Bunka Gakuen University

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    サーキュラースカートの裾始末の方法と評価

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    フレアスカートの裾線はカーブ形状となるため、縫い代を折り上げて裾始末をする場合、ねじれが生じ易く、裾上げが難しいという問題点がある。そこで、縫製経験の少ない学生に主眼を置き、裾始末が簡便にでき、デザインに合わせて好みのシルエット表現ができる縫製方法を選択できる指針について明らかにすることを目的とした。本報では、サテン地を使用したサーキュラースカートの裾始末の方法を選定するために、部分縫い試料 12種類を作製した。その中から、作業工程が少なくミシン縫製を主体とした縫製方法を 6 種類選定し、サーキュラースカートの仕上がりの美しさや印象、好みについて明らかにするため、学生と教員の双方から官能検査を行った。結果、フレアが美しい、シルエットが好きでは、奥をまつる方法やバイアステープの始末の方法は評価が高い。しかし、学生と教員では評価が異なる方法があることも分かった。学生指導を行う際は、縫製方法が簡便できれいに仕立てられることを重視しながらも、学生の技量と製作時間を考慮し、学生の好むシルエット表現ができる縫製方法を提示して行うと良いことが確認できた。研究論文Research Paperdepartmental bulletin pape

    文化服装学院円型校舎の形態構成と空間構造に関する研究

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    長きにわたって学校法人文化学園を象徴する建築物であった「文化服装学院円型校舎」は、円形校舎が各地に 相次いで建てられ、建築界を賑わした時代に竣工した。その先駆例は、文化服装学院の前年に竣工した「山崎学園富士見中学・高等学校」であった。富士見中学・高等学校は、坂本鹿名夫の設計による。坂本は以降、数多くの円形校舎を手掛けた。しかし、「文化服装学院円型校舎」は坂本の手によるものではなく、三菱地所の杉山雅 則の設計である。本稿では、坂本による円形校舎と「文化服装学院円型校舎」の形態構成と空間構造を比較する ことにより、その共通点および差異を検証した。その結果、「文化服装学院円型校舎」は、坂本鹿名夫による実 用新案である円形校舎がつくられた時期に、坂本の承認を得て、坂本の考案した円形校舎の利点を取り入れなが ら計画されたものであることが明らかとなった。また、坂本による一連の円形校舎が経済性を追究し、合理性を満たすことを目的とした建築であったのに対し、「文化服装学院円型校舎」は仕上げや設備を高級に設えた象徴 性の追究された建築としてつくられたものであり、両者は設計趣旨のまったく異なったものであることが明らかとなった。研究論文Research Paperdepartmental bulletin pape

    中国人留学生の漢字・書字に対する意識 : アンケートとインタビューをもとに

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    近年、中国からの留学生が急増し、その影響なのか、以前より抱いていた疑問を強く感じるようになった。そ れは「なぜ中国人留学生は文字を、とりわけ漢字を丁寧に書かないのか」というものだ。その答えを探るため、 まず、日中両国の初等教育における漢字・文字教育を概観し、手書きの書字・字形等について、どのような指導 を受けてきたかを比較した。その上で、漢字・書字に対する意識が、日本語を学ぶ際、どう影響しているかについて、アンケートとインタビューにより分析し考察した。その結果、多くが小学校で厳しく指導され、丁寧な書字、筆順の順守を当然と考えていることがわかった。だが、成長するにつれて筆順を忘れ、自己流の書き方に慣れてくると、改めて日本の漢字を学ぶのは小学生のようだと抵抗感を示した学生も多くいた。さらに、既有の漢字知識があるため、「日本の漢字は少なくて簡単だ」と捉えがちで、特に、集中力や慎重さに欠け、成績の芳し くない学生は文字を乱雑に書く傾向があった。漢字・書字に対する意識に個人差はあるが、日中の漢字の差異は学生自身では気づきにくいことも明らかとなり、教師が注意して訂正させることは、今後も必要不可欠であることが確認できた。研究ノートResearch Notedepartmental bulletin pape

    3Dモデルを用いたファッションイラストレーションについて

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    ファッションデザインにおけるデジタル表現技法が幅広く見受けられるようになった現代において、3D表現 の技術が著しく進化している。長編映画や長編アニメーションといった映像から医療をはじめとする様々な業界、 サブカルチャーといった文化にも浸透している。ファッション業界でも3D表現は新素材として取り上げることが増加しており、益々発展していく表現であると考えられる。  本稿ではファッション画におけるデジタル表現と3D表現の特徴を捉え、ファッションデザインの表現方法の可能性を探ることを目的とし、アクセサリー及びファッションイラストレーションの制作を行った。作品ノートWorks Notedepartmental bulletin pape

