで本稿では、中世の羽黒山の実態に迫ることを主眼とする。けれども、やはり資料の少なさは遺憾ともしがたい。しかし、幸いにも今回、以下のような注目すべき二点の新資料を見いだすことができたので、それらを紹介しつつ中世の羽黒山の実態に迫ろう

    山形市宝沢の<炭焼藤太>伝説 : 山形大学附属博物館蔵「炭焼藤太由来」の紹介をかねて

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    論文(Article)序 都の姫君を妻に迎え、黄金の価値を教えられた貧しい炭焼きが、たちまちにして大金持ちとなる―このいわゆる〈炭焼長者〉の昔話は全国的に広く分布する。なかでも、東北地方においては源義経伝説の金売り吉次と結びつく形で独自な展開(いわゆる〈炭焼藤太〉伝説)を示してもいる。これらの事実については、すでに柳田国男が大筋を指摘しているわけだけれども、個別的な問題に関してはなお検討を要するところがなくもないように思われる。今回、柳田が見た可能性の高い資料「炭焼藤太由来」を山形大学附属博物館の収蔵品のなかから見出したので、その紹介をかねながら山形市上宝沢に鎮座する住吉神社の縁起として語られる〈炭焼藤太〉伝説を再検討の俎上にのぼせてみたい。「炭焼藤太」の名前だけは、横川啓太郎『唐松観音とその周辺』(昭和五十五年一九八〇)に引用された元禄六年(一六九三)の願書「乍恐以書付奉願候事」にも見えるところだが、山形市宝沢の〈炭焼藤太〉伝説のまとまった形態の資料として、現段階ではこの寛延三年(一七五〇)の「炭焼藤太由来」をもって嚆矢とすることになる

    山形市宝光院と文殊菩薩騎獅像

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    ナスカ台地の空間認知

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    1900年植民地台湾の「揚文会」に潜む二つの虚文観 : 後藤新平と呉徳功をめぐって

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    日本語教育における「日台基本漢字」発音対照表の可能性について

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    言語接触による言語変化と文法化現象の一例 : 台湾中国語"有"構文の分析を中心に

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    論文(Article)This study focuses on language contact between Japanese, Mandarin and Taiwanese. In this paper, phonological change, word borrowing, and code-switching (aspects that derive from the language contact phenomenon) are studied and analyzed in light of the theory provided. In the same line, the process of lexical and grammatical change that develops from the language contact phenomenon (also known as “Grammaticalization”) is covered in detail. We take the example of the Creole-Taiwanese Mandarin YOU-structure and analyze it from a semantic, morphosyntactic, and pragmatic perspective. Lastly, we use the assumption of unidirectionality and the content of subjectification proposed by Hopper and Traugott to try to explain the grammaticalization of the You?structure.  Key words: Language contact, Grammaticalization, Borrowing, Unidirectionality, Subjectificatio

    構成要件の段階的充足と故意の帰属(一)

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    環境サテライト勘定の意義と今後の展望

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