2061 research outputs found
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留年または退学に至った理学療法学専攻学生における入学以前の所属,入学試験および大学成績の調査
2017年度から2021年度の間に理学療法学専攻に入学した全学生38名の内,留年を経て卒業した学生数は全体の18%で,退学に至った学生は全体の16%であった。本調査の目的は,留年および退学した学生の特徴を,入学以前,入試,入学後の3時点から分析することで,学生の留年および退学を予防するための基礎的資料を得ることである。調査項目は大学入学以前の所属,入試の種類と試験得点,そしてGPAの推移で,これらの項目を正規修業年限で卒業した学生(正規群),留年を経て卒業した学生(留年卒業群)および退学した学生(退学群)の3群間で比較した。調査の結果,留年卒業群および退学群には盲学校出身かつ学校推薦型選抜の入学者と一般高校出身かつ総合型選抜の入学者の割合が多く,正規群には一般選抜および編入学選抜で入学した学生の割合が多かった。1年次前期のGPAが2.50を下回った学生数の割合は,正規群28%,留年卒業群71%,退学群83%であった。入学後の成績推移に関しては,留年卒業群および退学群において1年次前期のGPAが2.50を下回る学生数の割合が高く,1年次後期以降もGPAが2.50を下回る場合,留年ないし退学するリスクが高いことが示唆された。以上のことから学校推薦型選抜または総合型選抜で入学した学生の内,入学早期から学力不振が認められ,1年生の前期から後期に向かって成績が上昇しない学生では,留年ないし退学するリスクが高いことが明らかになった。departmental bulletin pape
聴覚障害者による犯罪の処遇の歴史に関する研究の必要性~今まで調べたこと・見聞きしたことの備忘録~
A聾学校の約40年間の幼児児童生徒の状況から,聾教育の開始年齢や早生まれの比率の変遷をまとめた。1960年度に小学部1年~高等部3年であった者の43%が当該学年の生まれではなかった理由として,戦後の混乱による影響などが考えられた。初めて小1全員が当該学年の生まれとなった学年は1959年度生まれであり,全員が幼稚部に3年間在籍した。また,旧刑法第40条とも関わって,聴覚障害者と江戸~明治時代の「座敷牢」や「鎖錮」との関連,心神喪失と心身耗弱の境界線や起訴処分と不起訴処分の境界線の変遷に関する研究,および「不十分な学力(日本語力,抽象的思考力など)」と刑罰の関連がどのようにとらえられてきたか・今後どのようにとらえるべきかに関する研究の必要性を指摘した。departmental bulletin pape
テキストベースダイアグラム作成ツールによるセブンチャートの表現
フローチャートなどのダイアグラムは,晴眼者にとって内容の理解や情報の整理に有効な手段であるが,視覚障害者にとってはアクセスが困難であり,触図に頼ることが多い。触図の作成にはコストと時間がかかり,リアルタイムでのオンライン会議での利用も難しい。テキストベースのダイアグラム作成ツールであるMermaidやPlantUMLは,テキストを用いて要素間の関係性を表現でき,視覚障害者でも利用可能である。本研究は,未検討だったセブンチャート(文章の図解変換技法)をMermaidおよびPlantUMLで表現する方法について検討し,PlantUMLを用いることでセブンチャートに近い表現が可能であることを示す。さらに,作成および編集を容易にするために,簡略化したセブンチャートの表現例を提案する。特に,PlantUMLのアクティビティ図を用いることで,セブンチャートを簡便に表現できることを示し,その具体的な記述例を提示する。今後の課題は,視覚障害者側の理解・記述面の評価,受け手側の図解の有用性の評価である。departmental bulletin pape
聴覚障害学生の日本語に関する困難点の分析(10)~隠れた語への無配慮と「外面的把握」~
筑波技術大学で聴覚障害学生を対象とする「日本語表現法」を担当する中で,聴覚障害学生に多くみられる誤答や困難点は,隠れた語に無頓着であることや視点(ウチソト)との関係を理解しないことと関連するように感じてきた。脇中(2009)は,聴覚障害児は「鳥の視点」が多いと述べたが,聴覚障害学生のいろいろなデータを分析し,「虫の視点」と「鳥の視点」はそれぞれ「内在的把握」と「外面的把握」と言い換えられるのではないかと考えるようになった。departmental bulletin pape