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長野県松本市におけるフューチャー・デザインの研究と実践 : フューチャー・デザイン・ワークショップ マニュアル 基本編
本研究は,松本市役所職員と信州大学の研究者が組織する「地域政策研究会」の活動を対象に,「市民参加による政策形成過程」のデザイン手法であるFuture Design(以下,FD)の社会実装化の特徴と意義を整理し,FDワークショップ(以下,WS)の実施方法を明らかにするとともに,FDWSの効果を検証することを目的としている。 地域社会が抱える問題(人口流出,環境,防災等)は,現代世代とまだ生まれていない将来世代との間で,便益と負担に関する利害対立をはらむ。しかし,将来世代が政策立案・交渉の場に存在しないため,その解決は困難である。そこで提唱されたのがFDである。この手法の最大の特徴は,WS等を通じて参加市民に「将来世代」になり切ってもらい,将来世代にとって妥当な政策を議論することである。 本研究では,FDを実践するうえで重要となる,政策テーマの選定,WSのデザイン,ファシリテーション手法,WSの質的量的評価に関して,以下の結果が得られた。第1に,政策テーマの選定と事前準備である。松本市での実践では,テーマ選定とファシリテーションスキルの修得に関して,20回強の打ち合わせを行い,松本市・信州大学双方で理解を深める必要性が認められた。第2に,FDWSの構造化である。参加者は,同一テーマでとを経験し,成果を相対化する機会が必要となることが明らかとなった。第3に,ファシリテーションの重要性である。精緻でかつ明快なファシリテーションデザインにすることで,討議が迷走することを防ぐことが可能となった。第4に,WSの効果検証の必要性である。討議の内容をコーティングすることで,対立・因果・関連といった関係性をまとめることが可能となった。また「時間選好」を記録することで,FDによる介入効果を検証することができ,仮想将来世代への飛翔が認められた。第5に,FDWSの政策テーマ選定の難易度である。「世代を超えた公共性」があればすべてのテーマが討議可能であるが,政策決定の自由度と制作対象領域の広さの2つの視点から,FDとして比較的取り組みやすい政策テーマが明らかとなった。ArticleFaculty of Economics and Law Shinshu University Staff Paper Series. 2 : 1-30 (2020). (Staff Paper No.19-01).technical repor
Considerations for Zero-Value Data Recorded in Student Surveys
生態学的な植物調査では,植物の枯死や消失が生じうるため,0値や欠測値は珍しくない。2019年に行われた信州大学農学部の学生実習での立木調査において,多くの0値が記録された。これらの0値について,本研究では,調査票の表現を精査して生育状態を推定した。さらに,不明確な0値の生じた原因について,仕事量(調査本数)と調査の複雑さまたは単調さ(立木の生育状態の順序パターン)に注目して分析を行った。立木調査では計243本のうち82本が枯死または消失しており,さらにそのうち13本についての調査票の記録が不明確な0値であった。こうした0値は7つの学生グループのうち3グループで記録され,様々な表現が用いられていた。調査本数,立木の生育状態の順序パターン(連の数と長さ,i 番目とi+1番目の生育状態の関連性)と,不明確な0値との相関はほとんど認められなかった。よって,不明確な0値の発生には立木とは関わりのない要因が影響したと推測された。その要因としてグループ内の学生間のコミュニケーション不足が挙げられ,グループ分けの方法の改善や,0値のときの明確な表現についての指示が必要と考えられた。Article環境科学年報 42:1-7(2020)journal articl
NLRP3 upregulation in A549 cells co-cultured with THP-1 macrophages under hypoxia via deregulated TGF-β signaling (低酸素環境下でTHP-1マクロファージと共培養したA549細胞におけるTGF-β経路を介したNLRP3発現増加)
信州大学(Shinshu university)博士(医学)雑誌に発表。EXPERIMENTAL CELL RESEARCH. 383(1):UNSP 111506 (2019); doi:10.1016/j.yexcr.2019.111506.Thesis古川 聖美. NLRP3 upregulation in A549 cells co-cultured with THP-1 macrophages under hypoxia via deregulated TGF-β signaling (低酸素環境下でTHP-1マクロファージと共培養したA549細胞におけるTGF-β経路を介したNLRP3発現増加). 信州大学, 2020, 博士論文.doctoral thesi
