Ohkagakuen University / Nagoya College: Repository / 桜花学園大学・名古屋短期大学情報リポジトリ
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Consideration of the Instruction to Increase Ability of Singing to a Instrument,Make Use of Experience of Training in the Nursery School̶Reason to Sing with Children̶
保育実習を終えた学生たちは様々なことを感じ、学び、大学へ帰ってくる。実習後、音楽Ⅱを受講している学生約260名を対象にアンケートを行い、結果とともに、今後の課題や指導法についてまとめた。また、実習直後の学生Yの事例をもとに、学生の力を伸ばすための指導法について考察するとともに、何のために大学で音楽を学び、弾く力や、歌う力を身につけるのか、また子どもたちの豊かな育ちに、歌がどう生かされるのかをまとめた。「歌」は、子どもたちが自己を肯定し豊かに育っていくための一つの手段である。未来の教育者である学生が、子どもたちとどう関わっていってほしいか、筆者も教育者の一人として自ら実践し、歌の力で学生たちを豊かに、そして大切に育てていきたい。departmental bulletin pape
A Review of Research on Young Children’s Humor and Joking
本研究の目的は、乳幼児期のふざけ行動に関する先行研究を概観し、ふざけ行動の内容を整理し、今後の研究の方向性を見出すことであった。先行研究のからは、幼児期におけるふざけ行動は、攻撃やからかいといった仲間にネガティヴな影響を与えるものがある一方で、仲間との関係性強化や緊張緩和といったポジティヴな機能を持つものがあることが明らかになった。先行研究からは、ポジティヴな機能を持つふざけ行動は、子どもの社会情動的スキルにおける他者との協力や情動の制御とも関連することが指摘されてきている。
今後の研究の方向性としては、①ふざけ行動の萌芽に関する研究、②ふざけ行動の個人差に関する研究、③ふざけ行動が生じやすい場面とそれに対する保育者や保護者のような大人の認知、子どもへの反応などを明らかにしていくことが必要であると考えられる。これまでネガティヴな印象を持たれやすかったふざけ行動について、仲間との緊張緩和、関係性強化といったポジティヴな機能を見出すことで、「子どもが社会情動的スキルを発揮する、主体的な行為」としてのふざけ行動について今後の検討が必要であることを示した。departmental bulletin pape
小史から探るオーストラリア地域研究
歴史、社会における出来事は、その時代を大きく転換させて後世まで細かく伝えられるものから、歴史教科書には載ることもなくその場のニュースで扱われた程度のもある。後者を本稿では後者を掘り起こすことでこれを【小史】と位置づけ、オーストラリアにけるいくつかの事案を取り上げることにした。文化多元主義を採り、多くの移民で成り立っているオーストラリア社会において、いわゆる教科書的な【歴史】【通史】では計り知れない(あるいは載らない)多くの事案が埋もれているのではないかと筆者は考える。本稿では、それら事案を扱うことを通して、オーストラリア社会の側面を明らかにすると共に、多文化主義の中にある、オーストラリア的なるものを探る一端としてみたい筆者の専門分野である地域研究で、学際的なアプローチを試みる。小史から探るオーストラリア社会の最初のアプローチとして、本紀要掲載の桜花学園大学保育学部が留学で送り出す、Queensland州南部からその隣のNew South Wales州北部の地域を扱うことにする。departmental bulletin pape
A teaching method of athletic play for infants on content instruction method in child care (life and health)
本研究では、学習者にとって保育内容指導法(生活と健康)の授業内容をどのように構成すべきか、授業内容で学習者が困難さを感じていることは何かなどを明らかにし、より効果的な授業を実施するための資料を得ようとした。2018年度後期に同教科目を受講した50名を対象として、自記式のアンケートを実施した。模擬保育(指導者役)で難しかった内容は第1位が指導案の書き方であったが、まだ実習指導などで学習していないため当然の結果と受け止めた。第2位以下は、集団を動かすという指導力や運動の内容の理解が必要であった。運動遊びの模擬保育を通して身についた資質であるが、1位に保育者の視点が上がっていることから、モデルカリキュラムの到達目標が達成されつつあると思われた。今回の研究では、母集団のサイズや回答の分布に偏りがありクロス集計を実施することが出来ず、対象者の属性と学習に関する動機づけなどの関連を明らかにすることが出来なかった。今後は複数年度でデータを得るなどして母集団を増やし、なおかつ選択肢に工夫を加えることで両者の関連も明らかにして行く必要があると考えている。departmental bulletin pape
A study on the relationship between teachers' proficiency and children's understanding
桜花学園大学保育学部修士(人間科学)本研究の目的は、気付きの深化が子どもの理解の深化につながり、気付きの深化に契機が有効であることを明らかにすることである。本研究においては、入職1年目の4名の保育者の日週案記録簿1年分の「楽しい(楽しそう・楽しんでいたを含む)」に注目し、岸井勇雄の子どもの楽しさ10項目に当てはめ分析した。結果、保育者はそれぞれの保育スタイルで、今目の前の子どもが心地良く過ごしているかという観点で捉えている。また、「楽しい」という子どもの内面には気付いているが、自身を客観的に内省する事が難しいため、新しい気付きや視点に繋がらないという課題が明らかになった。その解決には気付きが深化する契機の必要性が明らかになった。thesi
