Kagoshima Women's Junior College Repository / 鹿児島女子短期大学リポジトリ
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Verification of the Care Work Training in School as a Substitute for a Practical Training in the COVID-19 Crisis
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い,介護実習Ⅲ及び介護実習Ⅰ-①を学内実習に置き換え実施した.本稿では,学内実習をどのように準備し進めたかの経緯を示すとともに,学内実習は学生の学修を十分に保障することができたのかを検証した.結果,学生は慣れた環境下で進められたことや想定範囲での実習展開ができ,緊急的及び感染予防という観点から不安が少ない状況下で適切な学習ができた.また,スケジュール化した実習計画の提示は,学生自身は何を学ぶかに注力でき,実践と学びとを関連づけやすかった.2年生においては,介護現場での実習と比べ緊張感の低下があったことや利用者理解の不足,主体的な学習ができなかったと感じていること等が分かった.合わせて,リモート学習の活用の可能性を導きだせた.今回のような緊急的な事案が生じた場合,科目担当教員のみならず,関係する委員会や部署との連携は学生が安心して有益な学習ができる点で必須である.departmental bulletin pape
"Instruction Method of the Process of Long-term Care" in the Certified Care Workers Training Curriculum ~ Focusing on the Development of the Assessment ~
介護福祉士は「利用者の望む生活をどのように支援するか」を,客観的で科学的な根拠に基づき実践することが求められている.そのために,介護福祉士養成課程には「介護過程」を学ぶ授業に力点が注がれている.この介護過程とは利用者の思いをくみ取る思考過程のことであり,授業では事例を通じて学び,介護実習では実際に担当する利用者に対し,今まで学んだ専門的な視点からアセスメントを行い計画立てて実践し,評価をしながら展開することになる.学生たちは,このアセスメントの段階で多くの項目を聞き取る必要があり,それらから課題の抽出を上手く行えないケースが目立っていた.この思考過程をなんとかスムーズに学ばせることができないか,介護福祉士養成施設の多くの教員が指導方法に苦慮している現状である.そこでわれわれは,アセスメントシートに焦点を当て,試行錯誤をしながらシートを作成し,実際に事例を通じた学習に取り入れ,施設介護実習時には使用できるよう指導してみた.すると,以前に比べ学生達は自らの力で,対象者の生活課題を明らかにすることが出来ていた.departmental bulletin pape
Examination of digital archive for succession of food culture: Case of designing a Kagoshima local cuisine recipe site
地域における様々な固有の文化は,経済活動のグローバル化とともに継承が難しい状況になっている.特に食文化や祭りなどは建築物と異なり,時間軸とノウハウを記録する必要があり,どのようにアーカイブしていくかが課題となっている.
本報告では残る課題として,時間的・地理的な制約を超えて食文化の情報にアクセスでき,継続的に情報を蓄積しうる情報アーカイブシステムについて,郷土料理レシピサイトを構築した事例について述べる.departmental bulletin pape
Initiatives by all teachers in teaching Kindergarten Teaching Practice I
幼稚園教育実習Ⅰ指導の体制について,これまで実習担当者とホーム指導教員のみで行っていたものを,令和元年度は児童教育学科所属の全教員で分担して指導することを試みた.本稿は,個々の学生の実習事後指導におけるアンケートの結果,また指導を行った教員のアンケート内容を分析し,今後の実習指導の在り方について,検討を行った.養成校として学生が実習で何を学び,何を課題として持ち帰ってくるかを基に実習指導として教員が何を指導していくのか,全教員による共通理解を図り行っていく必要性が示唆された.departmental bulletin pape
A Research on Issues and Prospects of Traditional Japanese Culture Education( Ⅰ): From an Example of “Noh” Education at Kagoshima City Junior High School
In this treatise, we considered measures to promote traditional Japanese culture that is on the verge of disappearing.
Generational changes and lifestyle changes put traditional Japanese culture at risk of survival.
In terms of ensuring cultural diversity, this situation cannot be neglected. Therefore, this paper confirms the outline of traditional Japanese culture-related legislation, point out its problems, and takes up the attempt of traditional culture education in public junior high schools as a place to spread and enlighten traditional Japanese culture, and discusses its issues and possibilities.departmental bulletin pape
鹿児島県における幼児の発育・発達に関する研究 : 意図的な運動遊びが幼児の運動能力に及ぼす影響
本研究では、鹿児島県内のこども園における約1年間にわたる意図的な運動遊び(サーキット遊び)の取り組みについて、身体の発育や運動能力への影響など明らかにするとともに、運動遊びを通した子どもたちの変化や保育者の意識や行動の変容などについて明らかにしていくことを目的とした。年長児を研究対象として、文部科学省の推奨する幼児の運動能力測定項目のなかから、往復走、立幅跳、ボール投げについて5月、11月、2月に記録測定を実施した。その結果以下のことが明らかとなった。1)1年間の子どもの身長や体重など身体の発育は、これまで報告されている発育量とほぼ差がみられないことから、運動遊びによる発育への影響はみられなかった。2)走動作(往復走)、跳動作(立幅跳)については5月から翌年の2月にかけて記録の向上がみられ、また運動能力得点も大きくなり運動遊びの効果があったとみられる。3)投動作(ボール投)については5月から翌年の2月にかけての記録の伸びは低く、運動能力得点も低下する傾向がみられた。4)1年間の運動プログラムを通して、子どもは、例年と比較して積極的な外遊びや同年齢間の大きなグループでの遊びの展開ができるようになっている反面、異年齢間の遊びや交流が少なくなっていた。5)1年間の運動プログラムを通して保育者も積極的に子どもの遊びに参加できているとともに、体育専任教師や年長組の担任同士の連携がとれるようになるなど、意識や行動に変容がみられた。departmental bulletin pape
A Case Report of Traumatic Radioulnar Synostosis on a Medieval Cremated Human Skeletal Remain
南九州市清水摩崖仏群線刻宝篋印塔(番号4)の納骨穴に1体分の中世期の火葬骨が納められていた。その左前腕部に骨折の治癒痕が認められた。左橈骨近位1/3部分の骨折により左橈骨近位骨片の下部が前方に突出した状態で治癒している。左橈骨の骨折部から尺骨側に仮骨が延び、結果的に近位骨片と遠位骨片、尺骨が架橋(癒合)しており、外傷性橈尺骨癒合症と診断される。departmental bulletin pape
Research on creating purpose of life for the elderly and preventing cognitive decline
学習や社会参加を積極的に行える高齢者は、厚労省の統計情報1)や白書から約2,924万人ほどと推測できる。これらの高齢者は、高学歴化が進行した世代と言われている「団塊の世代」が多く含まれている。そしてこうした、彼らの認知症予防は、緊急課題だと考えられている。そこで、本研究では、高学歴化する高齢者(以下、高学歴高齢者)の認知症予防を目的とした生涯学習教材の開発に向けての基礎的な考察を行った。具体的には、高学歴高齢者10人に対し、大学生に求められる基礎的な教養の習得を目的とする教材を学習してもらい、その後に教材に対する意見や感想を求めるアンケートを実施した。そこから当該教材をどのように改編することで、高学歴高齢者が生きがいを感じつつ脳を活性化することができる教材ができるのかを検証した。その結果、設問の量や難易度を見直すことで、認知症予防に貢献できる教材となり得る可能性が示唆された。departmental bulletin pape