National University in Kyushu. Education and Humanities / 九州地区国立大学教育系・文系リポジトリ
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A proposal for demonstration experiment by liquid nitrogen:Levitation of a ping-pong ball.
application/pdf我々が演示実験の一環として行っている液体窒素を使ったピンポン玉の空中浮揚実験について紹介する. PETボトルの中に入っている液体窒素をボトルの外側から水道水で温めると,窒素気体となって,ボトルキャップに取り付けられたパイプから勢いよく吹き出る.この気流の中へピンポン玉を入れると,ベルヌーイの原理によって,ピンポン玉は空中に浮きあがった状態になる.これまでの出張授業や公開授業の経験に基づき,この演示実験を行うにあたってのコツと注意点について記述する.本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。journal articl
A study of Japanese seal engravers: on Shohei Yamada’s engraving tools and materials
application/pdf日本や中国における印章や印人の史的考察や作品研究、、主として高芙蓉研究、並びに彼を祖とする芙蓉派の一系譜と目される、源惟良、小俣蠖庵、福井端隠、山田寒山、山田正平等の事跡の調査・研究と作品分析、そして印学の継承とその発展を探ることを課題としてきた。\
本稿は、その研究の一環にあり、昭和時代を代表する篆刻家山田正平(1899~1962)における、彼が使用した用具・用材を紹介する。また、山田正平・会津八一・山田寒山などの資料・文献に基づき、彼の用具・用材観を探るものである。尚、本稿は、熊本大学教育学部紀要(第65号、2016年12月)に執筆した拙稿を基に、写真図版を追加し、拙著に収録したものである。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
Guanxi & Xiangfa as Analytical Perspective for Chinese Culture
application/pdf中国社会の構成原理・行動原理を「関係」(guanxi)に関連づける解釈する論議が広くみられる。本稿はその社会構成上の重要な意味を承認しつつも、その根底にある「想い」(xiangfa)の意義を分析することによって、中国文化、中国社会の行動原理をより深いとこで捉えようと努めている。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
スタンダールからホフマンへ -1845-1846年に発表されたボードレールの三つの詩篇について-
application/pdf19世紀のフランス詩人シャルル・ボードレールが1845年と1846年に発表した三つの詩篇、すなわち「植民地生まれの女に」「悔い改めぬ者」「あるインドの女に」に焦点を当て、発表に慎重な詩人がなぜこの三篇を選んだのか、その意図を1845年から1846年当時のボードレールの芸術的関心事のなかで、さらに特にボードレールが影響を受けた二人の芸術家、すなわちスタンダールとホフマンの芸術観との関係で浮かび上がらせたもの。美の相対主義の点でスタンダールに多くを学びつつも、ホフマンの神学的観点により深い共感を示すことで、ボードレールは自らのロマン主義理論をこの三つの詩篇のなかにおいて実作として示した。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
The Solution of Formation of the Self-identity of the Autism Spectrum Child with Disabilities and Development of the Support Approach of the Developmental Relationship
application/pdf「自分はどうみられているか」、他者との違いが不安になる自閉症スペクトラム障害児の学齢期は発達的に重要な時期である。現在、自閉症スペクトラム障害児への支援として社会適応のスキルの獲得を目的とする訓練は多く見られるが、障害の中核とされる「他者との関係性」の発達的課題を基盤とする「私とは何ものか」を問う、「自己同一性の形成」の解明に真正面から取り組む研究や学齢期の心理的安定を支援する方法の研究は極めて少ない。そこで浦崎ら(2011)は学齢期の心理的安定をもたらす「他者との関係性」を基軸とする「関係発達的支援」を行ってきた。そして現在、支援体制の充実と複数の支援事例により「自己同一性の形成」の過程を整理する段階に研究が進んできた。そこ\
で本研究では「自己同一性の形成」の過程の解明および「関係発達的支援」における学齢期の支援方法やその効果を詳細に検討し、「学齢期の関係発達的支援」の開発を目指した。その開発には多様な実践事例を検証すること、学齢期のみに限定せずに幼児期や青年期も含めた他者との関係性の支援法を検討すること、支援の場における状況や文脈をも視野に入れた関係発達的支援の方法を検討すること等の今後の課題の解決を目指すことが必要となる。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
Recognition of Residential Workers to Consider of Lifestyles of Persons with Autism in the Facility for Disabled
