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    ウェルビーイングの向上、社会科学統合の可能性

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    巻頭言 サービス学会「サービソロジー」6巻1号(2019年4月発行)othe

    企業と組織の良いガバナンス―コンプライアンスよりもインテグリティ―

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    本稿は、日本におけるコーポレート・ガバナンス(企業統括)を歴史的に振り返るとともに、その現状を評価し、さらに望ましいガバナンスの仕組みを考察したものである。主要論点は次のとおり:(1)企業とそのガバナンスのあり方は、一国の金融・経済の特徴と表裏一体である(大別すると英米型と日本ドイツ型がある)、(2)日本企業のガバナンスは、外国人による日本企業株式の保有増大などから英米型の色彩が加わってきている、(3)企業統括に際しては、従来、株主(あるいはその代理人である取締役)による監視、あるいは法令の遵守(コンプライアンス)という観点が中心であった、(4)これに対して関係者のインテグリティ(integrity:一貫性、道徳性、説明責任)強化による対応も検討の余地がある、(5)それはあくまで補完的手段にとどまる面はあるが、インテグリティは国際性のある概念であり、また日本社会全般をより良い方向(透明性、信頼性、公平性、効率性、安定性の向上)に向かわせるうえでも重要な視点なので、企業ガバナンスにおいても今後重視する必要がある。【研究ノート】othe

    人間の利他心について:その意義、種類、学問的根拠

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    現代の主流派経済学(新古典派経済学)では「人間は利己的かつ合理的に行動する存在である」という人間像が前提とされている。しかし、人間は相互に独立し影響を与えない原子論的な存在ではなく、また行動動機も利己心だけではない。人間は社会的ネットワーク(つながり)の中で生きている(岡部 2020)うえ、利己心以外の行動動機も持ち合わせている。本稿では、人間の利他心に焦点を絞り、その意義、種類、利他心を示す多様な研究結果を整理した。主な結論は次の通り。(1)人間は利己心だけでなく利他心も明らかに併せ持つ、(2)それは心理学のほか神経生物学など自然科学の研究も含めて幅広く確認されている、(3)利他心には純正な場合(自己利益を全く考慮しないケース)と非純正な場合(利他的行動に伴う満足感 “warm-glow” が伴うケース)が区別できる、(4)利他的行動には満足感ないし幸せ感(helper’s high)が伴うので意図して利他的な活動を行うことも一部では推奨されている、(5)人間の利己心と利他心の両方を併せ持つ経済モデルも一部で提示されており、今後そうした方向で研究の発展が期待される。【研究ノート】othe

    ヒューマノミクスー人間性経済学の探究(発表要旨)

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    本稿は、近刊書籍『ヒューマノミクスー人間性経済学の探究』(岡部光明著、2022年5月刊行)における中核的な議論を「ビジョン研究会」において発表した際に使用したパワーポイント画面を拡充して一つの研究資料としたものである。こうした画面による方が、文章化するよりも要点を簡潔に整理でき、また理解もし易いのでこの形式による研究資料として取りまとめた。要旨は次の通り。すなわち(1)現在の主流派経済学は、人間を単純に捉えること(利己的・個人的存在)により理論と政策につき堅固な体系を構築している(経済学は「社会科学の女王」)、(2)しかし人間の本質としては、利己性のほか、つながり感覚、利他性、潜在的な能力といった重要かつ多様な要素がある、(3)これは経済学の始祖アダム・スミスの人間観であり、また現代諸科学の研究結果でもあるので、経済学は今後これらを取り込んだ学問にしてゆく必要がある、(4)具体的には、人間社会は従来の「二部門(市場・政府)モデル」に代えて「三部門(市場・政府・コミュニティ)モデル」に即して理解することが望ましい、(5)三部門モデルを基準にすれば、従来の社会的目標(効率性と公平性)だけでなく準公共財・準公共サービスを適切に充足させうるほか、人間の幸福(well-being)をより高いものにしうる(これは経済政策の理論に基づき説明可能)、(6)人間一人一人がその潜在能力を引き出せば、個人の幸せ(ウェル・ビーイング)が高まるだけでなくより良い社会を実現できるとする一つの自己啓発の道(実践哲学)があり、今後の展開が注目される。othe

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