Comparison of clinical characteristics of patients with Mycobacterium avium complex disease by gender (肺MAC疾患患者の性別による臨床的特徴の比較)
信州大学(Shinshu university)博士(医学)雑誌に発表。EPIDEMIOLOGY AND INFECTION. 147:UNSP e108 (2019); doi:10.1017/S0950268819000293.Thesis生山 裕一. Comparison of clinical characteristics of patients with Mycobacterium avium complex disease by gender (肺MAC疾患患者の性別による臨床的特徴の比較). 信州大学, 2020, 博士論文.doctoral thesi
Study on blood pressure measurement using optical fiber sensor (光ファイバセンサを用いた血圧計測に関する研究)
信州大学(Shinshu university)博士(工学)この博士論文は、次の学術雑誌論文を一部に使用しています。IEEE SENSORS JOURNAL. 20(5): 2485-2491 (2020); doi:10.1109/JSEN.2019.2952833. © 2020, IEEE.(In reference to IEEE copyrighted material which is used with permission in this thesis, the IEEE does not endorse any of Shinshu University's products or services. Internal or personal use of this material is permitted. If interested in reprinting/republishing IEEE copyrighted material for advertising or promotional purposes or for creating new collective works for resale or redistribution, please go to http://www.ieee.org/publications_standards/publications/rights/rights_link.html to learn how to obtain a License from RightsLink.)Journal of Fiber Science and Technology. 76(2): 79-87 (2020); doi:10.2115/fiberst.2020-0008. © 2020 The Society of Fiber Science and Technology, Japan.Thesis片山 杏子. Study on blood pressure measurement using optical fiber sensor (光ファイバセンサを用いた血圧計測に関する研究). 信州大学, 2020, 博士論文. 博士(工学), 甲第731号, 令和02年03月20日授与.doctoral thesi
冷温帯に生育する広葉樹種の肥大成長の制限気候要因に関する年輪年代学的研究
信州大学(Shinshu university)博士(農学)ThesisSHEN YUDONG. 冷温帯に生育する広葉樹種の肥大成長の制限気候要因に関する年輪年代学的研究. 信州大学, 2020, 博士論文. 博士(農学), 甲第86号, 令和02年03月20日授与.doctoral thesi
経皮的動脈血酸素飽和度の上下肢差を契機に診断された新生児一過性心筋虚血による重症左心不全の1例
Article信州医学雑誌 68(4): 203-208(2020)journal articl
ファン心理やその活動と大学生の心理的健康の関係 : 現代社会におけるファナティックの様態と意義
特定の対象を強く支持するファンやファン心理は古くから存在する。支持の内容や方法は異なるが,我々はしばしば投影や憧僚の対象を懐いてきた。本研究では,現代社会におけるファン心理やその活動の様態を分析すると同時に,それらが精神面に及ぼす影響を解明することを目的とした。大学生132 名(男性66名,女性66名)を対象に調査を行った。主観的幸福感尺度,社会的比較志向性尺度,居場所の心理機能測定尺度,ファン心理尺度を使用して,質問紙調査を実施した。分析の結果,ファン対象を持つ場合の方が持たない場合よりも,主観的幸福感の構成要素である人生に対する前向きな気持ちが高いことが明らかになった。またファン対象を持つ場合,共通のファン対象に対する意見交換や感情の共有を多く行うことが示された。これらの結果から,現代社会におけるファン心理やその活動の様態について論じた。加えて,それが及ぼす精神面に対する肯定的な作用と意義について考察した。Article信州心理臨床紀要. 19:33-55(2020)departmental bulletin pape