Atomi University Repository / 跡見学園女子大学機関リポジトリ
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<文化・社会>日本在住コリアンにおけるバイリンガリズム -コミュニティの背景と運用上の特徴を中心に-
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青年期女子のうつにおけるパーソナリティと認知の歪み:「新型うつ」と「従来型うつ」との比較検討
application/pdftext本研究では「新型うつ」におけるパーソナリティ傾向と認知的特徴を,「従来型うつ」との比較において検討した。さらに「新型うつ」のパーソナリティ傾向における認知的特徴についても検証した。SDS 自己評価式抑うつ性尺度で測定した「従来型うつ」の得点を従属変数,「新型うつ」に関連するパーソナリティ及び認知的特徴を独立変数とした重回帰分析の結果,「自己優先志向」のパーソナリティ傾向および「推論の誤り」の認知的特徴が「従来型うつ」に影響を及ぼすことが示された。「新型うつ」の症状・心理・行動特性項目得点を従属変数とした重回帰分析では有意な結果が得られなかった。次に「従来型うつ」,「新型うつ」を独立変数とした分散分析を行った結果,交互作用には有意な結果が得られず,「新型うつ」得点のみが高く,「従来型うつ」得点が低い人に「新型うつ」のパーソナリティ傾向が強くみられるわけではないことが示された。さらに「新型うつ」に関連するパーソナリティにおける認知的特徴を検証するために行った重回帰分析の結果,「新型うつ」に関連するパーソナリティの「対人過敏」と「自己優先志向」においては,それぞれに特有の認知的特徴が認められた。本研究では,「従来型うつ」の症状を多く呈する青年期女子には,「新型うつ」のパーソナリティ特徴も多くみられるという結果が示された。departmental bulletin pape
「3タイプのエンカウンター・グループ・シリーズ体験プログラム」の実践と検討
application/pdftext筆者は近年、3タイプ(構成的、半構成的、非構成的)のエンカウンター・グループをシリーズとして体験するプログラムを開発し実践している。そこで本稿では、その実際について報告し、考察を行った。紹介したプログラムは、某団体のエンカウンター・グループを学ぶワークショップで行われた。時間は5時間(10:30~16:30、昼休み1時間)で4パートで構成された。参加者は12名(男女、20代~60代、相互に面識なし)であった。
次のようなことが考察された。①このプログラムの第1の特徴は、1日(5~6時間)で、エンカウンター・グループの3つのタイプについて、認知的・体験的に学ぶことができる。②第2の特徴は、難易度という観点から見れば、このプログラムでは、初級(構成的)→中級(半構成的)→上級(非構成的)と進められていくことから、いわばスモールステップとなっており、参加者があまり無理をせずにグループ体験をしていくことができる。③このプログラムでは各タイプが1セッションだけなので、深まりという点では限界がある。④今回のプログラムでは1日という枠組であったが、数日間、数ヶ月間にわたって展開していくことが考えられる。departmental bulletin pape
女子大学生における自閉症スペクトラム傾向と愛着との関係
application/pdftext【目的】自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder : ASD)は、対人コミュニケーションの質的障害を中核症状とする発達障害であり近年増加傾向を示している。病因は生物学的環境要因と遺伝的要因であるが、養育環境や母親との愛着との関係(市川,2016;岡田,2015)など心理社会的要因の関与も指摘されている。そこで、本研究は、青年期女子を対象としたASD傾向と愛着及び養育環境の関連を調査し、女性のASD傾向をもつ者の理解と支援に役立てることを目的とする。
【方法】女子大学生270名を対象に質問紙調査を行なった。質問紙は(1)フェイスシート(年齢、家族構成、対人関係で困っていること)、(2)自閉症スペクトラム指数(Autism Spectrum Quotient : AQ)、(3)内的作業モデル尺度(Internal Working Model : IWM)、(4)被養育体験尺度(Parental Bonding Instrument : PBI)から構成される。
