Kagoshima Women's Junior College Repository / 鹿児島女子短期大学リポジトリ
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    沖永良部島イクサィヨー洞穴遺跡第5次発掘調査速報

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    本稿は鹿児島県大島郡知名町イクサィヨー洞穴遺跡の第5次発掘調査の調査成果速報である.海食崖側洞口調査区の石棺内に仰臥伸展葬の1体の人骨(男性・壮年)が埋葬されていることがわかった.この人骨は右手首に貝輪を着装している.石棺内でサンゴ石や貝小玉および仲原式の土器片を検出した.また,新たに3つのトレンチ(4・5・6トレンチ)を設定し掘り下げを開始し,5トレンチからは人骨が出土し始めている.余多川側洞口調査区の2023-1号墓の再葬人骨を墓中の土器片とともに今回の調査で取り上げた.departmental bulletin pape

    数学教育における個別最適な学びに関する研究―個別最適化する主体の体系的整理を通して―

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    本論文では,日本の教育制度における伝統的な一斉授業の限界を指摘し,数学教育を通じた「個別最適な学び」の可能性について探究する.一斉授業が日本の近代化を支えた反面,現代社会で重視される多様性への対応力が不足しており,その限界が指摘されている.これに対し,個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実が提唱されるようになり,その背景を教育哲学の深まり,ICT教材の出現,コロナ禍における新たな教育の模索という3点をもとに考察した.また,「自由の実現」と「相互承認」の哲学的基盤を紹介し,学びの主体性を重視する教育実践事例を示しつつ,個別最適化の意義を考察した.最後に,AI型教材,教員,生徒という3つの主体による学習最適化の事例を分析し,個別最適な学びのあり方について検討した.departmental bulletin pape

    介護人材確保に対する方策と課題

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    本研究では,介護人材確保に対する方策を提案している先行研究について,ミクロ,メゾ,マクロからみた介護人材確保に対する方策に整理することにより,介護人材施策の課題を明らかにし,さらに2007年以降の介護人材確保施策に対する課題を明らかにしていくことを目的とした.その結果,ミクロレベルとしては,介護人材の質の向上,メゾレベルとしては,労働環境の改善,キャリアパスの構築,機能分化の推進,マクロレベルとしては,行政の主体的かつ積極的な介護人材確保の取り組みが示唆された.また,近年の介護人材確保は①介護職員の処遇改善,②多様な人材の確保・育成,③離職防止・定着促進・生産性の向上,④介護職の魅力向上,⑤外国人材の受入れ環境整備があるが,これからの介護人材確保の取り組みは,介護人材を確保することだけでなく,高齢者自身も極力要支援・要介護状態にならないように介護予防に取り組み,地域は要支援・要介護高齢者を見守るシステムを構築することが求められていることが示唆された.departmental bulletin pape

    小学校1・2年生の音楽科における音楽づくりの日英比較と展望―教科書教材の比較を通して―

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    本研究は,イングランドと日本の教科書教材を比較し,日本の初等音楽科教育において求められている創造性の育成の可能性を探った.イングランドは早い時期から音楽づくりの活動を重視してきた歴史があり,筆者のこれまでの研究によると,日本の音楽づくりの活動とは異なるアプローチをとっているように思われる.今回は小学校1年生,2年生にあたる学年の音楽の教科書教材比較を行った.その結果,イングランドではイメージを持ち「表現する」経験を積むことに重きを置き,日本は知識や技術をベースに「つくること」に重きを置いていた.また,音楽づくりをする元となるものが,イングランドは「イメージすること」,日本は「知識・技能」であることも見えてきた.このような両国の異なるアプローチは,小学校3年生以降も異なる傾向が強いのか,それとも近づいていくのだろうか.今後は,これらを解明し,日本の音楽科授業における音楽づくりのアプローチのあり方について探求する.departmental bulletin pape

    研究活動報告(中扉)

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    執筆者 ・ 紀要編集委員 ・ 奥付

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    地域住民の医療・介護に対するイメージと考えについて―大島郡与論町でのワークショップから―

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    離島で医療的ケアの必要な対象者の在宅生活の支援を通し,在宅介護を行うためには,多様なケースに対応できるために住民が医療・介護についてどのようなイメージや考えを持っているか把握する必要があると考えた.そこで,本学学生と住民でのワークショップを開催しその内容を分析した結果,現在の与論町における医療,介護に対して十分ではないと考えているうえで,情報の発信,知識の獲得や専門職やサービスの充実を期待しておりそのために何が必要であるか考える機会になったといえる.このことを実現するためには,各専門職種がそれぞれの果たすべき役割を明確にしておく必要性を示唆できた.さらに介護福祉士は,心身の状況に応じた介護を行うことおよびその者と介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者である.生活を支援する専門職種としてその人の状況を的確にアセスメントし,必要な支援の提供を行いながら介護者の育成も行う必要があるとした.departmental bulletin pape

    研究活動報告(2024年1月~2024年12月)

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    助産師が感じる地域母子の現状と行政の事業に関する課題 ―家庭訪問事業を実施している助産師への調査から―

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    研究目的はA市の家庭訪問事業を受託している助産師に対して質問紙調査を行い、望ましい地域母子保健や母子支援を考察することである。助産師25名のうち、14名の有効回答を分析した。年齢は30歳代から70歳代で、助産師としての経験は平均29.5年、家庭訪問経験は平均18.4年であった。母親の育児に関する困難感で一番多かったものは「育児不安」で、次いで「直接母乳困難」と「育児に関する支援者不足」が同数、次が「母乳分泌不良」であった。また、全員が家庭訪問から継続支援につなげたケースがあると回答し、事由には「育児不安」が最も多く、次いで「育児に関する支援者不足」、「心理的疲労感」と続いた。必要な支援システムについては、現行の行政の支援事業の拡充の記述が多く、助産師は現行の母子支援は十分でなく、継続的なケアや支援につなげるシステムの拡充が必要と感じており、その実施者として地域助産師を活用してほしいと考えていた。departmental bulletin pape

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