MMU Repository of Academic Resources (Miyazaki Municipal University)
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The System Classification of Social Welfare and the New Trend of Receipt Right : from Elderly Care Insurance to the Disabled Person Independence Support Law
2006年から障害者福祉の分野に、総合的で新たな給付制度である障害者自立支援法がスタートした。この制度は、2000年からの介護保険など一連の社会福祉基礎構造改革に基づく障害者福祉での一大改革である。だが、原則1割の利用料負担をめぐって負担が大きいと福祉現場では混乱が生じ、この障害者福祉の新給付制度への評価は低いようにみえる。しかし、この新給付制度をよくみると、措置制度時代から権利性が低いとされた受給権がかなり改善されている。本論文は、社会福祉基礎構造改革で揃いつつある各種の社会福祉制度について、新たな分類方法を提示すると同時に、障害者自立支援法と、依然として評価の低い介護保険の受給権について、あらためて評価するものである。departmental bulletin pape
Effect about Formation of Opinion by Press : Monopolize and Correction of Opinion : Guide to NIE
民主主義社会における国家の運営は、自律した国民1人ひとりの意見を基盤とする世論に基づいてなされるのが原則である。国民が意見を表明する際の判断要素となるのは、生まれて以来受けてきた教育や体験を通して獲得した価値観、世界観、利害得失、印象、メディアや他人から得られた情報など様々である。中でもメディアによる継続的で正しい情報は、国民が適切な判断をする際の材料として不可欠の要素であるが、情報に接しない構成員が多い社会では、情報による適切な世論形成は困難になる。また、情報に間違った内容や意図的な操作などのノイズが入った場合も同様である。継続的で正しい情報が不在のまま世論形成がなされ、多数派を形成した社会では構成員の多寡に関わらず、少数派は沈黙しがちとなり、意見の寡占化が進む(沈黙の螺旋)。過剰な情報が意識の画一化、寡占化を促すとの説(象徴的貧困)もあるが、今回の考察では情報が少ない場合に、人々の意見はより寡占化が進む傾向がみられた。多様な意見が失われた社会は、民主主義の理念である多様な意見による社会形成効果が作用せず、全体主義的な空気を醸成する可能性が高くなる。しかし、構成員が非自律的であったにせよ適切な情報や対抗意見(対抗言論)に接すれば、"沈黙の螺旋"から解放され、意見の多様化が担保されるようになる。新聞を使った授業(NIE)でも、児童、生徒に対する教員側からの適切な情報提供や対抗意見を尊重する雰囲気作りが欠かせない。departmental bulletin pape
Research on Evaluation of "Volunteer Work Practicum" of Miyazaki Municipal University
本論は、宮崎公立大学におけるキャリア教育プログラムの一科目として2005年度から開講された「ボランティア論」について評価するものである。「ボランティア論」の目的は「現代社会のさまざまな課題に触れることを通して、視野を広げ、社会の一員であることを自覚するとともに、大学での勉強の目的を見つけること」であり、この目的を達成するため、COCOMOシステムを導入して、ボランティア情報を提供したり、サービス・ラーニングの教育理念と方法を取り入れて、担当教員が積極的に学生の活動に関与し、助言を与えたりしてきた。その結果、1学年の25%にあたる学生が地域でのボランティア活動に従事した。また、受講生は、ボランティア活動を通して、社会の問題や課題に対して関心を持ち、積極的に取り組みたいと考えるようになっていた。しかし、サービス・ラーニングに結びつくような活動を行った学生は必ずしも多くなく、また、「ボランティア論」の受講は、大学での学びへの関心に結びついてはいなかった。今後は、学生のボランティア活動への関心、社会問題への関心を具体的な行動につなげるための方策を検討し、ボランティアに関する情報提供の方法や、学生の活動報告へのコメントなどを工夫して、学生が大学での学びとボランティア活動とを結びつけるように働きかける必要がある。ボランティア活動を経験しながら、社会の課題に触れ、大学での勉強の目的を見つけることのできる機会は貴重であり、キャリア教育プログラムとしての「ボランティア論」は現在のような形で継続されることが望ましい。その一方で、本格的にサービス・ラーニングを導入するには、専門演習の学習方法の一部として取り入れることを検討するべきであろう。departmental bulletin pape
How 'Comfort Women' Issues were Reported by the Media in 2001
本論文は、映像メディアで伝えられる従軍慰安婦問題をめぐる言説が視聴者にどのように伝わるかについて、視聴調査のデータに基づき分析を行なったものである。戦後60年を経た現在においても、従軍慰安婦問題は様々な歴史認識が交錯する問題の一つであり、「従軍慰安婦」をめぐっては、いくつかの言説が存在している。本論文では、それらを整理した上で、2001年に「従軍慰安婦」問題を扱ったNHKの番組が、どのような言説の政治の下で改編され問題となったのかを明らかにするとともに、この番組は視聴者の「従軍慰安婦」問題の認識にどのような影響を与えたかについて、番組視聴調査の結果から考察を行なった。departmental bulletin pape
The Today's Significance in the Theory of Consumption Scoiety in 80's "The first part"
80年代、分衆/少集論を中心に展開した消費社会論は現代思想、マーケティング、社会学等様々な分野で議論と対象となり、その間続いたバブル景気の理論的な援護射撃を演じた。だがバブル崩壊とともに、その有効性は失われ、これら議論が展開されたこと事態がすでに過去のこととなっている。そこで、本論ではこのような消費社会論がなぜ発生したのか、そして、どのような変容を遂げ今日に至っているのかをボードリヤール理論の受容過程を辿ることで明らかにすると同時に、現代人のコミュニケーション行動との関連での今日的な有効性について考察する。departmental bulletin pape
