Kyoto Sangyo University Academic Repository / 京都産業大学学術リ
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    モデル不確実性下の線形回帰における信用集合と信頼集合の一致について

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    本論文はモデル不確実性下の線形回帰における回帰係数の信用集合と信頼集合の一致の可能性について検討する。Hjort and Claeskens (2003) により提案された局所特定化過誤の枠組みを一般化した回帰モデルにおいて、標準的な事前分布の仮定の下でのBernstein-von Mises 定理のバージョンを示す。さらに漸近的な情報行列等式を示し、最小二乗推定量のバイアスが標準誤差より大きい場合でさえ、回帰係数の信用集合と信頼集合は互いに近づくことを示す。モンテカルロ研究からは、いずれの集合も真値の被覆に失敗する状況でさえ、集合は互いに近づく可能性が示唆される。この結果は信用集合に信頼集合と同程度の長期的な被覆性質を持つとする解釈に正当化を与える。さらにこの結果は信用/信頼集合の計算に互いの計算手法を代替することの根拠を与え、特にブートストラップ信頼集合による信用集合の代用の妥当性を示唆する。departmental bulletin pape

    倒産法改正が企業価値に及ぼす効果

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    本研究は、倒産法制の改正が債権者と債務者の権利を変化させることによって企業の株価に影響を及ぼすことを実証するものである。民事再生法制定の経済的影響が価値の創造にあること、もしくは別除権制度採用による価値の移転にあること、または事後の効果が事前に翻って資金制約が起こること、の三つの仮説をもとに、イベントスタディとともに企業ごとの超過リターンに対してクロスセクション分析を行った。その結果はいずれの仮説を支持するものではなく、むしろ民事再生法が再生計画による減資を認めたことにより、財務危機に対する株主責任が明確になったことに整合的な結果を得た。その含意は倒産法改正が企業価値に影響を及ぼすことを示した点、民事再生法が企業価値に影響を及ぼす経路が100%減資による株主責任の明確化といった日本固有の事情にあった点、さらに制度から企業価値への因果関係が存在することを実証した点にある。departmental bulletin pape

    A New Key for Learner-Centered Approach : Introducing Commonality and Synchronicity of Learning

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    Weimer(2013)は、学習者主体のLearner-Centered Approach を授業で実現するために必要な5つの鍵を提案した。このWeimer(2013)が提唱する5つの鍵に関して、Holsworth et.al.(2016)では実際の授業で5つの鍵がどのように実践されているかに焦点を当て、その有効性を主張した。一方、臼杵(2022)では2つの異なる形態のオンライン授業の比較を通してLearner-Centered Approach を実現するために必要不可欠な6つめの鍵として「学びの共有性と同時性」があると提案した。本稿では、LCA を実現するための6つの鍵から実際の授業を考察し、新たな6つめの鍵の妥当性を検証する。departmental bulletin pape

    What was “Tuberculosis” in The Magic Mountain?

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    『魔の山』は,主人公ハンス・カストルプがいとこの見舞いで訪れたダヴォスのサナトリウムでたまたま結核に罹患していることを発見され,7年間をそこで過ごすことになるという話である。この小説の根底にあるのは,ハンスの結核への罹患という現象である。ハンスは小説冒頭,ダヴォスに到着するや,高熱を発し,結核患者として療養生活に入ることになる。思いがけないかたちで結核患者となったハンスは,サナトリウムでの療養生活をありあまる時間と安楽な生活を享受できる機会として快く受け入れるが,その病状は7 年間をとおして軽症と呼べるものだった。ハンスは結核への罹患のおかげで俗世の仕事から離れ,多くの医療関係者や結核患者との接触をとおして,人文学的な学びや人間観の深化を得ることになる。 『魔の山』は著者自身によって,また多くの読者によって主人公の自己探求を基軸とする文学ジャンルである教養小説とみなされている。この「教養獲得」の舞台はサナトリウムであり,その大本はハンスの結核である。しかし,ハンスの結核は担当医すらその正体がつかめない,そもそも結核と呼べるかどうかが怪しいものとして描かれている。ハンスは冒頭で「単純な青年」として紹介されるように,一見素朴な造船技術者であるが,その反面でロマン主義的な死や病への親近性をひそかに抱えている。ハンスの病は患者の獲得を欲するサナトリウムという株式会社と,もともと死と病への傾斜をもち,病者となることによってそんな自分にふさわしい自由な生活を得ようとするハンスが結託して作り出した架空の病という要素をもっている。マンはその自作解説で『魔の山』を「肺結核を土台に,その御旗のもとに更新されたドイツ教養小説」であり,そのパロディーであると語っているが,実はこの小説はその土台である主人公の肺結核そのものが内実に乏しいものであるがゆえに,その上にある小説世界そのものが虚実のあわいに立つような究極のパロディーなのである。『魔の山』の主人公の結核がどの程度真性のものであるかということは,これまで(特に日本では)あまり論じられてこなかった。本論はその点に焦点を当て,この問題が作品の内容に決定的に関わっていることを示した。departmental bulletin pape