    「まだ見ぬヴェネチアの心惑わす幻影」 : マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』におけるフォルチュニィとバレエ・リュス

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    バルベックの少女たちはフォルチュニィが発明したような照明を浴びて踊るダンサーへの暗示で描かれる。エルスチールは話者に少女たちを紹介し、フォルチュニィが16世紀のヴェネチアの東洋的なテキスタイルを再現したことを教える。ここにはレニエからの影響が見られる。フォルチュニィのドレスは、アルベルチーヌに関わる描写ではエロティスムと別離の象徴だ。アルベルチーヌのエロティスムと切り離せない曖昧なセクシュアリティは、「サン=セバスチャンの殉教」によって暗示される。同名のダヌンツィオの音楽劇は両性具有を思わせる女優イダ・ルビンシュタインが主役を務めたが、この上演にはフォルチュニィが発明した舞台照明の明らかな影響がある。またプルーストは、バレエ・リュスの演目でルネッサンス期のヴェネチアを舞台にする『ヨゼフ伝 説』とフォルチュニィのドレスを直接関連づける。過去のヴェネチアがバレエ・リュスとフォルチュニィのドレスという芸術の中で甦ったように、アルベルチーヌもまた、話者によって創造される芸術の中で甦るだろう。これが小説中のフォルチュニィのドレスのモチーフである「死と復活を象徴する番いの鳥」が意味することである。研究ノートResearch Notedepartmental bulletin pape

    男性とスカート考 (2)

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    男性とスカートに関する論考への手掛かりとすることを目的として、研究ノート「男性とスカート(1)」 (2019・1)では、「男がズボン、女はスカート」定説の誕生から20世紀前半までの男性用スカート風衣装につい て整理した。引き続き、今回は、1960年代から1990年代の男性用スカートに関する記述に焦点を当てた。  1960年代は、若い男性の衣装は華やかになり、ファッションへの関心を高めていった。ユニセックスファッションも登場し、男性用スカートを提案するデザイナーも登場したが、ファッションアイテムとして認識されるまでには至らなかった。その後、1980年代に入ると新たな男性像の出現とともに、新しいスタイリングで男性用アイテムとして少しずつ社会に受け入れられていくこととなる。研究ノートResearch Notedepartmental bulletin pape

    アングロ・サクソン時代の衣服を表す言葉の一考察 (3) : 『エクセター・ブック』の「不死鳥」の例

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    本学紀要第23集(2015)と第50集(2019)の研究ノートで、『エクセター・ブック』の謎詩における衣服を 意味するwædとhræglが持つ表象を調査した。その中でも特徴的な意味が鳥の詩に現れていた事実を踏まえ、 本論では、同写本の中の長編宗教詩「不死鳥」において、衣服の表象が作品にどのような影響をもたらすかを調査する。  ただし、「不死鳥」という作品は、前半の主人公である鳥が後半の宗教的テーマのアレゴリーとなっているため、不死鳥は鳥として表現されている。従って、衣服を意味する上記2つの語が詩の前半には存在しない。代わりに鳥の「羽」についての描写が多く、それが謎詩では衣服のメタファーとして扱われていると前稿で証明されたため、本論では「羽」の表象を考察することにする。研究ノートResearch Notedepartmental bulletin pape

    ゴールドワークに用いる材料に対する家庭洗濯の影響

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    ゴールドワークは金属的な光沢を持つ材料を用いた刺繍のことで、祭服や軍服、ドレスなどに用いられている が、材料が入手しにくいこと、技術が難しいこと、手入れが難しいという点で日常着に用いられることはあまり ない。そこで、本研究では日常着に広く用いることができるように、家庭で手入れしやすいゴールドワークの条 件を探るため、家庭洗濯による影響と材料について検討した。一般的に使用される材料と代替材料を土台布に刺 繍し、洗浄試験機を用いて洗浄試験を行った。試験は一般的な洗濯機での通常洗浄の機械力(120rpm)とおしゃ れ着洗い相当と考えられる弱い機械力(60rpm)において、洗剤なし、液体洗剤、粉末洗剤を使用し行った。その 結果、120rpmで洗浄した場合多くの材料に湾曲、屈曲、断裂が見られた。一方で、60rpmではわずかに湾曲し ているものもあったが、ほとんど影響がなかった。また、金属製で鋭利な切断面や折り目のある材料は引っかか りやすく変形しやすいが、化学繊維製の材料はほとんど変形しなかった。この結果から、変形しにくい材料は一 度であれば機械力の低い洗浄が可能であり、ゴールドワークの日常着への活用の可能性が示唆された。研究論文Research Paperdepartmental bulletin pape

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