The Generation Process of Local Culture : by Relations with Whale (1)
本研究は、村人が鯨とのかかわりを持って培ってきた地域文化に焦点を当てる。そして、村人の最後の捕鯨砲手や鯨肉専門店を営む韓国唯一の鯨解体士、3代目の鯨肉専門店経営者、鯨祭推進委員、漁業管理船船長とのインタビュー内容に基づき、1986年捕鯨モラトリウム前後における国際政治や社会変化の中、鯨とのかかわりを持ちながら築き上げていく地域文化の生成過程を明らかにする。departmental bulletin pape
A Practice of High School English Education Using the Podcasting Contents Presented by the University : Making Contents for Podcasting
本研究は、インターネット上の音声ファイルをPodcastingという音声配信システムを利用し、英語学習用のe-learningコンテンツの作成について述べたものである。Podcastingとは、音声ファイルにWeblogで使用されているRSS (Really Simple Syndication)というインターネットの仕組みを組み込んだファイルを配信するインターネットラジオとも言えるものである。このPodcastingを利用することにより、時間・場所を共有することなしに、学習者が自由に時間を設定し、パソコンがあればどこででも学習できる利点を持っている。また、学習者がiPodなどポータブルのディジタル・オーディオ・プレーヤを利用すれば、パソコンがなくても、学習用音声ファイルをどこででも繰り返し聞くことができる利点もある。簡易e-learningとして近年注目され、様々な学習コンテンツが出現している。このようなコンテンツを利用することで、大学で学習コンテンツを作成し、地域の高等学校や中学校と連携することにより、高・大の連携や中・大の連携がとれる可能性も生まれている。Podcastingであれば、限られた近隣の地域だけでなく、インターネット環境さえあれば世界中どこからでも利用できるので、その可能性はもっと大きなものである。本稿では、筆者が関わっている高等学校との連携について限定して述べる。本稿では、特に学習コンテンツの作成と授業展開に関することに絞って述べる。departmental bulletin pape
A Study on the Requirements and Formation of Non-Continuous Text Processing Skills : An Attempt to Identify some Factors to Improve Chart/Table Data Processing Skills
まず、PISA 2003の結果に関する文科省(2005)の分析、並びに学校教育における統計資料の活用と指導の現状などに関する依田(2003)の展望に基づいて、「解釈し評価する技能」の形成の重要性、及び非連続型テキスト活用技能の指導充実の必要性を指摘した。次に、Sample Tasks from the PISA 2000(OECD,2002)に含まれる3種類の非連続型テキスト(グラフ、図式、表)とそれらに基づく課題の紹介及び分析を行い、その結果を踏まえて適切な処理に必要な概念・技能・知識(具体的には、関数、補助線、集合、代表的情報表示技法とその特長、洞察の準拠枠など)とそれらの形成・向上に有効な指導内容(具体的には、関係の顕在化の例示と改善の試行、ベン図・グラフなどの例示と作成実習、意識の高い生徒の発表なども活用した「実践的教養」の日常的な涵養など)の指摘を試みた。そして、多難な将来が予見される現在におけるPISA型「読解力」(≒適応力)形成の支援の可能性と重要性について述べて本論文の結びとした。departmental bulletin pape
A Comparison of Vowel Productions between Adolescents, Middle-Aged, and the Elderly : the Case of Miyazaki Residents (Part 2)
This is third in a series of studies on vowel shifts in Japanese to be conducted in the next few years. Based upon Todaka's (2005a) preliminary study, we tentatively hypothesize that there is a tendency among adolescents to articulate vowels farther forward in the mouth. In this study, we focused on the differences in vowel productions between adolescents, middle-aged, and the elderly. We found that the adolescents produced the /u/ and /i/ farther forward and the /e/ and /o/ farther upward. This tendency was observed much more clearly among female adolescents, which indicates that women are leading the adoption of the new form. However, some discrepancies between the findings of the present and of the previous studies were found. Though much more data needs to be gathered, there might be geographical differences between adolescents residing in various cities.departmental bulletin pape