【結果】重回帰分析の結果、IWM下位尺度のうち「SECURE」はASD傾向に対し負の影響を、「AMBIVALENT」は正の影響を与えており、IWMが安定している人はASD傾向が少ないことが示された。PBIではASDへの影響は示されなかった。IWM下位尺度を階層的クラスタ分析で4型(「安定型」「不安定型」「不安定回避型」「分類不能」)に分け、一要因の分散分析を行った。その結果、「安定型」は他の3型と比較しPBI「CA因子(care:親が養護的)」が高く、「OP因子(over−protection:親が干渉的)」が低かった。被養育体験に関しては、直接的な影響は示されなかったが、IWMを介してASD傾向に影響を与えている可能性が示唆された。
【考察】ASD傾向を生じる要因として、愛着が関連していることが示された。ASDの発症要因に養育環境が関与していると考えられた。departmental bulletin pape
20歳代にキャリアチェンジした中年期女性のライフ展望 ─キャリア・アンカーの検討─
application/pdftext本研究では、20歳代にキャリアチェンジを経験しながら、環境に適応しようとしてきた中年期女性が、現在どのように自己のライフキャリアを認識し、理解するのか。また、今後どのように自己のライフキャリアを展望していくのかを明らかにすることを目的とした。インタビュー協力者は、20歳代でキャリアチェンジ(結婚・出産・育児などにより退職、あるいは転職)をした中年期(40歳代及び50歳代)の女性2名であった。(1)あなたは、現在、仕事をしていますか、(2)あなたは、なぜ仕事を辞めたのですか、(3)あなたは、その時、それについてどのように考えていましたか、(4)あなたは、今、それについてどのように考えていますか、(6)あなたは、どのような将来にしたいですかの5つの質問項目を作成し、半構造化面接を実施した。また、質問項目(5)として、「20歳代に退職し家庭に入った中年期女性」と「20歳代から仕事を継続している中年期女性」をそれぞれ想定した2種類の刺激文を提示し、感想を述べてもらった。計量テキスト分析である共起ネットワーク分析を用いて、中心性の高い語を抽出し、検討した。その結果、各インタビュー協力者より、ライフキャリアを特徴づける「キャリア・アンカー」とみられる中心性の高い語が抽出された。departmental bulletin pape
青年期のアイデンティティとキャリア葛藤
application/pdftext本研究では、女子大学生において、アイデンティティ成熟度と進路不決断傾向との関係性を量的に明らかにすること、および将来への悩みについて質的に検討することを目的とした。調査対象者は、関東圏内のX女子大学大学生189名。アイデンティティ成熟度尺度および進路不決断傾向尺度の質問項目への回答と、将来に対する悩みについて自由記述してもらった。その結果、10%水準で有意にアイデンティティの確立が職業選択葛藤因子に正の影響を与えている傾向が認められた。また、将来を考えるにあたって、1年生よりも2年生の方がより「自分」という主体性が表れる可能性が示唆された。departmental bulletin pape
童話「裸の王様」から考えるリーダーシップ論
application/pdftextEmotional Intelligence Quotient (EQ)は「感じる知性」と訳される。Intelligence Quotient (IQ)が学歴や知能の高さを意味するのに対し、EQ はむしろ感情をコントロールする自制と他者への共感という能力を意味する。特に経済のグローバル化、職場のダイバーシティ化が進展する現在において、会社の経営者や各部署のマネージャーといったリーダーに期待される変革的リーダーシップ(Transformational Leadership)にとって「チームメンバーの感情に働きかける」というEQが不可欠である。リーダーは自分の感情をコントロールし、チームメンバーの感情を正しく方向づける高いEQでもって組織の共鳴を起こし組織としてのIQを高めることが要求される。本論文では、現在のリーダーに加え未来のリーダーとなる学生や新入社員がEQを高め従業員から信頼される未来の真のリーダーになるために、ダニエル・ゴールマンらの「EQ リーダーシップ(原題:Primal Leadership)」を基礎にEQによる変革的リーダーシップの理論をよりわかりやすく解説する。具体的には、アンデルセンの童話「裸の王様」から着想を得てその番外編として試論を展開した。
あらすじは以下の通りである:
天で神様に仕えるエンジェルは、キム教授のもと、リーダーシップ論を修行中の天使。欲に目が眩んだ外界の立て直しを行うため、総理大臣として中世のマネー王国に派遣される。そこでエンジェルは、ビジョン型リーダーシップを発揮し、数人の仲間とある計画をたてる。果たして、エンジェルはキム教授から伝授された数々のリーダーシップ構成要素を活かし、マネー王国を立て直し、無事に天に帰ることができるのだろうか。departmental bulletin pape