Understanding the Instructor's Difficulties in Care of School Children after school
本研究は、学童保育指導員が、日々の活動や児童との関わりにおいて感じる難しさについて検討するため、自由記述方式の質問紙法により、その体験的エピソードを記述してもらい、エピソードの質的分析を行った。その結果、最上位に構成されたカテゴリには、「家族支援の必要性」、「信頼関係構築の難しさ」、「規律の理解と生活づくりの難しさ」、「集団づくりにおける発達差」、「子どもの心理状態とその理解」、「学童保育体制の問題」の6つの要素が導き出された。本研究により、「信頼関係の構築」「子どもの心理理解」といった子ども理解に対して、難しさ、もっと深く知りたいという指導員の思いが明らかになったことを踏まえ、指導員養成のプログラムや指導員の専門性の向上を目的とした教育、研修などの重要性についても論じた。departmental bulletin pape
Study of “Introduction to Child Care and Education”-Consideration of Educational Objectives and Educational Content Development Issues-
本研究では「保育内容総論」の教育目的と教育内容を、具体的なシラバス水準で議論を深める事を目的としている。『幼稚園教諭養成課程と保育士養成課程を併設する際の担当者のシラバス作成について』(無藤他、2017)によれば、シラバスの内容構成例として、保育目標、育みたい資質・能力等と保育内容との関連理解、保育の全体構造理解、子どもの発達や社会的背景等を踏まえた具体的な保育の過程の理解等が挙げられている。それを踏まえて本稿では養成校で使用されている教科書群を素材として、構成内容を比較した。その結果無藤等の例示内容が多く取り扱われていた。しかしその一方で領域間の総合的関連性を理解するための保育構造論や、活動自体が総合的である保育内容(劇遊び、プロジェクト活動等)については取扱いが少ないことが明らかとなった。以上の研究から、保育士養成教科目体系の構造的整理と、保育内容総論の教育目的と内容についてのさらなる検討の必要性が明らかになったといえる。departmental bulletin pape
The Actual Situation of Regarding How to Perceive of the Childcare Teachers to Children's Musical Expression -Based on the Years of Experience and Music Comprehension of Childcare Teachers-
本研究は、幼児の音楽的表現の捉え方が保育者の属性(保育職の経験年数と音楽理解度)によってどのように異なるかを明らかにするものである。愛知県内の保育者に対して質問紙調査を行い、子どもの音楽的表現を捉える視点についての回答を因子分析したところ、「自主性」「創造性」「協同性」「躍動性」「規則性」の5因子を抽出することができた。その後、保育者の経験年数と音楽理解度を基に分散分析および多重比較を行ったところ、11年以上の経験がある保育者は、自主性や規則性に関する視点から子どもの音楽的表現を捉える傾向にあり、音楽理解度の高い保育者は、創造性や協同性に関する視点から子どもの音楽的表現を捉える傾向にあることがわかった。departmental bulletin pape
The Days Spent by Nakajima Atsushi Visiting Yosami Village, Aichi
中島敦(1909-42)は格調高い表現,学識,厭世観を特徴とする東京生まれの小説家で(Kodansha, 1993, p. 1038),1951年以後高等学校国語教科書採用の「山月記」(1942)で知られる。夫人の中島(旧姓橋本)タカ(1909-84)は愛知県碧海郡依佐美村(1906-55)の出身である。本稿は敦が1931年と1942年に依佐美村大字高棚字新池(現安城市高棚町)のタカの生家を訪問したとする従前説を検討, 1933年3月と1942年8月であったことを明らかにする。また, 敦の万葉歌「あをみづら,よさみの原」 (7:1287)への関心,敦が依佐美の「無線電信の高い塔が立っている風景」にあったとする1942年8月のタカ回想を紹介する。タカが東京で33歳の小説家を看取ったのは里帰りの4カ月後である。departmental bulletin pape
Dissemination and Continuation of Wheelchair Dance for Children in Asia -Cooperation with Certified Nonprofit Organization,Meaning and Possibility-
アジア圏内の発展途上にある国々においては、障がい児者に対する福祉政策が国の政策の優先順位から見ると下方に位置づいており、障がい児者の健康の維持増進や教育の充実等、あらゆる側面で課題が山積している。本研究は、特にタイとインドネシアの障がいのある子ども達を対象に、認定NPO法人WAFCA(アジア車いす交流センター)との共同で2017年から車いすダンスを提供してきた。その活動を通して、車いすダンスはレクリエーションのみならず、彼らの健康的な生活や社会との関わりに関与していることが明らかとなった。そこで本活動をより充実させていくために、NPO法人との連携によるメリットをさらに明らかにし、活動の可能性を広げていくための具体的方法を再考した。departmental bulletin pape