Nihon Fukushi University Institutional Repository / 日本福祉大学機関リポジトリ
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2509 research outputs found
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Literature Review on Health Literacy of College Students - Supporting Health Management Skills for the Future -
生活習慣予防やメンタルヘルスなど将来を見すえた大学生の健康管理能力の獲得や将来親となる世代に向けた支援など検討するため,大学生のヘルスリテラシーに関する研究を概観し文献検討を行った.「医学中央雑誌」「CiNii」Web 版を用い2018 ~2022 年の5 年間,キーワードは「大学生」「ヘルスリテラシー」としてレビューマトリックス表を作成した.さらに,ヘルスリテラシーの「情報の入手」「情報の理解」「情報の評価」「情報の活用」の4 つの能力や,ヘルスリテラシー獲得に関連する要因を検討した.該当文献数は26 件で量的研究は24 件(92.3%)であった.ヘルスリテラシーの内容は,休養・心の健康づくり7 件(26.9%)が最も多く,次いで,月経・低用量ピル・妊孕力が5 件(19.2%),栄養,食生活4 件(15.4%),子宮がん2 件(7.7%)の順であった.大学4 年間におけるヘルスリテラシーに関する系統的な取り組みや経年変化を調査したものはなかった.大学生の多くは卒業後に社会人となり将来,家庭をもつ可能性もある.生活習慣病予防,メンタルヘルスやプレコンセプションケアなどヘルスリテラシー能力を培う系統的な教育支援プログラムの必要性があると考える.departmental bulletin pape
Transformations in Support Structures through Collaboration with Peer Supporters: Implementing the Wraparound Approach as a Practical Entry Point
本稿は,ラップアラウンドにおけるピアサポーターの役割と意義を再検討し,日本における導入の難しさを現場実践の経験から考察するものである.筆者は児童相談所での実践を通じて,当事者と「共に考える支援」の必要性を痛感し,ラップアラウンドという包括的支援アプローチと出会った.その導入を進めるなかで,不可欠な存在とされるピアサポーターの導入において文化的・制度的な壁に直面した.本稿では,米国における制度的位置づけや実践例を参照しつつ,日本における障壁の構造的要因を明らかにし,支援の枠組みを問い直す視点からピアサポートの意義を提起する.
なお,本稿は,現在進行中のラップアラウンドに関する日米の実践者へのインタビュー調査と並行して,日本における導入の背景と筆者自身の実践経験を省察的に整理したものである.これは,今後行う実証的研究の理論的枠組みや問いの構築に向けた準備的考察であり,日本の支援現場における制度的・文化的条件を再確認することを意図している.departmental bulletin pape
A study on the impact of the outflow of childcare workers from rural areas to urban areas on the reproduction of the rural population, and countermeasures for that problem: Through a survey of graduates of childcare worker training school
保育分野においては,少子化に伴い労働力需要が縮小している地方から,待機児童を抱え保育士等の確保を急務とする都市部への人材の流出が起っている.人口減少地域では,保育施設の人員確保のためだけでなく,若年層の流出により人口の再生産がさらに難しくなるという観点に立って,保育人材の流出を抑制する必要があると考える.
既存の研究において,保育士等の処遇や労働条件に関する問題及び地域格差が指摘されている.筆者による保育士養成校の卒業生に対する調査でも,地元(出身地)での就職か否かにかかわらず,給料や勤務時間等の待遇面が就職の決定に影響を及ぼしていた.また,出身地で保育士の正規職員採用が実施されなかったため,他地域へ人材が流出している例もみられた.これらから,人口減少地域における安定的な保育人材確保のために,市町村を基本単位とし,保育士養成段階から修学支援を実施したり,柔軟な配置基準を適用して継続的に職員採用を図ったり,職員の処遇改善に積極的に取り組むことを提案した.departmental bulletin pape
The Lives of “Lee Jung-seob and Yamamoto Masako”, studied with Chosen School Children –Living in Colony, War, and Division
李仲燮(1916 ~1956 年)は,日本の植民地下に生まれ,アジア太平洋戦争,朝鮮戦争を生き,39 歳で夭折した.植民地,戦争,貧困といった時代背景が,彼の人生に深く影を落としているが,彼を最後まで苦しめたのは何より家族との「離散」であった.この「離散の中で生きる」とは何かを,朝鮮学校の子どもたちと考えた.departmental bulletin pape
Inclusive Childcare and Early Childhood Education in the United States -The Report on Childcare and Early Childhood Education Study Abroad Program-
本稿は,教育・心理学部子ども発達学科保育・幼児教育専修の学生を対象に行った「海外保育研修」の取り組みを紹介し,米国におけるインクルーシブな保育の実際を学ぶことを通して獲得した学生自身の気づきを整理し報告することを目的とする.「インクルーシブ保育」から想起される保育は様々なアプローチがあるものの,そこに通底する理念として,お互いを認め合い,誰もが排除されない保育・全てのアクターが主体として意見表明できる保育の場であることがあげられる.理念を理解し,その実践者になるためには,インクルーシブ保育の場に身を置きその実際に参加することが不可欠であろう.本稿では,第 1 回目研修から得た知見の整理を通して,インクルーシブ保育を学ぶ機会としての海外研修のあり方を考える試論とする.departmental bulletin pape