application/pdf障害者支援施設において生活支援員は、自閉症児者に対して様々な配慮をしながら支援をしている。自閉症児者の過ごし方への配慮に対する生活支援員の認識を明らかにすれば、生活の質を高める支援に繋がるものと考えられる。このため、本研究の目的は、障害者支援施設における自閉症児者の過ごし方への配慮に対する生活支援員の認識について明らかにすることとした。生活支援員を対象として、自閉症児者の過ごし方への配慮に対して意識する度合いを問う、独自の質問を記載した質問紙票による調査を実施した。得られた404名からの有効回答を分析した結果、生活支援員は自閉症児者の過ごし方への配慮に対して、「有意義な過ごし方の促進」、「情緒の安定の促進」、「社会性の向上の促進」、「他者との交流の促進」、「身体活動の促進」の5視点から捉え、この順に関心を向けていると考察された。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
The "success" of Phan Chánh : The birth of Vietnamese silk painting and its ambiguity
application/pdfいわゆる「ベトナム絹画」は、フランス統治下の 1930 年に、インドシナ美術学校の第一期生、グエン・ファンチャンが確立したと言われている絵画ジャンルである。それは、職工の作品ではなく、個人の名が記された絹画であり、従来とは全く異なるテーマや技法からなる。このベトナム絹画の誕生は、通常、ファン・チャン個人に結び付けられて語られてきた。だが、ベトナムの絹画が、どのような状況の下でフランスに紹介され、どのような運命を辿って成功に至ったのかは明るみにされていない。本稿は、新資料を用いつつ、ファン・チャンのケースを通し、ベトナム絹画がフランスにおいて誕生・成功した過程を明らかにしようとするものである。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.5, No.1(2017/9)に査読を経て受理された。journal articl
Lessons as Critical Studies of Social Decision-Making in the Secondary Social Studies Education: Critical Studies of Different Social Decision-Making based on the Same Value
application/pdf筆者はこれまで,社会科授業の改革をめざし「社会的意思決定批判学習」の重要性を論じてきた。これは,多様な可能性からの選択・決定によって社会が形成されることを重視し,市民的資質育成への関りを大きくしつつ,一方では,実際にみられた社会形成を認識対象とすることで,意図的計画的で確かな社会認識形成もめざすものである。ただし,この改革論は十分に論じ尽くされてはいない。そこで本小論では,これまでの研究を整理しつつ,未だ論じられていない「同様の価値にもとづく異なる社会的意思決定の批判的研究」を行う授業に注目して,そのあり方を論じた。そして,高等学校地理学習の小単元「言語政策」を開発して具体的な形で提示し,こうした授業の実現可能性と有用性を実証した。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。journal articl
Effects of School-Based Cognitive Training on Academic Achievements and Higher-Order Cognitive Abilities
application/pdf認知トレーニングとは,日常の学習や仕事の効率を向上させるために,注意力や記憶力などの汎用的認知能力を直接的に鍛えることを言う。本研究では,学校における学習活動の一環として実施される認知トレーニングが,生徒の学業成績および高次認知能力にどのような影響を及ぼすかを調べた。具体的には,長崎大学教育学部附属中学校で開発され,同校で日常的に実施されている冊子型の認知トレーニング教材BESTの効果を実証的に検討した。1年生143名をBESTあり条件(トレーニング条件)とBESTなし条件(コントロール条件)に分け,2か月間のBESTへの取り組みが実力テストの成績に及ぼす影響と3か月間のBESTへの取り組みが知能検査課題の成績に及ぼす影響を調べた。その結果,数か月間のBESTは,実力テスト成績および知能検査課題成績の両方に特に有意な影響を与えてはいないことが示された。したがって,本研究ではBESTが生徒の学習効率や認知機能に何らかの良い影響を及ぼしているかどうかは不明だと言わざるをえない。最後に研究実施方法の問題点と今後の研究の方向性について考察した。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。journal articl
An empirical analysis of cost efficiency in Japanese municipalities
application/pdf自治体経営を評価する際には、収支バランスとともにコストに対してアウトプットが効率的に生み出されているかというcost-efficiencyが重要となる。そこで本稿では、多段階モデルアプローチを用いて都市自治体における行政全般の効率性を計測し、自治体を取り巻く環境や財政状況が効率性に及ぼす影響について検証した。その結果、①人口動態や物価といった環境の違いが効率性に影響を及ぼしており、自治体経営を評価する際には環境要因を考慮しなければならないこと、②財政力が強く地方交付税や補助金の歳入に占める割合が大きい自治体ほど、行政効率化に対する取り組みが疎かになっていること、③市町村合併によって効率性が高まるが、日数が経過するにつれて効率化の効果が弱まっていくことが明らかになった。行政効率を改善するには、財政規律を高め、国からの財源移転に影響されない行政運営を行う必要性があることを示している。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。journal articl