    Constructing the mathematical foundation of adaptive changes of cell assembly activities and application to BMI

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    脳活動から直接に外部デバイスの制御を目指すブレインマシンインタフェース(BMI)技術の実現のためには神経活動からの信頼性のある情報復号化が必要である。本研究では動物の視覚皮質から同時記録された複数の神経細胞活動にサポートベクターマシンによる機械学習を適用して,提示された刺激種類の判別課題を行った。情報復号化におけるサポートベクターマシンの有効性の確認と合わせて細胞間の発火数相関およびその刺激依存性を含めることで復号化能力が高まることを示した。departmental bulletin pape

    Foreword to the Criminal Justice and Policing No.9

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    Progress report of ORA program-related research activities

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    Mitochondrial fragmentation by the deletion of ERdj5, an ER resident disulfide reductase.

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    細胞小器官の1つである小胞体は,細胞内のカルシウムイオン(Ca2+)貯蔵庫として働き,小胞体からサイトゾルにCa2+ を放出することで,筋収縮,涙・唾液など外分泌,免疫応答,細胞死など様々な生命現象のシグナル源として重要な役割を果たす。小胞体膜上に存在するCa2+ ポンプは,Ca2+ を小胞体内腔へと取り込み,小胞体内腔のCa2+ を高濃度に,そしてサイトゾルのCa2+ 濃度を低く保ち,細胞内のCa2+ バランスを維持する。以前に,我々のグループは小胞体局在還元酵素ERdj5が小胞体のCa2+ ポンプを活性化することを見出した。今回,この調節機構の破綻により,サイトゾルでのCa2+ 濃度が定常的に上昇することで,別の細胞小器官であるミトコンドリアをバラバラに断裂し,ミトコンドリアからの活性酸素種を蓄積させることを発見した。細胞内での活性酸素種蓄積は,細胞老化を亢進させ,ミトコンドリアからのシトクロムc 放出によるアポトーシス(細胞死)を誘導し,これはアルツハイマー病をはじめとした神経変性疾患やミトコンドリア病の原因になる。今回の発見から,ERdj5の機能を正常に維持することがミトコンドリア機能の低下を防ぎ,健康寿命の延伸につながることが期待される。さらに,ERdj5の機能に注目した解析は,ミトコンドリア機能の低下を原因の1つとするアルツハイマー病のような神経変性疾患など様々な疾患の治療法開発の足がかりになるのではないかと期待する。departmental bulletin pape

    Project Based Learning in Life Science Fields by collaborating with local organizations

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    本稿では、生命科学部において導入された課題解決型PBL授業「生命科学PBL」の導入と受講を通じた学生の学びの効果について報告する。生命科学PBLは、地域課題に対して生命科学の知見・技術を活かし課題解決活動を実施することで、総合的な課題解決力、実社会に出てからも活用できる力の育成を目指しており、生命科学PBL1/2の2科目より構成される。特に、学外の様々な主体にも協力を得ながら課題解決に挑む生命科学PBL2では、2021年度、2022年度ともに、3団体から課題を提供頂き、それぞれ26名、18名の学生が課題解決に取り組んだ。授業前後に実施した社会人基礎力に関する学生の自己評価の変化から、学生らは受講を通じて、全体として社会人基礎力を高めることができたと感じており、特にチームで働く力について、それをより強く感じる傾向にあると考えられた。departmental bulletin pape

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